私個人も例に漏れず、音楽を聴く方法が多様化してきまして、
Apple Music、Amazon MusicやYouTubeなどをワイヤレススピーカーで飛ばしてなんとなく聴いているという日常。
チェック聴きのつもりでいてそのまま聴き続け、なんとなく満足して次の音源へ。
という繰り返しでCDは本当に買わなくなってしまった。
良いのか悪いのか。
そんな中、購入の意味はなんなんだろう?
所有欲、もっと良い音で、それからミュージシャンへの感謝、でしょうか。
このMehldauのソロもApple Musicで聴いているうちに結局買いそびれたのですが、
迷いながらも上記の理由で購入。
迷いとは。
Mehldauのソロは素晴らしいのはわかっているのですが、今までもソロライブは出していていることもありおおよそ見当がついていて。
それと長尺の演奏はほとんどダイヤグラムを見るような印象があり、これが4組となるとしんどいかなと。
テーマの歌は素晴らしいがソロになると同じ展開にはまっていくHerbieのような印象だろうなと。
しかし一曲一曲は素晴らしい。そうやって聴こうかと思いました。
決定打はJohn Boyが超大好きという(笑)。
これをちゃんとCDで聴きたいために買いました。
Waltz for J.BやHollandみたいな微妙にゆがんだ作風も大好きです。
オーディオ的にも気持ちがいいですね。
録音が良いですし、Mehldau本人の鳴らすピアノの音が最高です。
この人が出てきた後、ジャズピアニスト達のピアノの鳴らし方が変わったとすら思っています。
特に左手の中音域の鳴りが中毒性がありますね。
本当はこの演奏の熱量からしてLPで片面ずつ聴くのが極上な気もしますが、それは色々贅沢すぎるのでいずれということで。
それからCDのミニボックス仕様のパッケージ、結構気に入っています。
Brad Mehldau / 10 years Solo Live
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Brad Mehldau-piano
2015年作品