2010/10/25upわかる目次 |
映画・カラフル |
始まってすぐ、
「絵が粗いなあ。やっぱりジブリと違うなあ。」
と、しらける。
生き返った主役の男子が、なんともださい。
こんなさえない顔かたちに生まれたら、がっかりだよな、と思ってしまう。
やっぱり、姿かたちは人生を左右するな。
もし、向井理が生まれ変わって、俺の顔かたちだったらスゲー落ち込むだろうな。
佐々木希が俺の顔とスタイルになったら、死にたくなるんじゃないかな。
そんなことを考えてしまう。
原作は読んだがずいぶん前だから忘れている。
そうだった、そうだったと思うが先は思い浮かばない。
この程度の話だったかな、などと思う。
からんでくる美術部の女子がまた、うっとうしくて見た目が悪い。
まったくどいつもこいつも、さえない登場人物ばかりだ。
ところが、いつの間にか男子の顔が変わって見える。
あれ?
いつこんないい顔になったのだろう。
お母さんは母というより色気のある嫌ないい女だ。
それが自然にけなげな母親に思えてくる。
お父さんは情けないひょろひょろ顔だ。
それが、気づかぬうちに凛々しく見えてくる。
あの世の関西弁男子の言葉が耳障りだ。
と思っていたら、だんだんかわいくなってくる。
ああ。そうか。
友達って、こういうものだったな。
家族って、こうやって作っていくものだよな。
お兄さん、かっこいいな。
主役の男子。ほんとに良かったね。
帰り道にそんなことを考える素敵な映画でした。
原作『カラフル』文庫本を買い直そうとしたら売り切れでした。
あした買います。
映画『カラフル』公式サイト
2010-09-03 19:28