ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

スタレビ「ブギウギ・ワンダー・レビュー」ツアー@なら100年会館。

2023-07-02 21:57:08 | No Music,No Life.

今宵は我が愛してやまない、宇宙一好きなバンドのスターダスト・レビューが「ブギウギ・ワンダー・レビュー」ツアーでなら100年会館に来てくれたので、参戦した。
今回のツアーは2月のオリックス劇場に続き2回目だが、いわゆるスタヲタの中には毎週のようにどこかの会場に出没する人がいて、毎週嬉しげにSNSに挙げる人がいる。自由で羨ましい限りである。

今回も3時間半にわたり楽しませてもらったが、残念ながら日替わり曲の中に私の好きな曲はなかった。つまるところ、推し活と称して毎週ライブに馳せ参じる人は、今日こそは自分の好きな曲をやってくれるのでは?と念じて時間とコストを投入するのだろう。
私のように1回や2回の参戦で好きな曲に当たれず残念がるのは、修行が足りないのだろう。

そんな中、デビュー当時から彼らを支えたレコーディングディレクター、深川昌弘さんの訃報が飛び込んだらしい。通常レコーディングディレクターは
「もっとこんな曲を書け」
「ライブはこうしろ」
などと指図をするものだが、深川さんは一切そんな事は言わず、メンバーを信頼してくれたそうな。
それだけに、この日の「木蘭の涙」は要氏が深川さんを思って歌い上げたらしく、目には光るものがあった。

それにしても、パーカッションのVOHさんの復調具合が気になる。
VOHさんは昨夏に喉頭がんが見つかり、10月から始まったツアーを休み続けている。
今回のツアーはVOHさんのパートのデータ抜き出して鳴らしながら他のメンバーが演奏するため、サウンドとしての違和感は見後にないのだが、冒頭に会場に流れた釈明の動画では半年後の復帰を言明している。
順調なら4月にはステージに立てているはずなのだが、もうそれから3ヶ月も経っているだけに動画のコメントとのギャップがひたすら心配になる。
いくらネットを検索しても近況は上がって来ないだけに、早期発見ではなかったのか、さてはもう助からないのか…などと良くない想像ばかりしてしまうのである。
時が経てば、VOHさんの病気もSpice Of Lifeだったと笑い飛ばせる日がきっと来るだろうと信じたい。

要氏は相変わらず自虐を込めて
「オレたち、こんなに長くやってるのに『レジェンド』とは呼んでもらえないんだろうなぁ」
と語る。
いやいや、レジェンドでなくていいんです。
スタレビは、存在そのものが「夢伝説」ですから…