社長のひとりごと

~第2弾!本きもの松葉社長のブログ~

新入社員

2015-04-25 13:34:34 | 日記
弊社も大卒の新人採用にチャレンジしてから12年が経ちました。
12年前、社長になったばかりの頃、「自分のことだけやる力」はついていたと感じましたが、ある時ふと「これから30年、一人で頑張っていくんかい?」と思いました。当時は、維持はしばらくできるだろうけど、「会社が成長していくための原資」はほとんどありませんでした。僕より若い人はパートの女性一人(良く売ってた)のみ。幹部は全員50歳以上で、ポツンと僕がいる感じでした。当時社長であった父親と販売員の女性の個人力に頼る(僕はスペシャル販売員!)会社でしたが、しっかりと利益を出す地域一番店でした。でも将来を考えると、成長軌道が描けず、緩やかに衰退していくイメージしかありませんでした。行き着く最後のイメージは「自分一人で全部やる会社?」でした。おもんない・・・
きものを売る力をつければ全部できるんだ(結果としてそれが今一番役に立っている力ですけど)と信じて「売る」ことばかりに集中して行動していました。でも、それだけでは全く会社の成長のイメージが造れませんでした。
親友でいつも相談に乗ってくれるヤツがいるんですが、彼に相談したところ、「きもののことはわからないけども、まず採用じゃないか?人がいなければ何もできないよ、手伝ったるわ」と言ってくれ、3年間ボランティアで経営の相談とか採用のサポートをしてくれました。今の会社の基礎はほとんどが彼と一緒に試行錯誤して作ったものです。今はたまに近況報告をするぐらいなんですけども。
そして一から何にもわからず採用活動をスタートさせていきました。まずは大手採用企業の主催する合同会社説明会に参加しました。「南河内の小さな呉服屋」ですので、大卒を取るのは大変です。周囲には有名な会社がたくさんブースを出していました。うちの会社がアピールできることは「社長が話に来ている!32歳!」だけでした。一生懸命に二人で若い人たちに話したのを覚えています。それから12年採用活動を続けていますし、いまだに会社説明会は僕が行ってます。(社長44歳!はもはやアピールできませんが・・・)。若い方も増えました。しかし、採用を始めてから6年間ぐらいのうちに入社した人は全く残っていません。採用も大事ですが、そのあとのケアや教育の環境整備などが全然できていませんでした。それらを構築していくことが会社の成長に直結する大事なことだと考えるようになり、試行錯誤を繰り返しながら現在に至っています。
今年も新入社員が入ってきました。当時に比べたら夢や希望も大きくなっています。
人がいるおかげです。
新人たちも頑張ってほしいなと思います!どんな環境でも継続することが一番大切です。それがいちばんしんどいけど一番良い方法だと思います。
僕も何度も逃げたいと思いましたけど、逃げなくてよかったなと思います。今も継続中です!!
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« すごいピザ屋さん | トップ | 4月が終わりますね・・・ »

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事