(写真と本文は、関係ありません)
「電話野郎(でんわ・やろう)」…時間や相手の状況、要件の緊急性などを考慮せずにとにかく思いついたらその相手に電話をかけ、相手の時間を泥棒する人。
私は何度となく、このブログで電話野郎の撲滅を強く推し進めてきた。
私はホリエモンは好きではないが、彼の
「電話をかけてくるヤツとは、仕事をしない。電話してくるヤツは時間泥棒」
という理屈は、共感出来る部分はある。
数年前、私はある学生の「社会人にインタビュー」みたいな企画でインタビューされる側になった事があったが、その時私にインタビューした学生が今春大手企業にめでたく就職した。
インタビューを受けた時からハキハキと好感の持てるしゃべりで、その企業名を聞いても納得だった。
その学生が、先日私に電話をかけてきた。
もちろん、私の事を覚えていてくれたので嬉しくないワケはない。
聞くと、ご挨拶かたがた自社の売り物をPRしに伺いたいと。
私は、喜んでその人を迎えた。
義理もあり、その人の売り物を少しだけ購入する事になったのだが、その人はこの55歳が驚くほどのペースで私の携帯になけてくるのだ。
しかも、わざわざ携帯で聞かなくてもよいような、緊急性の低い内容ばかり。
むしろ若者ほど、本来電話せねばならないような件でもメールやLINEで済ませてしまう事も少なくないだけに、珍しいタイプだ。
若者よ、あなたが熱心である事は私は以前からよく知っている。
だが電話とは、何の前触れもなく相手のプライバシーに踏み込んでしまう凶器にすらなり得る、という事を肝に銘じてほしい。
あなたの印象が悪くなるだけでなく、社と社の取引に影響しかねないのである…