
宇多津町にある「厄除けうたづ大師郷照寺」の鐘楼だ。
江戸時代に釣鐘が割れて鳴らなくなったので、鐘の材料として富熊村の庄屋さんとあるお爺さんが川津の山にあるたくさんの銅鏡を運んでくれたという。お爺さんにお礼を言おうとした時にはその姿なく、銅鏡が川津にあった事から、きっとお爺さんは、春日の明神様の化身だったのだろうと噂したという。その銅鏡を材料に鐘を鋳造したところ、鐘の音は遠く本州迄聞こえたという。
川津とは、現在の坂出市川津町で、常山に春日神社が鎮座する。そしてその近くに川津茶臼山古墳があり、三角縁神獣鏡(魏鏡)が出土している。川津の山にあったというたくさんの銅鏡とは…?
郷照寺の鐘は、歴史的価値ありとの事で、戦時供出されずに現在も音を響かせている。
平成26年3月撮影。
→郷照寺からの風景【宇多津町】~宇多津の塩田
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