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星空は楽しいBLOG2

天体写真を中心に、普段の中での紹介したいものをアップしたいと思います

観望会で惑星観察

2024-12-01 03:31:27 | 日記
惑星観察の時期になりました。電視観望と眼視観望の両方を可能にするためにフリップミラーを導入です。

C8とASI585MCを利用してsharpcap4.1のプレートソルブの使用を考えると2000mmの焦点距離は長すぎてそのままでは不可能です。ASI585MCだと、プレートソルブの可能な焦点距離は1300mm前後程度だったと思います。

そこでクローズアップレンズNO4をフリップミラーの前に取り付けることにしました。ビクセンのフリップミラーは2インチスリーブに取り付ける側が49mm径です。クローズアップレンズがそのまま取り付け可能です。クローズアップレンズの前にフィルターも取り付けできるように49-48変換リングも装着します。
しかし、NO4+変換リングの外径では2インチスリーブに差し込みできません。
仕方なく周囲をヤスリで削りました。アルミ色のまま装着です。


この状態で1260mm(F6.3)です。ヘリカルフォーカサーでほぼ同焦点にしています。

今回処理した写真です。

まずは、電視観望で模様を認識してもらい、それから眼視で確認です。

昨夜は先日よりシーイングが良好でした(決して良いというわけではありませんが)。今までの感覚だと動画に残すには躊躇するシーイングです。しかし、sharpcapの強調で処理されて画像に気をよくして、sharpcap4.1の操作手順を動画にしました。


今回は1260mmでの動画です。C8を3000mmで撮るとどんな画像になるか興味津々ではありますが・・・






火星と木星

2024-11-25 23:00:24 | 日記
先日のSharpCap4.1のウェーブレットを3/24の観望会で実施しようとしたのですが、全く画像のスタックが出きず、あたふたしてしました。観望会後帰宅してから調べてみると、対象天体は必ず画面の中央に位置していないとスタックしないことが判明。惑星はROIでエリアを絞って撮影するのですが、ROIで絞った画面の中央ではダメで、画角を絞る前のCMOS素子の中央でないとダメのようです。

昨夜はシーイングはかなり悪い状態でしたが、それでもそれなりの画像に処理してくれます。動画に保存してあとからRegistax処理したいとは思えないシーイングですが、その場で処理して、小さなデータ量で残せるので、とりあえず保存するには好都合です。

火星の画像でもわかるのですが、大きく飛び跳ねて星が暴れているのが分かりますが、模様はしっかり出ています。



恐るべしsharpcap4.1 のウェーブレット処理

2024-11-23 00:10:59 | 日記
昨夜の惑星のライブ処理で、惑星の模様が浮き上がるのを見て、今日はさらにその機能を確認してみました。

Sharpcap4.1の画面です。

Ⅰ. まず、黄色の箇所を適当に設定します。キャプチャエリアを対象天体に合わせ小さくします。エリアが大きいと読み込み速度が遅くなります。

Ⅱ. ツール > 太陽/月/惑星のライブスタッキングと強化を選択します。・・①

Ⅲ. Live planetary Stacking/Enhancement の設定をします。
   ②の枠にスタックされた枚数がカウントされます。
   ③の枠で希望の枚数を入力。ここでは2000枚ですがもっと多くてもOK
   ②の枠が③枠と同じになれば、右横のsharpeningの指定です。
  Registaxと同様の感覚で使用します。
  LEVEL1~4を適当にスライドして木星像をみて確認します。

     
上段:まずはC8で電視観望仕様のいつもの920mmです。Sharpcapの機能でしっかり模様がPC画面に表示されます。眼視でシーイングの確認すると、大きく揺れる大気の流れの中に時折模様が見えます。でも眼視よりはPCを通した方が模様は見やすいです。

中段:次にC8をそのまま2000mmとして撮像です。面積は焦点距離が2倍です    ので面積は当然4倍になり見やすくなります。

下段:最終画像です

眼視よりははるかに細かい模様が見えるのがうれしいです。観望会での説明には大変便利そうです。

二刀流による電視観望

2024-11-21 22:25:17 | 日記
昨夜は二筒流による電視観望での星雲の大きさを確認していました。
架台はいつものVixenGPDです。

2種類の筒は次の通りです。一応概算でフルサイズカメラと焦点距離比較をしました。5cmの筒はファインダーを改造したものです。
  • C8(920mm) + ASI585MC + QBP          → <フルサイズ換算3100mm相当)
  • 5cm(150mm) + NeptuneCⅡ + QBP   → <フルサイズ換算720mm相当)
①はSharpcCap4.1を使用、②はSharpcCap4.0を使用です。
これで瞬時にPC画面切り替えしながらの観望が可能です。

C8で観望
M1, M2、M1 

5cmで観望
M33, M45, パックマン


C8と5cmの同時比較ではM42,らせん星雲を比べました。
ほぼ、同一時刻に記録されています。どちらもQBPは使用しています。

C8はカメラの取り付け不良のためでしょうか、左右で星が歪になっていました。

紫金山・アトラス彗星 11/20

2024-11-21 09:21:31 | 日記
今週末に観望会があるので、話題になった彗星の様子を確認しました。

まだまだ見える紫金山・アトラス彗星でした。いつもの二筒流システムC8(20cm)と5cmでの撮影です。C8だと尾もまだ十分に見えます。
写真は1分(5秒*12)の1枚画像です。C8の画像の方はカメラの取り付けが悪いのか、星がいびつです。

この時期は土星・木星が見えます。観望会としてはこれら惑星には必ず筒を向けますが、電視観望しながら、CMOSカメラから眼視用へのシステム変更を観望会中には避けたいところ。眼視観測は他の方にお任せしますが、電視観望でも惑星を見せたいところです。

sharpcap4.1になってライブでもregistaxを使用したような画像が吐き出せる機能があるそうなので使用してみました。
今回のC8は焦点距離920mm(F4.6)ですが、通常の木星の動画撮影ではC8だとバローを使用して4000mm(F20)~6000mm(F30)ぐらいに拡大しての撮影と思っています。

今回のような短い焦点距離(920mm)で、しかもライブで模様が見える楽しさは素晴らししいです。スタック枚数も指定できるようで、昨夜は500枚程度でしたがもっと枚数を重ねれば鮮明な画像が見えるかもしれません。土星の時はその機能が十分理解できていなかったので少ない枚数で解像度が悪いです。また、昨夜は眼視観測をしていなかったのでのシーイングも不明です。

初心者が眼視で惑星をみても、ここまでの模様は見えていないと思います。そこでまずこの画像で説明して、他の望遠鏡で眼視してもらうのがいいかもと思います。
ただし、惑星は透明感のある特に土星の美しさは眼視観望に軍配があがるだろうとは思います。