北朝鮮がガタガタになって、大量の難民があふれかえると、真っ先にその被害を被るのは中国と韓国です。もう北朝鮮の崩壊は時間の問題のような気もしますが、どうなるのでしょう。
( ̄д ̄)
【産経新聞】
■食糧枯渇・金融制裁 住民ら不満拡大
韓国の脱北者支援団体によると、北朝鮮国内では対米非難と「決死貫徹」など戦争ムードだが、一部の住民の間ではひそかに「はやく米国と戦争になればいい」との声が高まっているという。米国が北朝鮮を解放するという意味だ。
中朝国境を往来する脱北者が増え、国境の中国側から北朝鮮国内に携帯電話も可能で平壌の富裕市民の60%が「韓国のテレビドラマを見たことがある」というほど情報が流入。特に軍の忠誠度の低下が著しいとされる。
北朝鮮は3日夕から4日にかけ、2日間にわたって核実験声明を繰り返し、「先軍(軍事優先)政治」の重要性を強調。さらに「首領決死護衛精神」を繰り返すなど、戦時の雰囲気を高めている。今後も米国が態度を変えない場合、北朝鮮が「準戦時体制」を敷く可能性は高い。
食糧事情も逼迫(ひっぱく)している。金融制裁に加え、国際社会からの人道援助が中止された影響も出始めている。東亜日報によると、過去10年間、中国から輸入されていた食糧も最近は外貨不足から思うに任せない状態。先月末は食糧価格が1・5倍に急騰したという。
北朝鮮は5日、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)機関紙「朝鮮新報」の記事(平壌発)で、「核実験は虚言ではなく、明白な行動が前提」と宣言が脅しでないことを強調。その一方、「米国が今からでも行動をとるなら現在の危機は克服できる」などと、米国に譲歩を呼びかけた。
こうしたなか、朝鮮中央通信は5日深夜、金正日総書記が朝鮮人民軍幹部らによる集会参加者を祝賀したと伝えた。同総書記の動静が報じられたのは9月15日以来、20日ぶり。
◇ ≪米、核技術の拡散懸念≫
【ワシントン=山本秀也】ラムズフェルド米国防長官は5日、国際社会が北朝鮮の核実験を阻止できなかった場合、「核開発の敷居が低くなり、他の国々も開発に進むだろう」と語り、平壌を基点とする核技術の拡散が進む懸念を表明した。
AP通信などによると、ラムズフェルド長官は、「(実験阻止に)失敗すれば、国際社会は状況に手をこまねいて安閑としていたことを自問せざるを得なくなる」と語り、核開発を阻む能力と国際社会の団結の欠如がこうした失敗の原因だと指摘した。
実験の監視体制について、ラムズフェルド長官は地上、地下のいずれで核実験が行われても、米軍が世界で最もすぐれた探知能力を発揮すると自信を示した。
2006年10月7日(土)03:24
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/m20061007005.html
関連記事:
金総書記『全世界が敵』
中、ロ、韓も信頼できない
【ソウル=山本勇二】今年七月に平壌で開かれた北朝鮮の在外大使会議で、「今や全世界が敵であり、自力で難問を解決すべきだ」という金正日(キム・ジョンイル)総書記の指示が伝達されていたことが六日わかった。ソウルの朝鮮半島関係筋が明らかにした。
北朝鮮がこの指示を貫くなら、国際社会からの孤立を覚悟で核実験を強行する恐れが強まる。
北朝鮮は七月五日にミサイル七発を発射。国連安全保障理事会が十五日に発射を非難する決議を採択したのに合わせ、北朝鮮の在外大使会議が招集された。七月十八日から二十二日まで開かれたもようだ。
金総書記は会議に出席しなかったが、伝達された指示の中で、金総書記は核やミサイル問題について、これまでは米国の威嚇、圧迫による対決状況でとらえてきたが、安保理決議を受けて「今後は世界が敵になった」と指摘。安保理決議に賛成した中国、ロシア、さらに肥料や食糧の追加支援を凍結した韓国を名指しして「信頼できない」と批判したという。
ミサイル発射から三カ月。北朝鮮は、今月三日には「今後、安全性が徹底的に保証された核実験を行うことになる」との外務省声明を発表した。核とミサイルで武装して体制維持を図ろうとする戦略を、加速させる可能性もある。
(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20061007/mng_____kok_____001.shtml
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