ツワブキ(石蕗、艶蕗) キク科 ツワブキ属
冬でも葉が緑のままで、1年や2年で枯れること無く、よく生き残れる草、葉柄は食用になる。
つやのある大きな葉を持っており、毎年秋から冬に、キクに似た黄色い花をまとめて咲かせる。
そのため「石蕗の花(つわのはな)」は、日本では初冬(立冬〔11月8日ごろ〕から大雪の前日〔12月7日〕ごろまで)の季語となっている。
「ツワブキ」という名前については、艶葉蕗(つやはぶき)、つまり「艶のある葉を持ったフキ」から転じたとする説のほか、
厚葉蕗(あつはぶき)、つまり「厚い葉を持ったフキ」から転じたとする説もある。
ほかには「ツワ」・「イシブキ」・「オカバス」・「オバコ」などとも呼ばれ、沖縄方言では「ちぃぱっぱ」、
奄美方言では「つばしゃ」・「つば」、宮古方言では「つぱぱ」、八重山方言では「ちゅぶりんぐさ」(頭の草)と呼ばれる。
島根県の津和野(つわの)の地名は「石蕗の野(ツワの多く生えるところ)」が由来となっているという。
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