へびのように賢く、はとのように素直であれ

いつの頃か、偽善が世の中に満ちている。偽善は見破らなければならない。へびのように賢く、はとのように素直でありたい。

FRB監視強化法案が下院で可決か?!

2009-11-27 19:04:07 | Weblog

まさか本会議では無理だろう!!
もしも、通過すれば、CHENGEが現実化?!
阻止に躍起も無理はない。



 もし、通過すれば、1913年以来のCHENGEである。


 米下院金融委、格付け会社の規制強化法案を可決


10月29日11時59分配信 ロイター

 
 [ワシントン 28日 ロイター] 米下院金融委員会は28日、格付け会社の規制強化法案を可決した。格付け会社は、世界的な金融危機のきっかけとなった問題を見過ごしたとして幅広い批判を浴びている。


 同法案は金融委員会で民主、共和両党議員の支持を得て賛成49、反対14で承認された。今後は下院本会議に送付され、来月には採決が行われる見込み。》



 現在、下院金融委員会は可決している。本会議通過の見通しが立っている訳ではない。一種のガス抜きのジェスチャーかも知れないし、楽観できる話ではない。諸悪の根源は中央銀行制度にあることは判っている。


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 その中央銀行が、政府のコントロール下になく、国際寡頭金融資本にあることがその理由である。それを正面切って物言う者は少ない。物言えば、陰謀論者の烙印を押されるのを恐れるからだ。


 中央銀行設立に反対したリンカーンも、第16代大統領エブラハム・リンカーンも第20代大統領ジェームズ・ガーフィールドも暗殺された。ケネディーは大統領行政命令11110号にサインし、連邦準備銀行の役割を制限したために、暗殺された。この見方はほぼ正しいだろう。


 もし、下院で可決し、上院で追認されオバマ大統領が署名すれば、世界は本当にCHENGEに向かうかも知れない。それはほぼ絶望的だと考えざるを得ない。


 まあ、希望的観測をしたまでであるが.........。 

【転載開始】

巨大金融解体、議会は本気 ウォール街ロビイスト、阻止に躍起

2009/11/24


巨大金融機関を解体する構想を描く下院金融委員会資本市場小委員会のポール・カンジョルスキ委員長(ブルームバ-グ)
巨大金融機関を解体する構想を描く下院

金融委員会資本市場小委員会のポール・

カンジョルスキ委員長(ブルームバ-グ)


 ウォール街(米金融街)の7人のロビイストが今月9日、ワシントンの連 邦議会を訪れた。下院金融委員会資本市場小委員会のポール・カンジョルスキ委員長(民主、ペンシルベニア州)は巨大金融機関を解体する構想を描いている が、それが良い考えではないと委員長のスタッフを説得できる-。ロビイストらはそう期待していた。

 しかし、彼らは厳粛な結果とともにワ シントンを離れることになる。カンジョルスキ議員が本気だっただけでない。議員は来週にも法案の提出を計画しており、それが議会を通過するかもしれないと いうのだ。同日の会合が非公開であることを理由に2人の出席者が匿名を条件に語った。

 11月12日は、大恐慌時代に成立し、銀行の融 資・預金業務と投資銀行業務の分離を定めたグラス・スティーガル法の規制が、1999年に当時のクリントン米大統領によって撤廃されてからちょうど10年 目に当たる。規制の撤廃は、後に450億ドル(約4兆円)もの公的救済資金によって支えられる巨大金融機関シティグループの誕生を可能にした。金融業界は 現在、議会が再び法的規制に動くのを阻止するため躍起となっている。

 金融機関の利害を代表してロビー活動を行うクラーク・ライトル・アンド・ゲドゥルディグのロビイスト、サム・ゲドゥルディグ氏は「われわれは実弾と戯れている。銀行業界は懸念してしかるべきだ」と話す。同社は9日の会合には参加していない。

  大手金融機関18社の最高経営責任者(CEO)で構成する「金融サービスフォーラム」のロビイストらは、カンジョルスキ議員の事務所を訪問する計画を立て た。フォーラムは11月上旬に、下院金融委に所属する議員やスタッフら10人余りと会合を予定していたか、実際に会ったものとみられる。フォーラムのロ ブ・ニコルズ代表は、国際的に競争するために米国は巨大な金融機関を必要とすると主張している。(Alison Vekshin、Robert
Schmidt)【転載終了】

【転載開始】

巨大金融解体、議会は本気 ウォール街ロビイスト、阻止に躍起

2009/11/24


Fedへの監視強化法案をロン・ポールが提出




アルルの男・ヒロシです。

 

最近、オーストリア学派の経済書を何冊か読みましたが、この中でシカゴ大学のフリードマン教授が批判されている。と ころが、元投資銀行家のジョージ・クーパーという人が書いた、The Origin of Financial Crisesという入門者向けの解説本では、フリードマンは死ぬ直前の2006年、雑誌「リーズン」に行ったインタビューの中では、「中央銀行を廃止することが望ましい。しかし、それは現実にはそれが実現する可能性はゼロだ」と語っていたのだそうだ。


《中略→全部を読む


 それが現在アメリカ下院に提出されている、HR1207(連邦準備制度の透明性向上法案)である。


H.R. 1207:111th
CongressThis is a bill in the U.S. Congress originating in the House of Representatives ("H.R."). A bill must be passed by both the House and Senate and then be signed by the President before it becomes law.
2009-2010 Federal Reserve Transparency Act of 2009


To amend title 31, United States Code, to reform the manner in which the Board of Governors of the Federal Reserve System is audited by the Comptroller General of the United States and the manner in which such audits are reported, and for other purposes.


 この法案は既存の米国の法律に簡単に何項目かの文言を加えただけの法案であるが、この法律が成立すると、the Comptroller General of the United States (GAO)が持つ、連邦準備制度理事会への監査権限が強められるという。


 この法律案にはロン・ポール他、190人の下院議員の賛成がある。議席数は435だから過半数にも満たない数字だが、下院銀行委員会での議論を深める中で支持を広げていくのだろう。(http://www.govtrack.us/congress/bill.xpd?bill=h111-1207)


  この動きに対して、Fedの側も、ロビイストを雇い、反論しようとしているという。ポール議員の動きと呼応しているかは分からないが、現在、各地区連銀の 理事の任命は議会承認事項にすべきだという意見があがっている。つまり、これまではニューヨーク連銀の総裁の承認は議会が関与できなかったということだ。 ニューヨーク連銀は複数の銀行が作る会員制の民間銀行だからである。


 ニクソン大統領が金とドルのリンクをはずしたのが1971年8月15日。
 今年の8月15日、世界はオバマ大統領の衝撃的な発表をきくことになるのかどうか。ガイトナー財務長官の中国訪問によって、今や中国はアメリカとロシアを両天秤にかけることができる超大国であることが明らかになった。


 中国としては米国債を買い続ける一方で、預金準備のゴールドへの転換、SDR建てのIMF債への転換も視野に入れて動いているフシもある。アメリカが作り上げた装置であるIMFも今や多極化の時代を迎えている。

 

米連銀はジョージア州のジキル島で生まれた民間銀行だが、1930年代にワシントンでFRBが誕生し、1951年に 政府からの中央銀行の外見上の独立を定める「アコード」が成立し、現在に至る。現在は、事実上、政府・財務省とFRBは一体化しているといっていい。政府 側=議員に選挙資金を出すのも連銀加盟行である民間金融機関、連邦準備制度理事会に参加するのは地区連銀の総裁だが、これもまた加盟行の合意で決まる人事 である。政府と中央銀行の「所有者」はそもそも同じ勢力、「マネー・トラスト、フィナンシャル・オリガーキー」(金融寡占資本)である。それがばれないように外見上は別段隊にしただけの話だ。


 ジキル島の怪物がどの程度まで弱められるか。【転載終了】