午後のひととき

☆ 気軽に来て、ゆっくりしてって下さいネ。 ☆

ノーベル化学賞に鈴木名誉教授と根岸さん

2010年10月07日 | 社会
           

        






 スウェーデン王立科学アカデミーは6日、2010年のノーベル化学賞を、北海道大名誉教授の鈴木章氏(80)と米パデュー大の根岸英一氏(75)ら3人に授与すると発表した。

 受賞理由はパラジウムを触媒とする「クロスカップリング」と呼ばれる有機合成法の開発。
鈴木氏らが見いだした合成反応は、有機合成化学に飛躍的な進展をもたらした。

 日本人のノーベル賞受賞は08年の小林誠、益川敏英、南部陽一郎(物理学)、下村脩(化学)の4氏以来で、米国籍の南部氏も含めると計18人になった。
化学賞は7人となった。

 1970年代末まで、有機物同士を組み合わせて新しい化合物をつくり出すことは、非常に難しかった。
 鈴木氏は63年から65年にかけての米国留学で、後にノーベル化学賞を受賞するパデュー大のH・C・ブラウン教授のもとで、有機ホウ素化合物の合成についての研究に従事。

 帰国後、有機ホウ素化合物を利用した合成反応の研究を続け、北大教授だった79年、パラジウム触媒と有機ホウ素化合物を使い、有機化合物同士を自由自在にねらい通りに結合させられる「スズキ・カップリング」を発見した。

 当時知られていた高価で取り扱いの難しい特殊原料が不要で、反応条件も温和なため“夢の有機合成反応”と呼ばれ、有機合成化学の応用範囲は飛躍的に拡大した。

 スズキ・カップリングを利用し、医薬品分野では抗がん剤、抗HIV(エイズウイルス)剤、抗MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)剤など、高分子化学分野では液晶や伝導ポリマー、発光高分子材などが作られている。

 また、最近では有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)や有機薄膜太陽電池への応用で、エレクトロニクス分野からの注目も高まっており、広く人類の発展に貢献している。

 授賞式は12月10日にストックホルムで行われ、賞金計1千万スウェーデンクローナ(約1億2千万円)が贈られる。



ノーベル化学賞に鈴木名誉教授と根岸氏
MSN産経ニュース







    関連記事  


ノーベル化学賞、鈴木・根岸両教授らが受賞
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

「50年間の夢が現実に」 根岸英一氏が会見
【ノーベル化学賞】MSN産経ニュース

ノーベル化学賞に根岸・鈴木氏 有機合成で革新手法
日本経済新聞

「教科書に載る研究」信念に…鈴木さん
ノーベル化学賞:毎日jp(毎日新聞)

ノーベル物理学賞、英の2教授に…炭素新素材
科学 YOMIURI ONLINE(読売新聞)

鈴木、根岸氏にノーベル化学賞 有機化合物の合成法開発 
東京新聞 社会 (TOKYO Web)

ノーベル化学賞、根岸英一氏・鈴木章氏ら3人に
asahi.com(朝日新聞社):社会

鈴木、根岸氏にノーベル化学賞 有機化合物の合成法開発 
47NEWS(よんななニュース)

ノーベル化学賞に鈴木、根岸氏
西日本新聞

鈴木、根岸氏にノーベル化学賞
[電子速報版]やまがたニュースオンライン|山形新聞


  






                    私たちの生活に幅広く応用されているんだね。 


                          受賞、おめでとうございます。   












                    


                              今日の天気     


                            【tenki.jp】 気象情報サイト
                              tenki.jp(衛星画像)
                          気象庁 レーダー・降水ナウキャスト