ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

山下達郎「Performance2023」@堺。

2023-07-23 22:35:11 | No Music,No Life.

今日は、我が尊敬してやまない「歌う人間国宝」山下達郎のライブが大阪・堺の「フェニーチェ堺」であったので行ってきた。
ファンクラブ(FC)枠だが、最近はFCでもフェスティバルホールに当たらない事が多いため、第一希望で手堅く当てに行くため敢えてローカルを狙ったのである。

穴狙いのつもりだったが、私の席は前から25列目、後ろから5列目だった。
で、達郎がステージから
「今日初めて山下達郎をご覧になる方、どれくらいいらっしゃいますか?」
と問いかけたところ、前の方のご新規率が異様に高かったのだ。ローカル開催ゆえ、おそらくチケットの会館売り分が多かったのだろうが本来コンサートはそうあるべきだ。前の方を地元以外の人に占められては、ツアーの意味がない。

まだツアーの序盤、8本目なのでネタバレは避けるが、今回はLP復刻ににちなんでRCA/AIRイヤーズの選曲がいつにも増して多く、オールドファンは狂喜乱舞だ。
何の曲か言及は避けるが、後半の盛り上げ曲でタムとタンブリンのうるさいイントロが流れて来て「またコレかよ…」と思った事が毎回のようにあったが、今回はハズレていた(笑)。

今回のツアーの目玉は、バンドの新メンバー・ギターの鳥山雄司氏だ。あの佐橋佳幸のサポートを30年にわたり聴き続けているだけにどれくらい違って聴こえるのだろうか?
期待と不安があったが、年齢を重ねた今の達郎には鳥山氏のようなメロウな泣きのギターが合うのかもしれない、と感じた。
鳥山氏は佐橋氏のような自己主張の強さはなく、根っからの職人のように思える。聴き慣れた曲の間奏では思いもしなかったフレーズが飛び出した事もしばしばで、新鮮な印象だった。

最も懸念したのは、例のジャニー喜多川問題への言及。
しかしコレは冒頭の挨拶で
「最近、世間を騒がせておりますが、関係ありません。ライブは平常運転です!」
と述べるにとどまったが、それで良いと思う。
わざわざ11,000円も払って会場に足を運んだファンは、みなわかってるから…