堀内徹夫(日本共産党福岡市議)の博多っ子ブログ

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尖閣諸島問題って、それほど危機感あることでしょうか?

2014-07-10 22:00:40 | 日記

最近は激励が多くなった街頭宣伝だが、先日、大橋駅で、60代後半の方から、「おい、共産党。尖閣諸島問題を解決せんで、何が平和か」と、ヒステリックに言われた。

時代について来れない方がいるのは、歴史の常。

腹は立たないが、かわいそうだ。

その方は、今日の日本には、集団的自衛権行使容認が必要だとも、言い張る。

安倍首相は、行使容認の根拠に「東アジアの安全保障環境がきびしさを増している」ことをくり返し強調している。

つまり、中国との領土問題での「紛争」や北朝鮮の無謀な行動を言いたいわけだ。

しかし、こんなこと、その気にしてる自民党の国会議員や地方議員は一人もいないのではないか。

もし、いたとすれば、それは政治を読めない方としか思えない。

重要なことは、たとえ集団的自衛権行使を容認しても、中国との尖閣問題が解決するわけではないということだ。

そんなことしたって、あの中国の無法な行動がおさまるわけでもない。

それは、領土問題の解決は、外交交渉による平和解決以外はないからなのである。

安倍内閣は、「中国との間に領土問題は存在しない」という方針にもとづいて、話し合いにまったく応じようとはしていない。

だから、中国が無謀な行動をおこしても、抗議する場がないのである。

尖閣問題の解決には、中国との話し合いの場で正々堂々と「日本の
固有の領土」であることを主張し、交渉によって解決しなければならない。

だから、4月24日の日米首脳会談で、オバマ大統領は、「尖閣列島に中国軍が上陸したらアメリカは撃退するのか」との記者の質問に、「対話を通じて平和解決をめざすべきだ」「エスカレートし続けるのは深刻な誤りだ。信頼醸成措置を講ずるべきだ」と強調した。

尖閣、尖閣と騒いで、自衛隊増強をすすめ、軍事一辺倒の対応の安倍首相の姿勢は、みずから東アジアの「安全保障」の情勢を厳しくしていると言わねばなるまい。

実に、至らんことなのである。

だから、今日の結論は、今の東アジアの情勢のもとで、日本が集団的自衛権行使を容認し、「海外で武力行使」ができるようにする必要性はまったくない!(^-^)/

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