星蜜記

ホシ蜜と申します。リンパ浮腫、乳房再建、食べ歩き、ワンコ(柴7歳)のことなどあれこれ思うままに綴っています。

雨の三渓園 &Old Friend

2020-11-03 07:39:00 | 記録

ランチの後はどこに行こうかとあれこれ相談したが、外は雨「うーん 」と二人して悩んでしまった。
でも、もしかしたらこの後は止むかもよ?と一縷の望みをかけて、友人の希望でもあった三渓園に行ってみることにした。
横浜市内に暮らすようになって20年弱となるが、三渓園は行きたいと常々思いながら未だ叶わず。というわけで、ホシちゃん的にも大賛成。
さっそくタクシーをよんでもらって向かうことにした。

雨の三渓園。なかなか風情があるではないですか。

三渓園の象徴である三重塔を臨む景色が美しいですなぁ。

とは言いながら、雨景色の風情を味わう気分はあっという間に過ぎ去ったので、雨を避けて三渓記念館で催されていた企画展「臨春閣―建築の美と保存の技―」を見学することにした。

以下「臨春閣」について、三渓園HPから抜粋
「江戸時代はじめの慶安2年・1649年に、現在の和歌山県岩出市の紀ノ川沿いに建てられた紀州徳川家の別荘・巌出御殿と考えられています。その後、大阪市此花区春日出新田に移されていたものを明治39年・1906年に原三溪が譲り受け、11年をかけて念入りに配置を吟味し、大正6年・1917年に移築が完了しました。 」以上

この臨春閣は約30年ぶりに保存修理工事を行っている。外観も幕がはられていて見ることができなかったが、欄間やそれに附属する色紙などを取外して修理を行ったそうで、この企画展ではそういった貴重な作品が展示されていた。
撮影可だったので、たくさんの展示物の中からその一部をご紹介。

芦雁図
障壁画の原本とその複製(30年前にコロタイプ印刷という高度な技術で作られたそうだ)が並べられていた。

黒漆螺鈿楼閣人物図扉(地袋戸)

美しい螺鈿に見入ってしまった。


欄間(浪華十詠和歌色紙)

この欄間には、大阪難波から見える景色を公家二十人が詠んだ色紙がはめ込まれている。

板絵十二支図額

壁に埋め込まれていた板絵が補修工事のために壁から取り外されていた。
この板絵十二支図額は他に類を見ない珍しいものだそうだ。

👆辰年と巳年

補修工事が終わって臨春閣に戻されると、こんなに間近で鑑賞することはできないそうなので、雨でも頑張って来てみた甲斐があったというもの。

見学後は庭園を見ながらロビーでちょっと休憩。

普段はここでお抹茶をいただけるそうだが、この日はお休みだった。残念。

外に出ると、にゃんこさんが雨宿り。


この後も少し散策したが、雨のために足元も悪かったので隅々までは見学できずに帰ることにした。

ではでは、にゃんこさん達、さようなら

(この日の園内は人より猫のほうが多かったw)

またお天気が良い時に会いに来るよ~(=・ω・=)にゃ~

出口にちょうどタクシーが1台。横浜駅にまっすぐ向かうことにした。
友人が埼玉から遊びに来たと話すと、運転手さんがあれこれ案内をしながら走ってくれた。面白くて親切な運転手さんだった。ちゃっかり私も旅行者の振りで案内を楽しく聞いた。

横浜駅では高島屋に立ち寄り、友人は職場へのお土産を買い求め、私は華正樓の肉まんとあんまんを友人宅用と自宅用に買った。平日だったのであんまり並ばずに買えてラッキー

買い物後は資生堂パーラーでひと休み。

珍しかったのでザクロのアイスクリームソーダにしてみた。これは季節の限定らしい。見た目もきれいでおいしかったデス

この後、友人は来た時と同じように地下鉄で帰っていった。改札まで見送って名残惜しくさようなら(@^^)/~~~

雨に降られてしまったけど、楽しい一日だった。
友人も私もともに「晴れ女」だったのだが、実のところ、段々と晴れ女パワーが弱まってきている。
原因はふたりとも配偶者が「雨男」ということ。雨男パワーというのは凄まじいものがあり、私たちの晴れ女パワーを凌駕しつつある。あな恐ろしや。

学生の頃、友人と私は同じクラス(35人くらいだったかなー)だった。教養課程の2年間は他の学部と比べてクラス授業がとても多く、クラスコンパで盛り上がったりして仲良しのクラスだった。専門課程になると段々と別に行動することが増え、やがて教育実習やら就職活動やらみんながそれぞれに忙しくなり、学内で顔を合わせることも減ってしまった。卒業後、ほとんどが故郷に帰ってしまい、残された数少ない関東組もなんとなく疎遠になってしまっていた。それでも、今回会えた友人には結婚披露宴によんでもらったり、ずっと年賀状のやり取りをしていたりと、ほそぼそとではあるが、ずっと付き合いが続いてきた特別な友人である。これがきっかけで再会の輪が広がり、また別の友人にも会えるようになるといいんだけどな。

友人と私との出会いは10代の終わりだった。
それがあと数年で還暦を迎えようとしている年齢になった。
この後は、楽しくのんびり過ごしていきたいねと語り合った。
今でこそお気楽主婦の友人と私ではあるが、思えば人に言えない苦労を乗り越えてここまでやって来たのだった。今となってはその片鱗も見えないかもだけどね。それでいい。
この先、どうかどうか二人ともゆっくりとそしてささやかに年老いていけますように。

今度会えるのは来年かな。春になったら今度は川越あたりで会おうか。
(2020・10・23)

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2 コメント

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Unknown (古娘)
2020-11-06 15:18:15
蜜さんが蜜を避けて、素敵なデートになりましたね。
珍しくビールの乾杯が無かった?
私の高校の親友は川越のお寺さんに嫁いでます^ ^
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Unknown (hoshimitsuki)
2020-11-07 15:00:34
古娘さまへ
三溪園の前に以前古娘さんとご一緒したSHIMOMURAでランチしたんです。私はビール、友達は梅酒で乾杯しました😄
川越に行ったら喜多院をお参りしたいなぁと思っています。
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