ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

「宇治市議会だより」を、真面目に読む。

2019-09-02 20:00:00 | 思うこと
いつもは滅多に読む事もなく、直ちに古紙回収に回される運命の「宇治市議会だより」。


思うところがあり、手に取ってみた。
給与明細を見れば分かるが、市民税・府民税は所得税より高い。それだけに納税者として、行政に目を光らせ提言をする義務がある。

実は我が街・宇治は、問題だらけなのだ。
「宇治茶と源氏物語の街」として一定の知名度はあり、交通が便利で地価も安くスーパーも山ほどあり生活はしやすいのだが、問題は山積している。

その中で、やはり私の中で大きな関心事である近鉄小倉駅前の再開発については、複数の議員が質問をしていた。




私も6/9に記事にしたのだが、近鉄小倉駅東側の商業施設「レインボー小倉」から全テナントが撤退し、完全に廃墟になってしまった。
スーパーが林立し、わざわざ駅前の商業施設に行かないという人もいるかもしれないが、仕事や学校の帰りに買い物をして帰りたいという人は多いはずである。
役所というのはとかく
「安全安心まちづくり」
「にぎわいづくり」
などというフレーズが好きだが、にぎわいづくりの最も重要かつ手っ取り早いのが駅前再開発である。
 
また近鉄小倉駅は、乗降客数は京都線の中でも上位であり急行停車は住民の悲願だが、土地がなく待避線を敷けないなどの理由で長年見送られてきた。
ここで駅前再開発を機に高架化を図り、待避線設置による急行停車と、渋滞が慢性化する駅付近の踏切廃止→立体交差化を真剣に検討してほしいものである。

しかしながら、私が深い議論をしていただきたい 
・宇治川花火大会復活問題
・いわゆるウトロ地区問題

について、今月は議論された形跡がなかったのは残念だ。
とりわけ宇治川花火大会は、2014年の台風による増水で中止された後は
「来場者の安全を確保出来ない」
などのよくわからない理由で完全になくなってしまった。
そればかりか、宇治橋に近い塔の島界隈は護岸工事の名の元に桜の樹が無残にも切り倒され、花見すら出来なくなってしまった。
当然、その経緯と結果に納得している市民は私をはじめ多くはない。

花火をやめた代わりに、何か観光に力を入れているのか?と言われても、行政が汗をかいているようにはとても思えない。
伊藤久右衛門など老舗の茶屋が時代の変化に敏感に対応し、抹茶スイーツをヒットさせているから良いようなものの、いわゆる「もうひとつの京都」の一環である「お茶の京都」という打ち出しが刺さっているとは言い難い。
来春には、市営茶室の利用料が倍に値上げされる。抹茶を点てるのに、700円が1400円になる。
利用者が少ないから値上げするのは分かるが、値上げの前に本気で利用促進の努力をしてはどうか。

これを機に、私もこの「市議会だより」を熟読し、納税者として宇治市政を厳しく監視していきたい。
決して選挙に出たりするわけではないが(笑)…