制御屋の雑記

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<テポドン2号>発射失敗の原因はミサイルの腐食

2006-10-02 | 半島関連

 やっぱりねー。液体燃料は注入してからはすぐに発射しないと腐食してくるというのは常識みたいですからねw
 しかしこんな物騒な国が近所にいるとやりきれません。
 これでも日本は平和憲法さえ守っていれば、どこからも攻撃なんかされるはずはないなどというお馬鹿な連中が多いのもやりきれませんが。
 (゜⊿゜)y━~~


 【ワシントン笠原敏彦】米国防総省の諮問機関・国防科学委員会のウィリアム・シュナイダー委員長は9月29日、毎日新聞のインタビューに答え、7月の北朝鮮の長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の発射失敗の原因について「液体燃料をタンク内で長期間維持したため、ミサイルに腐食が生じたことが引き金になったとみられる」と語った。また、イランから北朝鮮へのミサイル開発支援に強い懸念を示した。 

 同委員長は、テポドン2号への液体燃料注入から7月4日(米東部時間)の発射まで「少なくとも2週間」の間隔があったと指摘した上で、「ロケット燃料には腐食作用があるため注入後迅速に発射するのが普通だ。2週間というのは異例の長さだ」と語った。 

 テポドン2号が発射後「1分以内」で軌道を外れた原因では、液体燃料が関係する可能性が最も高いと説明し(1)ロケットエンジンのノズル(噴出口)など精密部位が腐食して適切に機能しなかった(2)腐食により強度が弱まったミサイル外板にエンジン燃焼の圧力で穴が開いた――などの可能性に言及した。 

 一方で、発射失敗には「別の理由もあり得る」とし、北朝鮮が次にテポドン2号を発射するには「設計面で追加的な検討を行わねばならないだろう」と述べた。 

 また、一般には北朝鮮からイランへのミサイル開発支援が知られるが、同委員長はイランからも北朝鮮に先進技術が流れている、と指摘した。その例として、ロシアの支援で改良された中距離弾道ミサイル・シャハブ3の技術が北朝鮮に還元され、テポドンの開発を可能にしたと説明し、「ミサイル供給のネットワーク化」に警戒感を示した。 

 シュナイダー委員長はラムズフェルド国防長官の側近で、ミサイル防衛などを推進している。
 (毎日新聞) - 10月2日3時6分更新
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061002-00000007-mai-int&kz=int

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