認知症をぶっ飛ばせ！名月赤城山大作戦

日曜日にはじじぃのご機嫌伺いに行って来た。

今回は趣向を変えて、じじぃの好きな歌謡曲をウォークマンにダウンロードし、ポータブルスピーカーとともに持って行った。

じじぃは音楽好きで、今の一人暮らしの部屋でもよくタンゴを流して聴いていたし、月に２度ほどタンゴの会というサークルにも出かけていた。

けれど、新コロでタンゴの会はなくなってしまったし、いつのまにか部屋に音楽が流れることもなくなってしまった。

もともと歌謡曲よりもタンゴだシャンソンだとこじゃれた音楽が好きなじじぃではあるが、何十年も前を思い出してみると、東海林太郎は大好きでレコードに合わせてよく歌っていた。

東海林太郎、ご存知ですか？

明治生まれの歌手なので、もう知っている人は少なくなってきているだろう。

燕尾服&直立不動で歌う姿が懐かしや👇️

「泣くなよしよし ねんねしな」の「赤城の子守歌」や、「男心に男が惚れて」の「名月赤城山」は、東海林太郎の名は知らなくても、聞いたことある！という人は多いかもしれない。

その東海林太郎のゴールデンベストというアルバムをダウンロードして持って行って聴いてもらった。

これが大成功！ヽ(^。^)ノ

すっごくよく覚えていて、次から次へと歌っている。

「徐州徐州は？」

「徐州徐州と人馬は進む」という出だしで始まる「麦と兵隊」のことだ。

「入ってるよ。もうすぐだよ」というと、満足気に頷く。

歌にちなんだ当時のできごとを話したりして、歌につられて色々と思い出すようだ。

いいぞいいぞ！　脳が活性化されているぞ！

音楽療法は多くのデイサービスでも取り入れられているらしい。

お仲間と一緒に楽しく大きな声で歌えたらどんなにか良いだろうと思うのだけれど、姉が選んだのはトレーニング系のデイサービス。

それならば、せめて私がもっと一緒に歌えたら…と思い、目下のところ我が家のBGMは常に懐メロと軍歌である

　　

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