どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

松本復興大臣

2011-07-05 13:46:01 | インポート
さて9日間で重要な大臣ポストが空白になった。松本復興大臣の辞任だ。
岩手・宮城の両知事に対しての暴言が理由だが、この程度の暴言は世の中いくらでもある。特に親分肌の中小企業のオーナーなんかが初対面の人間を値踏みするときによく使う方法だ。初めは嫌なやつだと思うが、このジャブをかわしきり、チクッとやると互いにいい関係になれる。
多分この暴言には、そんな所もあるのだろう。だからこそ彼は選挙に勝って国会議員になれるのだろう。
私は暴言は確かにひどいと思う。しかし一番ひどいのは、辞任した事だ。暴言は暴言で、今後いくらでも回復出来るだろうし、暴言を吐くほどのエネルギッシュな人物なのだろうから仕事もやるだろう。
私はこの辞任に対して、相当疑っている。本当はいやいややらされて、東北にくる前にはもうやる気がなくなって、もの凄い暴言になったのではないか。もしくは止めるつもりであんなパフォーマンスをしたのではないか。大体被災地で岩手県知事とあった時、サッカーボールを持ち出してキックオフだという感覚はどうも信じがたい。(岩手県なら新日鉄釜石に敬意を表して、ラグビーボールにするべきだとも思うが。)パフォーマンスそのものが問題だ。
元々就任の時から相当キナ臭かった。初めての会見でサングラスをして現れるとか、民主も自民も公明も嫌いだと言い放ったり、復興対策室をチーム・ドラゴンといったり、なんか支離滅裂だった。
辞めるために大臣になったのかと思う。もしそうだとすれば、それこそが東北に対する侮辱だ。
なお彼にとって幸いだったのは、福島の知事に会っていなかった事だ。九州の彼が福島であの暴言を吐いていたら、ただでは済まなかったろう。政治生命が完全に下りていたかもしれない。