結構前の話ですが志村けんがお茶の間に戻ってきた頃思ったこと。何事も継続することで最終的に人々に認められるようになるということ。継続すること自体の説得力というのを学びました(マジ)。
スピッツ。永遠の少年。微妙な年齢を過ぎて更にファン層を広げている気がします。
私個人、海外の方に「日本のポップス教えて下さい」と言われたらスピッツを勧めると決めている(残念ながら聞かれたことナシ!)。フォークミュージックの延長にあって、もう一歩でみんなのうたになりそうな音楽性はかなりのジャパンオリジナルに感じられるはず。
なにより「ポップス」に対するスタンスが好きです。
ポップスをポップスとして、それ以上のものを乗っけていない感じがいい。ポップスに入り込んで変に熱くなるんではなく、ポップスはポップス、楽しく格好良く親しみやすく、という感じが。音がロックっぽい曲でも精神はポップスかなと思います。
それでいてバンドの軸がしっかりしているし一過性の音にはなっていない。初期の頃からそうですが、可愛い音の割に意思は硬派です。
バンド名も「吠えても所詮飼われている」と皮肉ったものらしいが、かなり粋だと思ってしまう。長いキャリアのはじめからわかってやってるんですかね。この辺りが歳を重ねても破綻しないポイントかもしれませんね。
ところでスピッツを初めて聴いたのは大学でジャズにはまった後です。きっかけはジャズ研の後輩が皆聴いていたところから。それからずっと付かず離れずフォローしてます。この辺はTSUTAYAで借りられるんで買うことはないんですが、偉大なる継続に敬意を表して(大袈裟)スピッツだけは買い続けています。
作品の中身は基本的には今までと変わらずですが何の不満もないです。美声も変わらないなぁ。
お好み度:●●●●● ●●○○○
1. ビギナー
2. 探検隊
3. シロクマ
4. 恋する凡人
5. つぐみ
6. 新月
7. 花の写真
8. 幻のドラゴン
9. TRABANT
10. 聞かせてよ
11. えにし
12. 若葉
13. どんどどん
14. 君は太陽
2010年作品