へびのように賢く、はとのように素直であれ

いつの頃か、偽善が世の中に満ちている。偽善は見破らなければならない。へびのように賢く、はとのように素直でありたい。

不思議な少年!! その47の1

2009-06-30 14:03:02 | Weblog

イエス、偶像崇拝を非難し神の助けを語る!!



 偶像崇拝と生ける信仰の違い。


 イエスは一貫して、偶像崇拝の欺瞞を説く。信仰は既に供えられた、手、足を用い、魂に備えられた祭壇に向かって、為すものであると説く。その意味するところは深く、実存的である

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 真の信仰は、実存的であらねば、意味をなさない。又、それこそが生ける神への最大最高の供物(そなえもの)であるという。その言葉は重い。


 しかし、ギリシャの崇高な精神性を称え、真の信仰を打ち立てることを願い、ギリシャを後にする。まことにイエスの配慮は大きい。 



海のあらし。イエス多くの人を救う。アテネ人偶像に祈る。イエス偶像崇拝を非難し神の助けを語る。ギリシャ人との最後の会合。「火星号」にて出航す。


 或る聖日、イエスはアテネの浜辺を歩いていた。あらしが起り、船は海上でおもちゃのように荒浪にもてあそばれていた。水夫も漁夫も海の墓場に葬られ、海辺には溺死者の死体が散らばってていた。


 イエスは休むひまなく全力を尽して溺れかかっている人々を救い上げ、幾度も死にかかった人々を生き返らせた。


 さて、そこの海岸には、海を支配すると思われている神々を祭った神聖な祭壇があった。そして、男も女も溺れんとする人々の悲鳴を構わずに、祭壇に押し寄せて神々に救いを求めていた。


 やっと嵐は止んだ。海は静まり、人々は再び正気に立ち帰って来たので、イエスは言った、


 「あなたがた、木造の神々をおがむ人々よ、あなたがたの気狂わしい祈祷で、この烈しい嵐がすこしでもよわくなった か。絵に描いた剣や冠で飾った、この見すぼらしい雨ざらしの神々の力はどこにあるか。こんな小さな家にやどる神はとび狂う一匹の蝿さえおさえないだろう に、どうして嵐の神々をおさえつけられるなんて、誰が思いつくか。



 目に見えぬ世界の大きな力は、人々が全力を出し尽すまでは、救いの手を下さない。人間が全力を串し尽した時になっで、初めて救ってくれる。あなたがたが社のまわりで、もだえながら祈っていて、助ければ助かった者まで、おめおめ死なしてしまった。


 救いの神はあなたがたの魂の中にあって、あなたがたの脚や腕や手を使って現われる。 


 力は決して怠慢から出て来ない。誰かが来て自分の荷物を背負い、或は自分のなすべき仕事を手伝ってくれるのを待っていては、力は出て来ない。


 しかし、全力を尽して自分の荷物を背負って仕事をすれば、あなたがたは神のみ前にその喜び給う供物を捧げたのだ。その時こそ、聖なるお方はあなたがたの燃えている供物(そなえもの)の火に深き気息(いき)を吹きかけ、高く焔を揚げ、あなたがたの魂に光明、気力、奉仕の力を満たしてくれる。


 どんなものを神に捧げるにしても、一番ききめのある祈祷は、救助を要する人々を救い出すことだ。あなたがたが人のためにしたことを、神はあなたがたのためにやって下さるから。


 こうして神は助け給います。」


 ギリシャの仕事が終わった。イエスは南方エジプトに行かねばならない。アポロは国中の最高の教師たちや、種々の仕事に従事している多くの人々と共に、海岸でヘブライ聖者の船出を見送った。


 その時、イエスは言った、「人の子はこれまで多くの国々に行き、種々異なった神々の神殿に立ち、あまたの国民、色 々な民族や言語に向って、善意と地上平和の福音を伝え、またこころよく多くの家庭に迎えられました。しかし、ギリシャはそのなかで最上の主人(ホスト)で ありました。


 ギリシャ思想の雰囲気、哲学の深さ、私心なき向上心の高さは、すぐれて人間の自由と権利のためのチャンピオンたるに適(ふさわ)しいものでした。


 不幸な戦争はギリシャを屈服させた。これは肉と骨と智力をたのみ、国民の力の本源なる霊なる生命を忘れさせたからです。しかしギリシャはいつまでも、外国の王の臣下として、暗い世界にいない。


 ギリシャの方々よ、頭を挙げなさい。ギリシャは聖気のエーテルを吸い、地上の霊力の本源となる時代が来るだろう。しかし、神があなたがたの楯(たて)、あなたがたの円盾(まるたて)、あなたがたの力の塔でなければならない。」


 それからイエスは「左様なら」と告別の言葉を言った。アポロは手を挙げて無言の祝福を捧げ、人々は泣いた。ヘブライ聖者は、クリートの船「火星(マース)号」に乗ってギリシャの港を出帆した。



【宝瓶宮福音書:栗原 基訳】

             

             第十部 ギリシャでのイエスの生活と行動  


第四十六章 海のあらし。イエス多くの人を救う。アテネ人偶像に祈る。イエス偶像崇拝を非難し神の助けを語る。ギリシャ人との最後の会合。「火星号」にて出航す。


1)或る聖日、イエスはアテネの浜辺を歩いていた。


2)あらしが起り、船は海上でおもちゃのように荒浪にもてあそばれていた。


3)水夫も漁夫も海の墓場に葬られ、海辺には溺死者の死体が散らばってていた。


4)イエスは休むひまなく全力を尽して溺れかかっている人々を救い上げ、幾度も死にかかった人々を生き返らせた。


5)さて、そこの海岸には、海を支配すると思われている神々を祭った神聖な祭壇があった。


6)そして、男も女も溺れんとする人々の悲鳴を構わずに、祭壇に押し寄せて神々に救いを求めていた。


7)やっと嵐は止んだ。海は静まり、人々は再び正気に立ち帰って来たので、イエスは言った、

→47の2続く


不思議な少年!! その47の2

2009-06-30 14:02:44 | Weblog
→47の1より続き

8)「あなたがた、木造の神々をおがむ人々よ、あなたがたの気狂わしい祈祷で、この烈しい嵐がすこしでもよわくなったか。


9)絵に描いた剣や冠で飾った、この見すぼらしい雨ざらしの神々の力はどこにあるか。


10)こんな小さな家にやどる神はとび狂う一匹の蝿さえおさえないだろうに、どうして嵐の神々をおさえつけられるなんて、誰が思いつくか。


11)目に見えぬ世界の大きな力は、人々が全力を出し尽すまでは、救いの手を下さない。人間が全力を串し尽した時になっで、、初めて救ってくれる。


12)あなたがたが社のまわりで、もだえながら祈っていて、助ければ助かった者まで、おめおめ死なしてしまった。


13)救いの神はあなたがたの魂の中にあって、あなたがたの脚や腕や手を使って現われる。


14)力は決して怠慢から出て来ない。誰かが来て自分の荷物を背負い、或は自分のなすべき仕事を手伝ってくれるのを待っていては、力は出て来ない。


15)しかし、全力を尽して自分の荷物を背負って仕事をすれば、あなたがたは神のみ前にその喜び給う供物を捧げたのだ。


16)その時こそ、聖なるお方はあなたがたの燃えている供物(そなえもの)の火に深き気息(いき)を吹きかけ、高く焔を揚げ、あなたがたの魂に光明、気力、奉仕の力を満たしてくれる。


17)どんなものを神に捧げるにしても、一番ききめのある祈祷は、救助を要する人々を救い出すことだ。あなたがたが人のためにしたことを、神はあなたがたのためにやって下さるから。


18)こうして神は助け給います。


19)ギリシャの仕事が終わった。イエスは南方エジプトに行かねばならない。アポロは国中の最高の教師たちや、種々の仕事に従事している多くの人々と共に、海岸でヘブライ聖者の船出を見送った。その時、イエスは言った、


20)「人の子はこれまで多くの国々に行き、種々異なった神々の神殿に立ち、あまたの国民、色々な民族や言語に向って、善意と地上平和の福音を伝え、


21)またこころよく多くの家庭に迎えられました。しかし、ギリシャはそのなかで最上の主人(ホスト)でありました。


22)ギリシャ思想の雰囲気、哲学の深さ、私心なき向上心の高さは、すぐれて人間の自由と権利のためのチャンピオンたるに適(ふさわ)しいものでした。


23)不幸な戦争はギリシャを屈服させた。これは肉と骨と智力をたのみ、国民の力の本源なる霊なる生命を忘れさせたからです。


24)しかしギリシャはいつまでも、外国の王の臣下として、暗い世界にいない。


25)ギリシャの方々よ、頭を挙げなさい。ギリシャは聖気のエーテルを吸い、地上の霊力の本源となる時代が来るだろう。


26)しかし、神があなたがたの楯(たて)、あなたがたの円盾(まるたて)、あなたがたの力の塔でなければならない。」


27)それからイエスは「左様なら」と告別の言葉を言った。アポロは手を挙げて無言の祝福を捧げ、人々は泣いた。


28)ヘブライ聖者は、クリートの船「火星(マース)号」に乗ってギリシャの港を出帆した。



【原文:The Aquarian Gospel of Jesus by Levi H. Dowling  


SECTION X


JOD


Life and Works of Jesus in Greece


CHAPTER 46

A storm on the sea. Jesus rescues many drowning men.
The Athenians pray to idols. Jesus
rebukes their idolatry and tells how God helps.
His last meeting with the Greeks. Sails
on the vessel Mars.



IT was a holy day and Jesus walked upon the Athens beach.

2) A storm was on and ships were being tossed about like toys upon the bosom of the sea.

3) The sailors and the fishermen were going down to watery graves; the shores were strewn with bodies of the dead.

4) And Jesus halted not, but with a mighty power he rescued many a helpless one, oft bringing back to life the seeming dead.

5) Now, on these shores were altars sacred to the gods supposed to rule the seas.

6) And men and women, heedless of the cries of drowning men were crowding all about these altars calling on their gods for help.

7) At length the storm was done, and all the sea was calm, and men could think again; and Jesus said,

8) You worshippers of wooden gods, how has the fury of this storm been lessened by your frantic prayers?

9) Where is the strength of these poor, weather-beaten gods with painted swords and crowns?

10) A god that could abide in such a little house could hardly hold a frantic fly, and who could hope that he could hold at bay the Lords of winds and waves?


11) The mighty powers of worlds unseen do not give forth their help till men have done their best; they only help when men can do no more.

12) And you have agonized and prayed around these shrines, and let men sink to death who might have been, by your assistance, saved.

13) The God that saves dwells in your souls, and manifests by making use of your own feet, and legs, and arms, and hands.

14) Strength never comes through idleness; nor through a waiting for another one to bear your loads, or do the work that you are called to do.

15) But when you do your best to bear your loads, and do your work, you offer unto God a sacrifice well pleasing in his sight.

16) And then the Holy One breathes deep upon your glowing sacrificial coals, and makes them blaze aloft to fill your souls with light, and strength and helpfulness.

17) The most efficient prayer that men can offer to a god of any kind is helpfulness to those in need of help; for what you do for other men the Holy
One will do for you.

18) And thus God helps.

19) His work in Greece was done, and Jesus must go on his way to Egypt in the South. Apollo, with the highest masters of the land and many people from the varied walks of life, stood on the shore to see the Hebrew sage depart; and Jesus said,

20) The son of man has been in many lands; has stood in temples of a multitude of foreign gods; has preached the gospel of good will and peace on earth to many people, tribes and tongues;

21) Has been received with favor in a multitude of homes; but Greece is, of them all, the royal host.

22) The breadth of Grecian thought; the depth of her philosophy; the height of her unselfish aspirations have well fitted her to be the champion of the cause of human liberty and right.

23) The fates of war have subjugated Greece, because she trusted in the strength of flesh, and bone and intellect, forgetful of the spirit-life that binds a nation to its source of power.

24) But Greece will not forever sit within the darkness of the shadow land as vassal of a foreign king.

25) Lift up your heads, you men of Greece; the time will come when Greece will breathe the ethers of the Holy Breath, and be a mainspring of the spirit power of earth.

26) But God must be your shield, your buckler, and your tower of strength.

27) And then he said,
Farewell.
Apollo raised his hand in silent benediction, and the people wept.

28) Upon the Cretan vessel, Mars, the Hebrew sage sailed from the Grecian port.

【続く】


ソマリア沖のもう一つの海賊行為!!

2009-06-29 15:40:55 | Weblog

これはちょっとした驚きである!!
同時に、
そんなことだろうとも思う。
訳もなく、海賊がこの現代に登場する理由がない!
ウラがあるとは思っていた........。



 そのウラとは、現今の社会経済状況と同じ、『利益欲望の精神』から噴出した略奪・侵奪の構造と同じ帰結である。それをまことしやかに『海賊物語』として、正義面して多国籍軍を結集するところに、NWOの魂胆を見る。


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 そんなことは大凡(おおよそ)の想像が付くことではあるが、具体的には知らなかった。逆海賊行為が原点であったとは、驚きである。そもそも、各地
に居住する民族、人々には、そこに先住しているのであるから、最大限尊重すべき事である。侵略すれば抵抗が起こって当たり前である。帝国主義は、いまだに生きていると言うことだ。


 アメリカ建国は、先住民の犠牲により打ち立てられた。南米も然り。ハワイの合衆国編入も同じ構造だ。覇権が今の世界を造った。そして、ソマリアは、ダルフールはその構造と何ら変わりがない。海賊もアパッチの抵抗と変わりがない。


 騎兵隊のように、世界の海軍が集結しているが、真相は別にある。


【転載開始】2009.04.14-1  

DemocracyNow! Japan

ソマリア沖のもう一つの海賊行為

英語スクリプトはこちら


*リアルプレーヤーが見られない方は、こちらの フラッシュ動画をお試し下さい


4月にソマリア沖の海賊による米国商船の船長拉致と米軍による奪還事件が起こり、米国のメディアは 海賊の話題でもちきりでした。しかし、ソマリアの漁民をこのような海賊行為に駆り立てている原因はなになのか、深い議論はなされていません。ケニア在住の ソマリア人アナリスト、モハメド・アブシール・ワルド氏は、それはソマリア海域で横行するもう一つの海賊行為に対する自衛なのだと言います。


ソマリア沖では長い間、国際社会が話題にしないもう一つの海賊行為が続いていました。ソマリアで内 戦と無政府状態がつづいているのをよいことに、ヨーロッパやアラブ諸国をはじめ世界中の漁船がソマリアの海で不法操業し、乱獲によって水産資源を枯らして しまいました。おまけに、これらの漁船は置き土産として自国の産業廃棄物をソマリア領海に不法投棄して行きました。


ソマリアには、これを取り締まれるような強力な政府がありません。沿岸の住民や漁民たちが抗議して も、外国船は知らん顔です。たまりかねた地元の人々は、とうとう自衛のために立ち上がり、沿岸警備のための全国的な共同組織をつくりました。有志による沿 岸警備隊です。この組織が、現在、欧米からは「海賊」と呼ばれている、とワルド氏は言います。


ソマリアの「海賊行為」を終わらせるためには、軍隊を派遣して自国船を護衛するより前に、打つべき対策がたくさんあるようです(中野)。

☆ このエピソードは6月の対訳ニュースレターで全訳をお届けします。
また、翻訳してくださった田中泉さんのブログにも関連の記事が載っています
ゲスト
* モハメド・アブシール・ワルド(Mohamed Abshir Waldo) ケニア在住のソマリア人コンサルタント、アナリスト。2009年1月に「ソマリア沖の2つの海賊行為 世界はなぜ片方を無視するのか?」という論文を発表した。

字幕翻訳:田中泉/校正:大竹秀子
全体監修:中野真紀子【転載終了】


植草一秀さんを有罪にした裁判長とは?②

2009-06-29 14:52:10 | Weblog

いつの間にか、裁判所が、
司法機関ではなく、司法行政機関に変質した!!
法を司るだけではなく、法を司りつつ、政治を行うようになれば、
これはすこぶる危険だ!!



 これは、拙稿にも繰り返し述べてきたことである。『裁判所よ!お前もか』で、その危惧を感じ取っていた。


 直截に言えば、裁判官にもいろいろ居る。所詮は公務員である。公務員たるものは、俸給で生きる。地位も名誉も欲しいであろう。清廉潔白を期待することは無理かも知れない。で、当然の事ながら、組織を睨み、世情を睨み、我が身の保身を、又、名誉に心致すことは無理からぬと見ることが出来る。


 それをすべてなくせとは言わないが、せめて『真実』を第一にしてほしい。それこそが唯一裁判所に願う国民の大多数の意識である。


 ところが、今回の近藤崇晴最高裁判事は、裁判官としての心構えについて、『(前 略)そして,裁判所が法解釈をするに当たっては,いろいろな法律問題についての理論的整合性を追求する必要があり,場当たり的なものであってはなりません し,さらに,何よりも大事なのは,結論が健全な社会常識に合致したものであることだと考えます。そのためには,社会と人々の心の動きを鋭敏にキャッチでき るような感性を研ぎ澄ましたいものだと願っています。』と述べている。

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 おやっと思う。『真実』の追求よりも、理論的整合性が大切らしい。最高裁判所が事実審理よりも法律論を争う場であることを認容しても、容認出来る話ではない。一般国民は、裁判所は『真実』を追求する最後の砦と思っている。


 さらに、『社会常識』 、『社会と人々の心の動き』云々の行(くだり)に至っては、この判事は、行政マンだと確信した。彼は、『真実』の追求よりも、政(まつりごと)を優先したのだ。最近、こういう裁判官が多い。だから、官製事件には冤罪が多くなる。


 これに対抗するには、詰まるところ、政治的結集を大きくする以外はない。政権交代して陣容が変わると、全く正反対の判決が出ることを意味する。そうするしかない。


 それにしても、三権分立など、有名無実な話ではないか。そんなもの初めからないに決まっている。近代政治体制の表の顔で、権力支配構造では、ないに決まっている話ではないか。との、声も聞こえる。確かにそうであろう。そうでないという理由は見あたらない。


 しかし、理想はそうではない。少なくとも一般国民感情からすれば、裁判所こそ、『真実』を明らかにする最後の砦だと思っている。それに近づけるこそ、裁判所の使命だと思われるが、賢明な諸氏の感想を伺いたい。


植草一秀さんを有罪にした裁判長とは?

2009-06-28 20:16:12 | Weblog

何とも、重苦しい空気!!
腹立たしい思い、
無罪をこそ、確信していた『植草冤罪事件』......。
政治的不当判決、これ以外に言葉がない!!


 何年かかっても、冤罪は晴らさなければならない。そして、事実に基づかず、裁判官の『論理則、経験則』で判断したものと見なされるから、たまったものではない。


 それならば、植草先生を知る多くの人々は、『論理則、経験則』で冤罪の事実を疑いを差し挟む者は居ない。


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  政治的不当判決である最大の理由は、事実無根による先生の誹謗中傷をメディアでもってまき散らし、挙げ句の果て、捏造事件をでっち上げた、謀略事件であ る。それを糾弾するならともかく、この裁判官は、引用記事によると、周到に植草先生の他の民事事件、そして、同類の事件の担当裁判官を通じて、この度の判決理由を構築した経緯がある。


 この裁判こそ、謀略チーム一員かと思うほどの異常さである。これでは、真実が明らかにされることはない。最初から最後まで、謀略の中で進行している。


 何年かかってもというのは、政局が変わり、政権が変わり、謀略の基となった売国利権集団が一掃されて、再審を不断に求め勝利を得るしか方法がない。これは、一人植草先生の問題ではないのである。『真実を追究する者達』が、いつ何時、同じ毒牙に掛かるやも知れぬ問題である。


 その状況証拠に、今回の判決結果を、あろう事か小沢代表とツーショット写真を掲載した産経新聞や、ことさらに、先生の異様な写像写真を掲載したことからも窺える。


 さらに、これは本の小さな事ではあるが、拙ブログに対しても勝ち誇ったように《最高裁は被告植草一秀の上告を棄却する決定をした。懲役4カ月の実刑とした一、二審判決が確定する。(左翼痴漢の末)219.43.33.143という、スパムコメントがご来場した。勿論、公開はしなかったが、ここに掲載しておく。


 こんな事は、余計なことである。余計なことをする連中が居ると言うことは、組織的に植草先生を貶めようとした連中が存在することを示唆している。


 先生ガンバレ!! 真実は最後に勝利する。真実を求める者は、先生を見捨てることはない。


【転載開始】植草一秀さんを有罪にした裁判長とは

植草一秀さんに不当判決を押しつけた 近藤崇晴という最高裁の裁判官。
最近やけに活躍している。


まず、わずか4日前に「サンデー毎日」の名誉毀損を植草氏が訴えていた事件で、植草氏の敗訴を確定させた裁判長が、なんと同じ近藤崇晴である。
こんなことがあっていいのか?


また、今年4月に同様の痴漢えん罪事件で、防衛医大の名倉教授に逆転無罪判決を下した裁判長の中に、この近藤崇晴がいる。そして、わざわざ補足意見まで残している。この判決で、もしかして植草さんの逆転も と期待した人も多かった。


がしかし、今にして読み返してみると、今日の植草氏の不当判決を準備するための予防線だったかのようだ。


本件は,満員電車の中でのいわゆる痴漢事件であり,被害者とされ る女性Aが被告人から強制わいせつの被害を受けた旨を具体的に供述しているのに対し,被告人は終始一貫して犯行を否認している。そして,被告人の犯人性に ついては,他に目撃証人その他の有力な証拠が存在しない。

本件公訴事実が証明されているかどうかは,Aの供述が信用できるかどうかにすべてが係っていると言うことができる。


このような場合,一般的に,被害者とされる女性の供述内容が虚偽である,あるい は,勘違いや記憶違いによるものであるとしても,これが真実に反すると断定することは著しく困難なのであるから,「被害者」の供述内容が「詳細かつ具体 的」,「迫真的」で「不自然・不合理な点がない」といった表面的な理由だけで,その信用性をたやすく肯定することには大きな危険が伴う。

また,「被害者」の供述するところはたやすくこれを信用し,被告人の供述するところは頭から疑ってかかるというようなことがないよう,厳に自戒する必要がある。


と、あたかも冤罪を防ごうという姿勢を見せているが、これは判決文や、この前に出てくる那須裁判官の補足意見を繰り返しているだけで、なんでわざわざこの補足意見を書いているのか、まったく分からない。なにか不自然なものを感じる。


さらに、読み進めると、近藤崇晴はこのように書いている。


被害者の供述には幾つかの疑問点があり,その反面,被告人にこの種の犯行を行う性向・性癖があることをうかがわせるような事情は記録上見当たらないのであって,(略)


ここで、この件と植草事件は違うんだということを言いたいらしい。なにせ、サンデー毎日の「セクハラ癖があることは業界では有名」なんていう暴言を、名誉毀損ではないというのだから、近藤の頭の中では植草さんはセクハラ癖が業界で有名な人間だと言うことになっている。


それにしても裁判なのだから、証拠も無しにそんな予断と偏見で決めてしまって良いのか。
これについては、


記録を検討して自らの事実認定を脳裡に描きながら,原判決の事実認定が論理則,経験則等に照らして不合理といえるかどうかを検討するという思考操作をせざるを得ない。

その結果,原判決の事実認定に合理的な疑いが残ると判断するのであれば,原判決には「事実の誤認」があることになり,(略)



なんとここで、「証拠がなければ自分の『経験則』で有罪にできる」と言っているのである。
まるで、4月の段階で植草さんの有罪確定を準備していたかのようだ。


こうして、同じ大学教授と言うこともあり、名倉教授の事件を比較対象にすることで、植草さんの有罪を強引に決めつけたのが、この近藤崇晴という最高裁判事である。


ちなみに、「証拠がないなら経験則で」は、この事件のみならず、死刑判決までも下している。


そう、あの林眞須美被告を死刑確定にした、裁判官の中にも近藤崇晴がいる。
(ちなみに、あの事件の判決確定にかんするニュースは、ネット上から消されている)
これも、判決文を読んでみると、詐欺事件をやったのだから殺人事件もやりかねないという予断に満ちている。


解散総選挙がいよいよというときに、植草さんを閉じ込めておこうという狙いは、ハッキリしているので、こんな細かいことをほじくらなくても良いのかもしれないが、ちょっと気になったので記しておく。


選挙対策という意味では、産経がいじみくもその意図を露呈している。
使っている植草氏の写真に、わざと変な表情のものを使っているだけでなく、何の脈絡もなく小沢一郎とのツーショット写真を並べている。いかにも産経らしい下卑たやりくちだ。


植草被告の実刑確定へ
2009.6.27 産経


小沢氏も植草氏も、この写真をぜひ有効に使っていただきたい。できれば獄中から立候補し、出てきたとたんに財務大臣ていうのはいかがだろうか。


晴天とら日和さんが、こういうときに再確認しておくべきことをまとめてくれたので、再掲します。【転載終了】


公明党が、東京都議会選挙を重要視するわけ!!

2009-06-28 15:58:24 | Weblog

何故に公明党は東京都議選に固執するのか?!
この事を明確に解説出来る人は、
リチャード・コシミズさんをおいて、他にいない!!



 心して、傾聴する必要がある。

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 日本の社会には、真に日本を思う人々と、そうではない、単に利用しようとする偽善者が居る。これは事実である。何のために利用するのか。自己の利益と、それをもって買収する外国勢力である。国際金融勢力と言っても良い。買弁勢力である。それを売国勢力という。


 これは事実だ。これを見極めなければならない。


 これが、行政、司法(警察・検察)に深く介入する。立法府迄支配するようになった。そして、予算をもって行政・司法を牛耳るようになった。これを
阻止するのは選挙である。また、これを促進しようとして、彼らは選挙に血眼になる。動員するのはカルトに支配された宗教組織である。


 目的のためには、手段を選ばない。何でもありだ。その手口をすべて取り上げることは今回は省くが、その構図については、リチャードさんが詳しい。その一端を転載する。


【転載開始】東京都議会選挙   

      作成日時 : 2009/06/26 09:12   

   

 公職選挙法で、住民票を移してから三カ月たたないと選挙権がないので、都議選と衆院選が重 なると、地方⇔東京都間で住民票を集団で移動させて自党候補に投票させる手口が使えないから困るので、衆院選を前倒しして都議選との間に三か月のインター バルを設けようと企んで失敗した卑しい某政党の皆さん、おはようございます。どうやら、この「三か月」の手口は今回は行使不能の模様ですので、諦めてどっ ちの選挙もボロ負けしてください。どこのゴロツキ政党とは申しませんが。


 さて、東京都議選が7月12日投開票と決まりました。都議会与党となって予算を支配し、警視庁の 予算を牛耳ることで警察権力を操ってきた在日朝鮮人の主催する宗教ですが、候補23匹が出そろったようです。都議選で負けると警察権力を使った卑しい犯罪 行為や犯罪もみ消しができないばかりか、旧悪が発覚して教団火達磨となるので、邪教犯罪者集団も必死のようです。火達磨にしましょう。


 特に邪教犯罪者が恐れているのは、新銀行東京の乱脈融資問題で、邪教の都議が不正融資の半分以上 の案件で口利きにかかわっていたことが追及されることです。そのためにも都議選で負けて警視庁への影響力が減衰するのはどうしても避けたいわけです。なに しろ、石原馬鹿銀行は、ゴロツキ邪教の関係企業に不正融資をするためにでっち上げられたようなものであり、都民の金を邪教犯罪者が詐取するのが目的だった のです。邪教に出入りする893系の企業も融資先に含まれるでしょう。


●東京都議選 朝鮮する公明23氏 予定候補プロフィル 
http://www.komei.or.jp/news/2009/0331/14158.html


 あれ、なんか、入力ミスがあったような無いような。ということで、このリストに登場される候補者諸氏の対立候補に投票すればよいわけで、皆さん、よくご検討ください。


 とにかく、邪教候補を落とす。新型インフルで40度の熱があっても、親が危篤でもとにかく投票に行きましょう。ゴロツキ邪教のB層ゾンビ組織票に対抗するには、我々が一人でも多く正しい投票をするしかありません。


 投票にいって、邪教を落とそう!


リチャード・コシミズでした。【転載終了】

これは鋭い!!見逃せない!! 言い得ている!!

2009-06-27 11:24:43 | Weblog

政権交代が先か?
地方分権が先か?
戦略(方向性)が重要か?
戦術(とりあえず)がそんなに大事か?
言うまでもない........! 政権交代があってこそ、
本格的地方分権も、すべてが始まる!!



 こんな事は、言うまでもないことであるが、狡猾な策士は、功名心を煽り、メディアを駆使し、本格的政権交代を阻止しようと躍起になる。だまされてはならない。

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 こんな思いを、さっき、書き込んだら、その事をズバリを飯山一郎さんが書いている。この共時性に驚いている。


 この事を了解するのは、やはり、『イチロー』レベルでないと分からないのだろうか。野球界のイチロー、政界のイチロー、そして、ブログ界のイチロー。敬服した。


 これは鋭い!!見逃せない!! 言い得ている!!


 モノの譬えで言えば、国会議員でない者が、総理大臣を標榜しても戦略的見地を外しているから、コントにはなるが、妄言にすぎない。参議院議員でありながら、期待される首相トップになってほくそ笑んでいる、某猟官大臣と同じである。誰とは言わない。


 彼らには戦略というものが、まるで見えていない。B層(小泉政権で有権者を分類したB層のこと)迎合のタレント性分の域を出ない、はっきり言うと、愚か者である。


 いま、天下分け目の時。先の見えない迎合主義者を見極めなければならない。彼らは常に自分が中心である。不惜身命ではない。大局が見えない。断言する。少々、きつい表現ではあるが、そこまで言わないと通じない。




 いま,“大袈裟な陰謀” が実行段階に入った.

 もし,麻生首相が 「そう遠くない日」 に衆院を解散できれば,この陰謀はつぶれる.
 しかし,麻生には衆院を解散する政治力はない..

 神奈川県開成町.東西1.7km,南北3.8km.人口わずか1.6万人.
 この微細な町の町長.名は,露木順一という.
 華々しい経歴や人脈の委細は省く. 東大卒,NHK出身とだけ言っておく.
 この人物,一言で表現すれば,“稀代の策士” である.
 …この策士,政界のダークホース・異才として名を残すかもしれない.
 露木順一は,数ヶ月も前から “大袈裟な劇場型選挙” を画策してきた.
 この共同謀議の中核にいる策士達の名を,以下に掲げる.
 中田宏,橋下徹,東国原英夫,森喜朗(町村信孝),古賀誠..

 露木順一らの描く絵図は次のとおりである.
 まず,自民党が知事会・市町村長会の地方分権尊重政策を丸呑みする.
 これで自民党は,民主党よりも政策面で “進歩的” になる.
 “生まれ変わったニュー自民党!” ということになる.
 つぎに,東国原英夫を自民党総裁候補として認知し,総選挙に突入する.
 “新しい血液が入ったフレッシュ自民党!” と大々的なPR活動が始まる.
 マスコミも全面協力し,連日連夜,橋下徹や中田宏が出まくり,しゃべりまくる. 

 東国原英夫も,自民党総裁候補の候補者として全国を飛びまわり,
 「自民党は生まれ変わりました! 昔の自民党ではありません!」
 と,愛嬌たっぷりの,握手しまくりの,面白大袈裟パフォーマンス!
 「西松事件の小沢一郎が指揮するダーティなオールド民主党さん,さよーなら!」


 選挙直前,大阪地検が狡猾に動き,石井一に任意出頭をかけるから…,
 「ダーティでオールド民主党を選ぶか? フレッシュでクリーンな自民党を選ぶか?」
 という東国原英夫自民党総裁候補の問いかけは抜群の効果をあらわす.
 地方のTV局には,知事や市長や町長が出まくり,
 「地方分権を尊重するクリーンな政党が永田町を変える! 地方は我々が変える!」
 とか,
 「“政権交代” より ”地方分権” です! “地方分権” を選びましょう!」
 と “選挙の争点” を明確にする..

 はやくも,はしゃぎすぎ,しゃべりすぎが目だってきている.
 橋下徹は 「支持政党を表明する」 と述べ,負けたら知事を辞めるとまではしゃぎ,
 古賀誠も 「私に最後の命がけの仕事をやらせてもらいたい!」 とまでしゃべった..

 鳩山由紀夫は,露木順一らの策略に全く無頓着,全然気づいていない….
 さすがに小沢一郎は早々に見抜いたが,CIAと東京地検の圧力が強くて動けない.
 なによりかにより,今回は  “敵” が,自民・公明,霞ヶ関,東京地検,大阪地検,マスコミ,CIA,知事会,市長会,オール電波芸者の連合体なので,どうしようもない…..

 内閣総理大臣,東国原英夫!
 指名の瞬間,全国のおばちゃん達は “熱狂” するだろう.【転載終了】


本格政権交代の道標!!

2009-06-27 11:18:12 | Weblog

本格政権交代か?!
それとも、
多極分散の木阿弥か?!
蠢く、本格政権交代阻止勢力!!


 やっぱり、業師の台頭が始まった。毒牙に掛けられようとしているのは、東国原知事である。簡単な図式で描いてみれば、はっきりする。

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 東国原知事が、旋風の如く知事選を勝利して、宮崎に新たなうねりを起こしたことは評価に価する。独自の観点から、地方分権の促進を標榜することも頷ける。人気度も高いタレント性も評価出来る。

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 橋本知事においても、基本的には同じ傾向を持つ。

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 それと今回の総選挙の戦略的課題は別だ。今回は、未曾有の本格政権交代のチャンスにある。そこに今回の重要な問題点が浮かび上がる。


 今回の着目点は、彼らのタレント性と、彼らの標榜する地方分権がリンクしている。地方分権は今回 総選挙の争点の一つである。最大の争点ではない。最大の争点は、政権交代である。こうしてみれば、業師は彼らのタレント性を取り込み、地方分権に譲歩する のは明らかである。それは本格政権交代を阻止する、大きな戦術になるからである。


 なんとしても本格政権交代を阻止しようとするのが、政権を死守しようとする勢力である。あるいは、政権に巣くって売国勢力とも、利害が一致する。そこを見抜かなくてはならない。

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 その観点が、東国原知事にあるのか? あるいは橋本知事にあるのか? 中田市長にあるのか? ないと思う。彼らには、魂胆はないにしても、現職に伴う意識から来る『地方分権』だけである。これでは問題の重さが違う。

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 毒牙に掛かってはならない。大局的観点に立てば、優先されるべきは本格政権交代である。その他のことは、その経過を経て、論議されるべき事なのである。


 政権交代を阻止しようとする勢力は、形振り構わず、あらゆる手段を弄する。政権交代には結集力を必要とする。それは言うまでもなく、野党第一党に結集しなければならないことは、誰が考えても明らかである。それ以外の促しは、勢力の分散、政権交代阻止と観て間違いがない。


 小異を捨て、大道につくべき時は、今である。


 『這ってでも、総選挙に行こう。そして、今回だけはすべてを置いて、民主党に投票しよう。』これがなければ、本格政権交代は実現しない。至極、当たり前の話である。


 それを中座するいかなる案分も、本格政権交代阻止の目論見である。見間違ってはならない。


真と偽!!①

2009-06-26 16:18:24 | Weblog

北朝鮮ほど、『偽』の国家はない!!
その北朝鮮に『拉致』された人々に、何が助けとなるか?
正論が、空しく虚空にこだまする!!


 北朝鮮を、『真』の国家と思うか?思えない。今の時代、真偽綯い交ぜ(ないまぜ)の国家は少なくない。また、事象も少なくない。それは表の顔と、裏の顔を併せ持っているためである。表の顔とは、建前の顔であり、裏の顔とは、実質権力の顔である。


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  それにしても、北朝鮮ほど露骨な裏の顔を全面に持つ国家は珍しい。世界中の裏の顔を代表していると言っても良い。つまり、彼らは世界の悪役であり、その為 に潤っている唯一の国家であるからだ。その役割を利用している張本人は、世界の裏役であるところのコンスピラシー(陰謀権力)であることは、確かだ。


 それを理解しないと、拉致全面広告文は、まことに正論であるが故に空しい。悪の枢軸国と罵倒したブッシュが一体、彼らのために何をしたか。実際、
何も為し得ていない。それは、悪に枢軸国として、北朝鮮を利用していたにすぎないからである。悪役が居なければ、世の中の紛争は惹起(じゃっき=引き起こすこと)出来ないからである。


 小泉元首相が、北朝鮮を訪問し、一部の拉致被害者を救出したというが、それは身代金を支払ったからにすぎない。そして、それは新たなる北朝鮮の悪役ぶりを引き立たせる結果しかもたらさなかった。何故か? まだまだ、世界は最悪の『偽(ニセ)』国家北朝鮮を必要としたからである。


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  悪役が善良になったら、もうドラマは成り立たない。大根田舎芝居は成り立たないのである。大衆芸能が、勧善懲悪であるのは、誰にでも理解されやすいからで あって、北朝鮮は誰にでも理解されやすい悪徳国家でなければならない。そうであるから、ミサイルも核実験も必要とするのである。そして、それらは悪徳国家の悪徳指導者のギャラとなる。


 小泉元首相が、拉致被害者を奪還し得たのは、先ずはそのギャラと、今後の身の振り方を示唆したからにすぎない。しかし、それは許されなかった。世
界の裏権力は、まだまだ北朝鮮の悪役を必要としているからである。隣人の結束は、世界の支配にとって、不都合極まりない。分割統治とは、隣人を引き離すことが原則である。


 紛争は、造り出される。これは間違いがない。これが謀略である。謀略に基づかない紛争・戦争がはたして有り得たのか、心して探してみよう。ない! 断じてない。


 パールハーバートンキン湾事件9.11テロ盧溝橋事件......、挙げれば枚挙に暇はない。人間は、すぐに忘れる。後で気がついても遅いのである。すべては、造られる。


 拉致事件こそ、造られた事件である。何のために。世界革命という架空のイデオロギーに北朝鮮を利用したのである。世界革命とは、NWOの異形同質のイデオロギーでしかない。


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 本当の拉致犯人は、別にいる。北朝鮮を焚きつけ、資金を出し、世界の悪役を演じさせている、コンスピラシー(陰謀)は別だ。その一派は、世界各国の政府の中にエージェント、走狗を放っている。そう考える方が妥当だ。

「拉致」と「北の民の奴隷化」は同じ根を持つ人権否定 拉致全面広告全文
拡大写真
25日付の韓国3大紙に掲載された、拉致問題に関する全面広告(撮影・水沼啓子)(写真:産経新聞)


 25日付の韓国3大紙に掲載された北朝鮮による拉致問題に関する全面広告の全文は以下の通り。
     ◇
 北朝鮮に人権の光を! 東アジアに真の平和を!
-日本人から韓国人への手紙-


 大韓民国の国民のみなさん。


 いま、韓(朝鮮)半島と東アジアの平和と繁栄が脅かされています。

→②に続く



真と偽!!②

2009-06-26 16:17:47 | Weblog

→①より続き

 5月25日、国際社会の非難のなか北朝鮮はついに2回目の核実験を強行しました。4月5日には 「人工衛星」打ち上げを口実に長距離ミサイルを発射し、今後も核実験とミサイル発射を行うと公言しています。韓国と日本を射程におさめるミサイルは多数が すでに実戦配備され、戦争の脅迫と危険な挑発が繰り返されています。


 私たちは、北朝鮮によって日本から拉致された人々を1日も早く救出することを目指す民間のグルー プです。韓国のみなさんとともにこの危険な現状を変えたいと願い、この手紙を書くことにしました。私たちは、平和で繁栄する東アジアの実現と拉致問題の解 決とを一緒に進めたいと思っています。


 今年3月、釜山で日本人拉致被害者、田口八重子さんの兄である飯塚繁雄さん、八重子さんの息子で ある耕一郎さんが、1987年の大韓航空機爆破テロ事件の実行犯、金賢姫元工作員とはじめて面会することができました。面会実現にあたって示された韓国政 府と国民のご理解に対し、私たちは深く感謝するものです。


 金賢姫元工作員は爆破テロ事件の際、偽造の日本旅券を持ち日本人を装っていましたが、彼女に日本の言葉や習慣などを教えたのが八重子さんでした。


 78年、八重子さんは、まだ赤ちゃんだった耕一郎さんを残し、工作船で北朝鮮に連れ去られました。そして、多数の韓国人を犠牲にするテロにかかわることを強いられたのです。


 強制的に身体を拘束し、愛する人びとと切り離し、悪への加担を強いる拉致は、最も悲惨な人権の侵害です。


 北朝鮮による拉致の被害が最も大きいのは、いうまでもなく韓国です。


 韓国政府は朝鮮戦争のあとに北朝鮮に拉致された被害者を約500人としています。朝鮮戦争の捕虜多数もいまなお韓国に戻れず、炭鉱などでつらい仕事につかされているといいます。


 被害者の中には、78年に仙遊島の海岸から失踪(しっそう)した高校生の金英男さんがいました。


 彼の運命が明らかになったのはつい3年前のこと。77年に13歳で拉致された日本人少女、横田め ぐみさんと北朝鮮で結婚し娘も生まれていたのです。金英男さんや横田めぐみさんは、貴重な青春と人生をだいなしにされ、八重子さんと同じく、心ならずも北 朝鮮の対南工作に携わることを強いられたのです。


 2002年に日本の小泉首相が北朝鮮を訪問したとき、それまでしらを切っていた北朝鮮当局がついに日本人拉致を認めました。しかし、これは解決への道のりのほんの一歩にすぎません。


 金正日総書記は13人の日本人拉致を認め、そのうち5人だけが四半世紀ぶりに帰国することができ ました。北朝鮮は八重子さんやめぐみさんをふくめ全員が死亡したと日本側に伝えましたが、その死亡の「証拠」なるものはことごとく虚偽でした。また、各種 調査から、日本人拉致被害者は十数人という人数にとどまらないことが確実になっています。


 北朝鮮による拉致被害をこうむっているのは日本と韓国だけではないことも明らかになりました。


 日本に帰国した拉致被害者、曽我ひとみさんは、軍事境界線を越えて逃亡した米兵と北朝鮮で結婚していまし た。その米兵は、北朝鮮には彼を入れて4人の米兵がおり、レバノン人、タイ人、ルーマニア人の拉致被害者を配偶者にしたと証言しています。また韓国の映画 女優、崔銀姫さんは、北朝鮮で、マカオから拉致された中国人女性、孔さんと会ったと証言しています。
 北朝鮮による拉致被害は、国際的な広がりを持っています。どこの国籍を持つ者であれ、拉致被害者を1人残らず救出し、1日も早くそれぞれの故郷で待つ家族と再会させなくてはなりません。


 朝鮮半島の分断は離散家族の悲劇を生みましたが、この問題も日本と無縁ではありません。59年以 降、「地上の楽園」という北朝鮮の宣伝にだまされて9万3000人の在日韓国・朝鮮人が北朝鮮へと移住しました。その中には6000人を超える日本国籍者 もいました。彼らはその後、日本にいる親族と手紙の交換も自由にできず、別れ別れになったままです。資本主義の国から来たとして特別な監視を受けたばかり か、政治犯収容所に送られたものも数多くいます。


 私たちは過酷な政治体制のもとで苦しむ北朝鮮の人々を助けたいと思っています。


 拉致と北朝鮮の民衆の奴隷化は、人権の否定という同じ根を持つ悲劇だからです。


 90年代後半、人口2000万の北朝鮮で300万人が餓死したと推定されています。


 そのとき北朝鮮の指導者は核兵器とミサイルの開発に巨額の資金を投入していたのです。破産国家の北朝鮮で、これを可能にしたのは、民衆が声を上げることを許されない政治体制があるからです。


 衛星写真で確認された6カ所の政治犯収容所には、20万人もの人々が、人間としての最低の扱いさえも受けられず、いまなお死に直面しています。


 民衆への自由の否定が戦争への危険を生んでいるのであれば、日増しに強まる北朝鮮の平和への脅威を根本から取り除くには、基本的人権の拡大こそが必要です。


 私たちは民主主義、基本的人権を北朝鮮にいきわたらせることが、拉致被害者を救出するだけでなく、北朝鮮民衆の幸福と東アジアおよび世界への安全をもたらすと信じます。


 さらに、平和的で円滑な朝鮮半島の統一は、北朝鮮が民主化されてはじめて可能なのではないでしょうか。


 大韓民国の国民のみなさん、


 日韓両国民は手を取り合って、北朝鮮を真の民主主義の国に変える闘いに進んでいきましょう。そして、平和で繁栄する韓半島と東アジアを作っていこうではありませんか。私たちは提言します。


 1、国連はじめ国際機関や国際会議において、北朝鮮の人権問題を訴えましょう。


 2、人道援助を含む北朝鮮に関する個別プロジェクトを、人権の改善をはかることに結び付けましょう。


 3、脱北者から、拉致を含む人権問題についての情報をより多く収集し、日韓で共有しましょう。


 4、問題の緊急性にかんがみ、拉致被害者と政治犯収容所の実態を調査するための国際的な「人権査察」を求めましょう。


 意見広告7人の会
 有田芳生(ジャーナリスト)
 勝谷誠彦(コラムニスト)
 加藤哲郎(一橋大学大学院教授)
 重村智計(早稲田大学教授)
 高世仁(ジャーナリスト)
 日垣隆(作家・ジャーナリスト)
 湯川れい子(音楽評論家) 【転載終了】