堀内徹夫(日本共産党福岡市議)の博多っ子ブログ

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福岡市の「図書館戦争」

2015-12-30 09:35:41 | 日記
福岡市の図書館に、新たに「指定管理者制度」を導入されることが決定した。

導入されるのは、千早駅前に建設中の東市民センター内の東図書館。

管理運営を任されることになったのは、「紀伊國屋」と「日比谷花壇」だ。

これは、社会教育施設である公立図書館としての役割を「集客、交流」などとゆがめることになるのではないか。

また、図書館で大事な業務の継続性も損なわれることになるのではないか。

さらに、専門的知識を持つ図書館職員の育成が脇に置かれ、非正規労働者を前提にした現場労働者の賃金大幅カットが心配される。

そして、図書館利用者などの個人情報流出などの恐れもありうる。

高島宗一郎市長は、「経費縮減」を口実にしているが、福岡市が直接運営した場合と、紀伊国屋などに管理運営を任せた場合との予算差は、月2800円しかないのである。

もう一つの管理運営会社は、日比谷花壇。

東京の日比谷公園にある、あの花屋さんで、図書とは何の関係もない。

なぜ花屋が入るのか、教育委員会はまともな説明を議会でも出来ずじまいなのだ。

全国各地の図書館では、民間企業による不適切な管理運営が問題となっている。

市民意見でも圧倒的多数が、図書館は福岡市が直接、運営すべきだと求めており、労働組合や図書館関係団体からも反対の声があがっている。

安上がりだけを追求し、民間大手企業に公的業務を丸投げする市政運営は、市民にとってはろくなことはない!

写真は、映画「図書館戦争」の撮影現場となった北九州市立中央図書館。その昔、随分、通いました。(^o^)/

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