へびのように賢く、はとのように素直であれ

いつの頃か、偽善が世の中に満ちている。偽善は見破らなければならない。へびのように賢く、はとのように素直でありたい。

鳩山新政権と事業仕分けについて

2009-11-26 13:18:14 | Weblog

事業仕分けインターネット実況中継を
見ながら考えた
マスコミ(一説にマスゴミともいう....)の
メディア芸者の見てきたような評論に
つい、怒りがこみ上げて......書く!!



 事業仕分けは、実に面白い。こんな面白い場面を提供してくれたのは、政権交代が実現したからだ。これが正直な感想。テレビではなく、評論ではなく、実際に一部始終を実況で見れば、誰でもそう思うはずだ。


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 しかしながら、メディアの報ずるところは、相当に温度差がある。


  見もせずに、あれやこれやを言っているからだ。最初に批判ありきが透けて見える。メディアが何に与(くみ)しているかを白状しているようなものである。そ の姿勢知ってか知らずか、メディア芸者(評論家、コメンテイター)は見てきたかのようなウソを言う。講談師なら許せるが、国民の生活に密着する政治の評論をする資格はない。


 事業仕分けは、画期的な初めての国民目線による予算執行の是非を問う公開議論である。国会討論よりも百倍面白い。これが見てきた者の実感である。


  結論に是非があっても、それは仕方のないところである。結論には是非は付きものだ。議論に結論が付きものだ。その議論を目の当たりにする事こそ、重要であ る。それをこれまで見えないように隠されてきた。その隠された議論を目の当たりにすることによって、どれだけ真剣さが醸成されたか、あるいは、こ
れまでのいい加減さが白日の元に晒されたか、この意義は限りなく大きい。


 個々の議論に是非を云々するつもりは、今回、意図しないが、一つだけ言っておきたい。


 『国防(自衛)?展示館』についての事業仕分けについて、メディア芸者の批判があった。所謂、有料化云々についてである。日頃、あれほど箱物展示館について、無駄だ、浪費だと評論している芸者達が、国防となると特別意識を持つ。議論することこそ、論外だとのたまわる。


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 これは全く以て可笑しい。それは同時に沖縄普天間基地問題にも通ずる。国家間の既定の約束であるから、論外という。それほど洗脳された話はない。
日 本は独立国であって、その意志は国民の主権に委ねられているのであれば、政権が変わったのであるから、大いに議論されてしかるべきである。約束は約束とし て尊重されなくてはならないけれども、議論は大いにするべきであって、その議論に基づいて、約束の変更も提議されてしかるべきである。


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 嘗て、不平等条約を徳川幕府で結ばれたものを、永年の積み重ねで撤廃を獲得した歴史もあるはないか。それが政治というものである。それを新たに選択することがあっても当然だ。それが政権交代というものではないのか。


 『国防(自衛)?展示館』の有料化であれ、議論は正当である。国民主権に聖域はない。国防も主権の範疇である。何を血迷って、芸者魂を発揮ししているのか? どこに向かって太鼓持ちをしているのか、本人達は判っているのか?


 最後に、鳩山首相の政治資金問題について......。


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 この所、井戸塀議員が少ない。井戸塀議員というのは、金持ちが自己資金を費やして政治家を全うすることを言う。たかり議員(政治屋)が圧倒的に多い中に、見上げた度量である。寧ろ、褒めそやされることがあっても非難されるべきではない。論点がおかしいのである。


 『政治資金規正法』も法である。その事は法に従って、裁かれることは仕方がない。政治家鳩山首相が非難されるいわれは一切無い。それを理由に、政
治生命を云々されることがあってはならない。その時には、指揮権を発動されても、正当性は何等失われない。政権交代を有名無実にする蛮行を許してはならない。


 斯く考えるのは、政治とは権力闘争であるとの現実からの結論である。政治権力を決めるのは、国民の主権であって、検察ではない。 以上