へびのように賢く、はとのように素直であれ

いつの頃か、偽善が世の中に満ちている。偽善は見破らなければならない。へびのように賢く、はとのように素直でありたい。

威風堂々の民主党小沢代表所信表明演説 !!①

2008-10-04 11:22:38 | Weblog

何故、率直に報道しないのか!!
国会中継を観て、
形振り構わず、政権固執の麻生総理と、
主客転倒の代表質問!!



 麻生総理から聞かされた、演説の真骨頂は『解散は、私が決めます!!』と言うものであった。それ以外は、何ら新味も、リーダーシップも感じられない。それは投稿者ばかりではあるまい。それは、まさしく頭のすげ替えに過ぎないからだ。


 しかし、伝家の宝刀に麻生総理は酔っている。それは解散権というものである。『解散は、私が決めます!!』という、在り来たりの文句が、異様に際だって耳に付くのは何故だろう。


 そうか、彼は唯一の武器を誇らしげに繰り返す理由は、総理大臣の絶対の武器だからである。解散、解散と言って、ちらつかすのも武器なら、『解散 は、私が決めます!!』と言って、居座るのも総理大臣の最大の武器だからである。ここに、内閣制の政治手法の独裁権原がある。『ばかやろう!解散』の双璧 である。


 今頃気が付いたが、かの増田大先生の不気味な予言は、 これだったのだ。当たっているか否かは定かではないが、おそらく、麻生総理は、解散をしないのではなかろうか。決定的に情勢は不利である。今後よくなると 言う予測も立たない。しかし、居座ることは出来る。居座って解散権をちらつかせながら、総理大臣の強権を発動するのではあるまいか。


 それが長引くと、次第にリーダー不在の政界に虚像のリーダーシップが生じないとも限らない。それに、一触即発の危機を誘発して、それこそ、自作自 演の『社会工学的』な出来事が誘発され、その救世主のごとく、総理大臣の指揮権など発動する事態になれば、情勢は変わる。恰も、9.11事件後のブッシュ のようにである。


 増田大先生は、その事を指して、不気味な予言をされたとしたら、彼は、エージェントである。しかし、賢明な日本国民は、騙されない。騙されてはならない。


 全くの、勘であるが、国会中継を通じて、麻生総理大臣はそれをも辞さない品性を感じた。と同時に、政官業癒着は、カルトと通じてそれすらも辞さない危機感を抱いているに違いない。注意を怠ってはならない。


 第二のオウム事件があるとすれば、この時をおいて他ないと警戒するのだが、杞憂であることを望む。



【転載開始】威風堂々の民主党小沢代表所信表明演説

Photo

植草一秀の『知られざる真実』

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-e5ca.html

10月2日に行われた衆議院の代表質問で、小沢一郎民主党代表は、民主党が政権を担うことを踏まえた所信を表明した。麻生太郎首相は、所信表明で提示した民主党への質問に対する十分な答弁が民主党から得られなかったとの不満を表明した。

偏 向メディアの大半は事実を正確に伝えないが、小沢代表の演説は、民主党の政権公約を明確に示すものであり、極めて内容の濃いものだった。代表質問で野党が 所信を表明するのは変則的な行動だが、これは、麻生首相が所信表明で代表質問を行ったことに対する「意趣返し」であり、麻生氏が苦情を申し立てるのは筋違 いである。

麻生氏の所信表明演説は、民主党への誹謗(ひぼう)中傷に終始する、聞くに堪えないものだった。鳩山由紀夫民主党幹事長が指摘したように、「品格を欠いた」演説だった。鳩山幹事長は、野党には答弁権が認められておらず、代表質問のなかで答弁しろと言うのなら、答弁時間を確保するべきであると発言したが、当然の主張である。

小 沢代表は、「首相の省所信表明とは首相の政治理念とビジョンや政策を明らかにするものである」と述べた。小沢氏の所信表明は、政治理念、ビジョン、政策を 明確に示すものであったが、麻生氏の所信表明演説には、明白な理念も具体的なビジョンも政策も、まったく示されていなかった。

与 党と野党が逆転した所信表明、代表質問だった。国会では、各政党が異なる主義主張を正面から提示して、「建設的な」論戦を交わすことが期待される。民主党 の小沢代表が威風堂々と党としての政治理念、ビジョンと政策を具体的に提示したのに対して、麻生首相の発言は民主党に対する誹謗と中傷に終始したのであ り、どちらの行動に非があるのかは明白だ。


→②に続く



威風堂々の民主党小沢代表所信表明演説 !!②

2008-10-04 11:22:20 | Weblog

→①より続き

民主党の小沢代表は総選挙に向けての「政権公約=マニフェスト」の骨格を、国民に向けて発表した。小沢代表は「国民の皆様」と表現するが、麻生首相は「国民」、あるいは「国民の皆さん」と表現する。国民に対する基本姿勢にも両者には大きな隔たりがある。

小沢代表が発表した基本政策案の柱は、

①年金・医療・介護、

②子育て・教育、

③雇用、

④農林漁業・中小企業、

⑤生活コスト

の5分野でセーフティーネットを作り、財政構造の転換、国民主導政治の実現、真の地方分権により日本の統治機構を根本改革し、地球に貢献する国にするというビジョンである。

民主党は総選挙のマニフェスト(政権公約)を取りまとめ、「新しい生活をつくる五つの約束」を中心とする政策公約の骨格を発表した。

「五つの約束」の概要は以下の通りだ。

①官僚の天下りと「税金の無駄遣い」をなくし、税金を国民の手に取り戻すこと。

国から地方への「ひも付き補助金」は廃止し、地方に自主財源として一括交付する。

特別会計、独立行政法人などは原則廃止する。

2009年度に8.4兆円、10年度と11年度はそれぞれ14兆円、12年度には総予算の1割の20.5兆円の新財源を生み出す。

②年金加入者全員に「年金通帳」を交付し、「消えない年金」、「消されない年金」に改める。年齢で国民を差別する後期高齢者医療制度は廃止し、被用者保険と国民健康保険を段階的に統合し、将来の一元化を目指す。

③子育ての心配をなくし、みなに教育のチャンスを作るため、子ども一人当たり月額2万6千円の「子ども手当」を中学卒業まで支給する。公立高校の授業料を無料化し、私立高校、大学も学費負担を軽減する。

④雇用の不平等をなくし、まじめに働く人が報われるようにする。パートや契約社員を正規社員と均等待遇にし、2ヵ月以内の派遣労働を禁止する。中小企業を支援しながら、最低賃金の全国平均を時給千円に引き上げる。

⑤農林漁業の生活不安をなくし、食と地域を再生する。農業の個別所得補償制度を創設、林業と漁業でも検討する。食品安全行政を総点検、一元化し、食の安全を確実にする。中小企業は法人税率の原則半減などで再生させる。

  新政権の初の予算編成となる第一段階の2009年度には、ガソリン税などの暫定税率を廃止し、2.6兆円の減税を実施。高速道路無料化、子ども手当などは 09年度に一部実施し、第二段階の10-11年度に完全実施する。農業の戸別所得補償制度は10年度から一部実施、第三段階の12年度に完全実施する。消 費税の税収全額を財源として、最低保障年金を確立する年金改革は、3年かけて制度設計などをし、12年度に実施する。

 外交・安全保障の基本方針の第一の原則は日米同盟の維持・発展である。同盟とは対等関係であり、米国の言うままに追随するのは同盟とは言えない。米国と対等のパートナーシップを確立し、より強固な日米関係を築く。

 第二の原則は、アジア・太平洋諸国と本当の友好・信頼関係を構築すること。特に日韓、日中関係の強化は日本が平和と繁栄を続けていくうえで極めて重要である。

 第三の原則は、日本の安全保障は日米同盟を基軸としつつ、最終的には国連の平和維持活動によって担保されるということ。日米同盟と国連中心主義は矛盾しない。

 以上が、小沢代表が明らかにした、民主党の政権公約、ビジョン、政策の具体的内容だ。極めて分かりやすく、かつ具体的に内容が示されている。

  小沢代表は当面の政局について、日本の進路について各党の主張を明確にしたうえで、速やかに総選挙を実施し、国民の審判を仰ぐ必要がある、国民の支持を得 た政権がリーダーシップを発揮して金融危機などに対処するのが「憲政の常道」である、と発言し、代表質問を締めくくった。

→③に続く



威風堂々の民主党小沢代表所信表明演説 !!③

2008-10-04 11:22:17 | Weblog

→②より続き


 私は、次期総選挙の争点が以下の三点であると訴え続けてきた。

①弱肉強食奨励VSセーフティーネット強化

②官僚利権死守VS官僚利権根絶

③対米隷属VS独立自尊

 小沢代表が明示した、民主党の政権公約には、この三つの政策方針がもれなく、明確に示されている。

①年金・医療・介護、②子育て・教育、③雇用、④農林漁業・中小企業、⑤生活コスト、の5分野のセーフティーネット整備が①の争点に対応する政策である。

 天下りの全面禁止、特別会計、独立行政法人の廃止は②の争点に対応する。

 日米同盟を基軸に据えつつも、米国の言いなりになる外交から決別し、アジア諸国との関係をも強化し、対等な日米関係を構築するとの方針は、③の独立自尊外交方針に対応する。

 私は拙著『知られざる真実-勾留地にて-』第三章「不撓不屈」5「望ましい政治」(182ページ-194ページ)に、望ましい政治のあり方についての「7つの提案」を記述した。民主党の政権公約には、そのほぼすべてが盛り込まれたと感じている。

 小泉政権以来の自公政権が突き進めた「市場原理主義」=「新自由主義」に基づく政策路線が生み出してきた「弱肉強食」=「格差拡大」=「セーフティーネット破壊」による「国民生活破壊」に対する、明確な対論が正々堂々と示されたことを大変喜ばしく思う。

 「政官業外電の悪徳ペンタゴン」が 「利権互助会」を形成し、一般国民を食いものにして、利権の甘い汁を吸い尽くしてきた構造に、抜本的なメスを入れ、政治の構造、統治機構を全面的に再構築 する提案を民主党は提示したのである。社会民主党、国民新党と強力な共闘体制を構築し、総選挙で勝利を収め、新しい日本の政治状況を生み出すことが強く求 められる。

  共産党は総選挙に向けて、民主党との相違を強調する戦術を示す構えを示しているが、民主党との違いを強調する戦術が、自公政権の政権延命に手を貸す結果に つながりかねない点に十分、留意する必要があると思われる。「特権官僚・大資本・外国資本・政治屋」プラス「偏向メディア」の利権維持に加担することは、 共産党の目指す方向と矛盾すると感じられるからだ。

 NHKの定時ニュースは、小沢代表の代表質問での発言内容の主要部分をまったく放送しなかった。NHKの偏向は国会で重要問題として取り上げるべき段階に至っていると考えられる。NHK政治部の「政治化」問題を、民主党は国会で本格的に取り上げる必要がある。政権交代が実現した段階で、「NHKの解体的抜本改革」を速やかに実施する必要があると考える。

  日本の言論空間が「開かれた、自由な」ものであるなら、麻生首相の所信表明演説と小沢民主党代表の代表質問を、正当に評価する論評が一斉に示されるはずで ある。客観的に見て、横綱の小沢代表と格下の麻生首相の感は否めない。自民党に好意的な論評が存在することは順当だが、小沢代表の発言を高く評価する論評 が多数提示されるのが当然と思われる。マスメディア報道の大半が、民主党に対する肯定的評価を極力抑制している点に、日本の言論空間の閉塞性、「ファッ ショ化」が如実に表れている。

 草の根からの情報発信に全力をあげなければならない。「政権交代」を実現し、「利権互助会の利権を死守するための政治」を「国民の生活を第一と考える、国民を幸福にするための政治」に転換しなければならない。いよいよ決戦の火ぶたが切って落とされる。緊張感を維持して戦いに臨まなければならない。【転載終了】


9.11自作自演テロを告発する、圧巻の作!!⑥の1

2008-10-04 10:54:36 | Weblog

9.11自作自演テロを、常識人の目で
徹底告発する力作!!
反論するなら、同じレベルで反論するべき圧巻の告発!! 転載 第6弾

 このサイトを知るに至った経緯は、最も信頼する一人である『リチャード・コシミズ 独立党支援ブログhttp://dokuritsutou.main.jp/newversion/2.17kouenkai.htm のサイト管理者nanasi911さんに依る。



  言うまでもなく、誰が見ても、単なる崩壊、制御解体等というものではない。爆発である。おそらく、誰も当初は、ビル全体が崩壊するなどと言うことは、想像 だにしなかったに違いない。世界有数の高層ビルの大規模な火災と考えたに違いない。それが、飛行機の激突であったと既に知っていたにせよ、ビルが崩れるなどとは予測しなかったはずである。


 珍しい動画がある。WTC炎上・崩壊の動画は数多いが、どれもほとんど待ちかまえていたような中継画像である。まさに映画のロケシーンのように多数のカメラで、撮られ、そして、連日繰り返し放映され、市民や世界を震撼させ続けた動画群である。しかし、次なる動画は、偶然高層アパートにいた家族が、ホームビデオで撮影したものであろうものである。


  それによると、最初は大して緊張感もなく、撮影されており、突如、大崩壊が起こって、パニックを起こしている様子が見て取れる。『オーマイガッド!』と泣 き叫ぶ女性の声に、如何に予測出来得なかった事態かが、見て取れる。それに比べて、既視聴のメディアの実況放送はあまりに冷静であった。恰も、シナリオが 予め書かれていたかのように........。

民間人が写したWTC崩壊の動画
le 11 septembre autrement :images incroyable!!!

http://jp.youtube.com/watch?v=0Nai9xANW98&feature=related



【転載開始】『見ればわかる9・11研究』より http://doujibar.ganriki.net/05wtc1-horizontalcollapse.html

[最初に結論を持つ人は、その結論を守るために、都合の悪い事実を無視しようと努める


WTC第1ビル全面崩壊の研究


水平崩壊!


 「崩壊の全体像」の項目でご覧になったとおりだが、WTC第1ビルからその建材が激しい速度で水平方向に飛び去った。その一部はビルから離れた際には間違いなく秒速20mを越していた。秒速20mというと時速でいえば72kmである。

 そこでは主に第1ビルから北西方向に飛ばされた物体群に注目したのだが、他の方向にもやはり、あらゆるタイミングでビルから水平方向に激しく飛び出す大量の建材が観察できる。

次の項目である「吹き飛ばされた巨大な壁」で詳しく確認できるが、北西側には巨大な重量を

持つ外周鋼材
が先頭を切って飛んでいた。

 そしてそれらはその後ろに巨大な「尻尾」を引きずっている。この「尻尾」は単なる塵埃ではない。それがかなりの速度で落下していったうえに、地面と激突した後で火山爆発の火砕流を思わせる巨大な粉塵の雲を発生させたからである。この「尻尾」の正体は粉砕されて鋼材と一緒にビルから吹き飛ばされたコンクリートなどの建材以外にはありえない。(痛ましい話だが、ビル内で亡くなった人々の遺体も混じっていたはずである。) 

 下の写真には
、右側(北西側)に吹き飛ばされる巨大な物体群が明らかに写っている。

 また他の落下中の物体群を見ても、先頭にどうやら鋼材の群れがあり砕かれたコンクリートなどの建材がその後ろに取り残されるように「尻尾」を作っている姿を確認できる。

 さらに、右側に飛んでいる大きな物体の周辺には、短い寸法の建材が無数に吹き飛ばされている姿が写っている。

Wtc1demoblast3

 下の映像はFOXニュースのものだが、上とは逆側の南方向上空から撮影されている。左に向けて大きな「尻尾」を引きずりながら高速で飛んでいく物体群を見ることができる。

Wtc1demoblast6

 それでは、この第1ビルから北西方向および北東方向に向けて高速で飛び出す巨大な物体群を詳しく見てみよう。この観察に使用する資料は北側の路上から撮影されたビデオである。途中でカメラが引いていき、全体像が現れてくる。PBSの映像を研究用に拡大やスローを用いて編集したものだが、このビデオはツインタワー崩壊の真相を明らかにする最も重要なデータの一つであろう。(※ このようなビデオはできる限り早くご自分のPCにダウンロードして保存することをお勧めする。)


 ただ、「崩壊の全体像」で見たものとは視点が異なるために距離的な感覚が捕らえにくいかもしれない。「崩壊の全体像」の連続写真やビデオと見比べながら見ていってもらいたい。ただ、この資料のビデオは崩壊の最初から写っているわけではないので、右上に書かれてある時間は参考までのものである。最初のシーンを「4.5秒」としたのは、このビデオの開始2秒のシーンがある一つの写真と酷似しており、この写真が示す特徴をいくつかのビデオと比較して、ここを「6.5秒」と決めたからである。すると他の多くのイベントが全体像で見た特徴と一致する。この時間設定にはほとんど間違いはないだろう。


 最初の画面は崩壊開始後4.5秒ほどの時点、ちょうど北側の角が真正面に見える。そして外周の柱の間からは円筒状の噴出が多数見られる。これはこの部分にまだ床と支柱の構造が残っている証拠であり、崩壊が進行している箇所はその上側にある。一番上に大きく傘のように広がっているのは単なる煙であり、崩壊箇所から吐き出される瓦礫とは無関係である。そして明らかに崩壊中の箇所の上には何も乗っていない


 崩壊中の箇所から10階分ほど下がった壁面から薄っすらと横一列の噴出が見える。しかしその上の階では何も起こっていない。したがってこれは明らかに上の階が潰される圧力などで出てきたものではない。同様の現象は第2ビルでもっと明らかに観察できる。(なおタイミングおよび5.5秒の段階で北東側面中央に見える大きな噴出から、この階は74階にあったメカニカルフロアーあるいはその一つ下の階ではないかと思われる。しかしこの薄く横に広がる噴出は他の写真やビデオでは確認できない。)

 さらに、崩壊中の箇所の周辺には大量の瓦礫が落下しつつある。これは6.5秒の時点で明らかになるものだが、この中には上層階が潰され粉砕されて放り出された残骸が混じっている。この4.5秒の時点は、上層階の姿がすっかり消え失せた直後に当たるのだ。
→⑥の2に続く

9.11自作自演テロを告発する、圧巻の作!!⑥の2

2008-10-04 10:53:53 | Weblog

→⑥の1より続く



Ntblastn01

 その1秒後、右側(北西側)の面でビルの内から外へ何かがあふれ出す激しい動きが起こっている。「崩壊の全体像」でも述べたように、この連続写真の「9.5秒後」ではっきりと現れる巨大な噴出は明らかに5秒前後でビルから飛び出したものであろう。

Ntblastn02

 6.5秒の段階で、右側(北西側面)の方に壁面から20~40m離れてほとんど下方に落ちていく物体群がはっきり現れる。この写真で明らかになるとおり崩れた外周ユニットの集まりである。4.5秒の段階ではビル周辺で落ちる瓦礫を形作っていたものだ。これが第1ビル上層階の構造がすっかり姿を消した直後に現れたことから、間違いなくバラバラに破壊された上層階の建材の一部であろう。同様の落下はすべての面で確認できる。また7.5秒と8.5秒の段階でさらに南側からもほぼ真っ直ぐに落下する大量の物体群が観察できる。


 落下する物体群の「尻尾の付け根」辺りから、内からの何かの新たな大きな圧力が起こっているようだ。ここから大きな変化が始まることになる。

 北側角の右側にいくつもの塊状の噴出が見られる。位置的には74~75階のメカニカルフロアーを含む部分と思われるのだが、その噴出の仕方はこの時点でまだこれらの階の基本構造が破壊されていないことを示しているだろう。


Ntblastn03

 この7.5秒の段階では北西面(右側)付近をおよそ真下近くに落ちていく物体の群れとその後ろに続く「尻尾」が注目される。さらにその奥(南側)にも大きな落下する流れが見える。


 またバラバラになった短い外壁材と思われる数多くの物体がすでにビルから数十mほど離れて飛んでいくのも目に付く。しかし北西面の噴出物はこの少し前の7秒前後に外側へ広がっていくスピードが落ちて上下に膨らむ動き
を見せている。こちらのビデオで確認できる。スピードを緩めた物体群が後ろから来る高速の物体群に追突されて押しやられたように見える。

 また白い丸で囲んだものは、この後で激しいスピードで北西向きに飛び出す物体群である。


Ntblastn04

 8.5秒ほどの時点で、今まで粉塵に隠れていたのだろうが、北西(右手)側に何か巨大なものが高速で顔を出してくる。その上側に見える物体(白丸)は今までのスピードをほぼ保ったままで飛び出していく。北東側(左、手前向き) でも、すでにビルから数十mの距離で大量の物体が飛んでいる。

Ntblastn05

 ここで右側に巨大な物体群がはっきりとその姿を表す。鋼材を先頭とした集まりでその後ろに長い「尻尾」を伸ばしながら高速で飛んでいる。白丸で囲んだ物体がここでその下と分かれていく。これらは共に5秒前後にビルを飛び出したものだろうが、下の部分がやや崩れた板状で真っ直ぐに飛んでいるため、まともに空気抵抗を受けて水平方向のスピードを落としたこともあるが、落下する上層階の名残に邪魔をされてスピードを落とした面もあると思われる。またその左側に何かの黒い物体が顔を出している。


Ntblastn06

 右側(北西側)に飛び出した物体群の左端は、どうやら板状の物体のようだ。これが北西側面の74~77階のメカニカルフロアーを含む外周壁の一部であり、崩壊開始7秒前後にビルから離れたはずだ。6.5秒の段階でこの部分がまだこれらの階の基本構造が残っているからである。そして次の3秒以内にほぼ60mあたりまで飛ばされた。飛び出しの際に秒速(水平方)20mを超えていたことは明らかである。これは「吹き飛ばされた巨大な壁」の項目
でも触れることになる。また各々のかたまりの速度の差がはっきりしてくる。


 さらに、タワー左側(北東側) でも何かが急激に飛び出してきた。

Ntblastn07

 右側では物体群の速度の差が明らかに分かる。スピードを落として下に落ちていく鋼材は破壊され変形してはいるが板状につながる外周ユニットから成り立っているようだ。真正面から空気抵抗を受け水平方向の速度を急速に落としたのだろう。また明らかな板状の物体 がはっきりとその姿を表す。その一辺の長さが30m程度はありそうな巨大な板 だ。
同時に左側の3箇所の激しい飛び出しがはっきりしてくる。


Ntblastn08

 左側の3箇所の噴出のうち、一番右のものはすぐに横へのスピードを落として下に落ちていく。

→⑥の3に続く



9.11自作自演テロを告発する、圧巻の作!!⑥の3

2008-10-04 10:53:38 | Weblog

→⑥の2より続き

 真ん中の噴出の正体は正面から写したビデオ で明らかだが、おそらく10×15mほどと思われる長方形状の板である。真正面から空気抵抗を受けるため、やはり急激に水平方向の速度を落としていく。

 最も左側にある噴出は縦にいくつもの層になっており、一番上にある物体が最も速く飛んでいく。

おそらくこれらの3箇所の噴出も、北西側と同様に、ビルから飛び出したときには水平方向に秒速20mを越す速度を持っていたのだろう。


Ntblastn09_2

 一番左にある噴出で、上を飛ぶ物体はおそらく秒速20mほどの水平方向の速度を持っているのだろう。しかし他の物体群は急激に下に落ちていき、おそらく第7ビルの下層階をめがけて飛んでいったものと思われる。


Ntblastn10

 噴出物は全体に下に沈んでいく。もうコアを除く部分の崩壊は終了に近い。


Ntblastn11

 それぞれの巨大な噴出で、先頭をきって飛んでいった物体群ばかりではなく、その後ろに続く「尻尾」にも十分に注意を払ってもらいたい。

 以下に挙げる3枚の写真は、北西側(右手側)に飛んだ物体群、その中の板状の物体、そして北東側(左手側)に飛んだ物体群を拡大してややコントラストを明らかにしたものである。
10秒の姿。


Ntblastnb

11.5秒。

Ntblastnc

12秒。

Ntblastna

 「吹き飛ばされた巨大な壁」で明らかになるのだが、ビルから飛び離れるそれぞれの物体群の先頭をきって飛んだのは、大きな重量を持つ外周壁ユニットの集まりだった。またこの板状の物体は74~77階にあったメカニカル・フロアーを含む壁面の一部だった。この部分は崩壊開始7秒前後で崩壊しており、この板状の物体はその際に飛び出したことになる。それは「崩壊の全体像」で触れたとおり崩壊開始10秒の時点でその中心がビル壁面から60mほどの位置にあった。つまりこの間に平均して水平方向に秒速20m前後の速度で飛んだことになる。もちろん真正面から強い空気抵抗を受けてのことであり、実際に壁面から飛び出したときには秒速20mを超えていたことは確実である。


 しかしそれらの外周鋼材がビルから飛び出したときには、すでに粉砕されていた他の建材と一緒だったのだ。ここでもう一度、次のことを確認してもらいたい。

 

 ツインタワーはその各々が地上部分に、約9万トンの鋼材、約8万6000トンのコンクリート、その他、石膏、ガラス、機械類、器具などを合計して、
      およそ28万トンの建材を持っていた。それに各テナントの家具や機材が加わる。

 またコンクリートは鋼鉄に比べて比重が3分の1以下であり、同じ重さでは圧倒的に体積が大きい。体積でいえばツインタワーで最大の建材はコンクリートだったのだ。鋼材だけではなく、そのコンクリートが崩壊によってどうなったのかも、この崩壊の性質を考える際の大きなポイントの一つといえる。

 

最大の体積を持っていた建材はコンクリートだった。そのほかに大量の石膏やガラス、陶器やプラスチック類などの建材、そしてテナントの器具や家具類などが非常に大きな体積を占めるだろう。そのような物体が何らかの原因で細かく砕かれて鋼材と一緒にビルから吹き飛ばされた(痛ましい話だが、ビル内にいて犠牲になった人々の肉体もまたその中に含まれるだろう。)

  密度(比重)が小さいうえに砕かれた物体が受ける空気抵抗は同じ重さの鋼材よりもはるかに大きい。抵抗で水平方向の速度を失っていったものから次々と後ろ の方に取り残され、それらは重力の働きで鋼材よりもやや小さい速度で下に落ちていく。こうやってあの巨大な「尻尾」が形成されていった。


 当然だが、早い時期に横向きの速度を失い鋼材群から離れて「尻尾」を形成した物体ほど大きく下に落ちていく。さらに、ビル内の建材が《内から外に》飛ばされたことによって起こる急激な圧力の低下によって、「尻尾」の一部がビルの方に引き寄せられる現象も見られる。

 これが、各々の「尻尾」があたかも放物線を描いているように見える原因である。それらが放物線状に見えるからといって、必ずしも物体群が打ち上げられ弾道を描いて飛んでいったのではないから、注意が必要である。


 しかし「粉砕された」とはいっても全体がパウダー状にまで細かくなっていたとは考えられない。かなりのスピードで下に落ちていったからである。その後それらを待ち構えていた運命については「超微粒子の《火砕流》」の項目で取り上げることにしたい。そこで疑いも無く明らかにできることだが、コンクリートを中心にした金属以外の物体のほとんど全てが、粉砕されたうえでビルの中から外に高速で吹き飛ばされていたのである。


 NISTの試算によると地上部分の外周鋼材の重量はおよそ2万8千トンであり、コンクリートの重量の方が3倍以上もある。体積で言えばおよそ10倍である。つまり、外周鋼材を中心にした鋼材群は、実際に吹き飛ばされた物体の中で精々が2~3割程度(重量換算)を占めるに過ぎなかったのである。外周鋼材の4~5倍の重量を持つ建材がビルの全体で内から外に飛び出して行ったことになる。この意味は限りなく大きい。


 まとめてみよう。


 ツインタワーは決して「垂直に落ちた」のではない。「水平に飛んだ」のだ。しかも、砕かれ、引き裂かれて。【転載終了】