制御屋の雑記

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「いざなぎ景気、軽く抜く」与謝野経財相が自信

2006-04-16 | 国内その他

 どうやら製造業も活発になりそうな予感はしますねw
 しかしながら、設備に係わっている者からすると、この景気で設備の需要が増えたとして、供給側=技術力に大きな不安を覚えます。

 設備業界の現実は、唯の拝金企業に成り下がり、以前の不景気の時に技術者を育てることもせずに、リストラやユーザーからの激しい値段たたきなどで、業界そのものの質が下がり、スキルのある技術者が圧倒的に不足しています。
 おまけに仕事が出来れば出来るほど過酷な状態に晒され、病人や死亡者まで出る始末です。これでは人は育ちません。

 日本はその技術力によりこれまで成り立ってきました。たしかに先端技術のレベルは上がっているのかも知れませんが、設備業界といういわば日本の技術力の下支えをしている所はガタガタの状態です。 さらにその持てる技術を伝えきれずに、団塊の世代も退職して行きます。

 木を育てるのと同じで、技術者も一人前に育つまでに何年もかかります。企業は人なりと言うのを無視してやって来た大きなツケがくることになるかも知れません。
 


 【読売新聞】
 与謝野経済財政相は16日のテレビ朝日の報道番組で、景気の先行きに関して「いざなぎ景気を軽く抜くと思う」と述べ、今月で戦後2番目の4年3か月(51か月)に並んだ現在の景気拡大が11月以降も続き、高度経済成長期に4年9か月(57か月)続いた「いざなぎ」の戦後最長記録を更新するとの見方を示した。  

 06年度の実質経済成長率についても「2%を超える可能性は予想できる」とし、政府経済見通し(1・9%)の上方修正を示唆した。  

 与謝野氏は景気拡大の長期化が見込める理由として<1>財政出動をしないで(経済が)自分の体力で回復している<2>経営者が設備投資などに非常に慎重(で景気が過熱しにくい)――などを挙げた。  

 竹中総務相の「消費税率の引き上げ幅は3%で財政赤字をなくせる」との主張については「根拠を発表するのが国民に対する責任」と指摘し、詳細な前提条件の明示を求めた。
 (読売新聞) - 4月16日20時17分更新

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