どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

車いす・5

2011-07-06 20:35:28 | インポート
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車いすでほぼ毎日買い物に行く。往復1、6キロぐらいだ。初めは20分ほどかかったが、現在では片道10分から15分でゆけるようになった。たまに寄り道して2キロ程度。先日ちょっと遠出して往復3キロほど動いた。帰り道かなり無茶して走ったので、次の日体がだるくてしょうがなかった。
少し腕と胸の脂肪が落ちたような気がする。松葉杖とあわせてけっこういいトレーニングになっている。
車いすは便利だと思って使っているが、だんだん問題点も解ってきた。まず重症だと思われてしまう事。近所は老人が多いせいか両足大腿骨骨折とか、骨盤の骨折かと思われている。不思議な事に50代の男性なら、腰のヘルニアと考える事。これはかなり多い。
なので松葉杖で歩いていると、よかったですね~と声をかけられる。逆に車いすで歩いていると悪化したんですかと、心配そうな声がかかる。あと人によるが、どうも車いすに乗っているというだけで死とか穢れみたいなものを連想するみたいで、話していて微妙に距離がある。
これが車いすを誰もが選択枝に考えず、松葉杖でがんばる理由なのだと気がついたのは最近だ。医者から長期戦になると予告されているので、何も考えずに車いすを選択したのだが、世間の目は考えていなかった。
両手が開くのは、すばらしい事なのだが。


骨折・45日後

2011-07-06 00:07:08 | インポート
骨折してから45日が経った。腓骨はかなりしっかりつき始めている。問題の頸骨はつき始めているが、まだ弱いそうだ。それでも体重の3分の1を右足にかけるトレーニングにオッケーがでた。どうするのかと言えば、松葉杖と右足を同時に前に出して歩くだけだ。それだけでも松葉杖で歩くのがかなり楽になる。そして早くなる。おまけに左足にほとんどの体重を乗せた状態で、両足建ちが出来る。両手が使えるのでかなり自由度が増した。
しかしだ、私が遠慮がちだからかもしれないが医者と話す時間があまりにも少なすぎる。少ない時間の中医者は処方だけで手一杯で、こちらも自分の状態を把握するのに精一杯だ。
実はこれでいろいろあるのだが、どうも自分は体内で消える糸が消えにくい体質らしい。この問題も話す時間がもう少しあればなんとでもなったのだが、あの外来診察の凄まじさをみればその気も失せる。
思えば、入院中ですらあの激務に蹴倒されていたものだ。とはいえこの外来は完全予約制なのだが、それでも時間がほとんどない。今回の外来で、骨折部位から派生したヒビがある事を初めて聞いた。これがよくわからない痛みの原因なのかとようやく解った。なおこの治療の場合の優先順位から言ったら低いので、医師が話さなかったのは理解している。私の主治医は、大雑把で声がやたらデカイが真摯なのは確かだ。
今度の外来では、聞きたい事をメモして持って行くようにしよう。
さて、こんなそんなも医療に余裕が無いからなのだが、そもそもこうなったのは医師会が医師過剰を言い始めた過去がある。これで医学部の定員が削減された。これは文科省にとっても予算上都合が良かった。次に誰もが解っていた事なのだが、高齢化社会だ。これで医師が不足する。更に医師の激務だ。医者になるなら証券会社に入った方がいい。医療過誤保健もそうとうな重圧だ。おかげで小児科医が激減した。
隠れているのが消費税の問題だ。医療は消費税無課税だが、仕入れているものはすべて消費税がついている。この分の差額は業者に対して価格を下げさせたりして対応してきたと思うが、消費税が10%になれば業者も対応出来なくなるだろう。消費税が上がった場合、地域医療に今まで以上の税負担がかかるだろう。個人医療も凄まじく影響を受けるだろう。
頭がいい人が果たしてそんな未来に身を投じるだろうか?このままでは医師になる人がますます減るだろう。