城下に時刻(とき)を知らせるといっても、時計のない江戸時代、どうやって時刻を知りえたのか。
現代では、太陽暦が明治5年11月1日より採用されており、一日24時間何時何分となっている。時刻は、時計を以て知ることができる。
太陽暦が採用される以前は、旧暦(太陰太陽暦)で、月の動きに基づき、1ヶ月の日数が決められ、太陽の動きに基づき、昼の長さ・夜の長さが決められた。
昼は、日の出頃~日の入り頃迄、夜は、日の入り頃~日の出頃迄。
その昼の長さ・夜の長さをそれぞれ6等分し一刻(いっとき)とした。
当然、夏の昼の一刻は長く、冬の昼の一刻は短い。
季節により、一刻の長さが異なるということ。
…となると太鼓を叩くタイミングもなかなか難しい。
城下に暮らす人々に時刻を知らせる大事なお役目。
うっかり忘れたとかは、許されそうにない。
太鼓門の役目は結構重い。
平成26年5月撮影。
→重要文化財 丸亀城 大手一の門9~一日の始まり
←重要文化財 丸亀城 大手一の門7~太鼓門
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