トムとジェリー

トムとジェリーのDVDを見てたのですが、久しぶりに見ると面白いです。なんていうか、ミッキーマウスとか、ディズニーのキャラクターは人情的で、和気あいあいと楽しいって感じなんですが、トムとジェリーは思いっきりドリフみたいな感じ。
久々にみると、ほんまにばかばかしくて、俗っぽさが際立ちます。
食べ物は粗末にしまくりやし、隙があったらサボるし、相手を斧で襲ったりします。むちゃくちゃです。
特に面白かったのが、トムのおうちのおかみさんです。彼女は、いつも足しか出てこないのですが、大のネズミ嫌いで、ジェリーを退治してもらいたいのでトムを飼ってます。
ちなみに、トムは、おかみさんに気に入られないと飼ってもらえないので常にジェリーを追うフリをするのが仕事です。
面白かったのは、彼女が料理や家事をしているときに歌っている鼻歌です。
「ららららら～嫌なことばかり～、ららららら～嫌なことばかり～」と歌っています。でもメロディーはハッピーな感じなんです。文章では伝えきれないですが、見たら絶対に笑います。
なにか日常に飽き飽きしているけど、でも捨てたものでもないというか、なんか短いけど深い歌です。
英語の直訳（吹き替え）では「嫌なことばかり～」で、日本語字幕は「なんかいいことないかしら～」になってました。このアニメ作ってた人、おもしろいです。
トムとジェリーは、大人が「子供に見せたらあかんやろ～」って言いながら笑う大人向けのアニメちゃうかなと思います。