天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

通夜

2008年12月02日 | 駄ネタ
昨日の日記を書いたのも実は・・・今日、お通夜に行って来た。


昨日、友達とお好み焼き(近所にめっちゃ美味い店があるんだ♪)食いに行って、
その後我が家でダベっていた時に、父方の叔母(亡き父の妹)から電話が掛かって来た。
「あのね、今朝ヒロシ叔父さんが亡くなったの」

えええええーっ!

・・・冗談ヌキでコレくらいの字のデカさに匹敵する声を上げてしまった。

数年前に叔母が死んだ際、通夜に行くとヒロシ叔父の姿が見えないので
「今日はヒロシ叔父さんはお仕事?」と聞くと、
なんと脳梗塞で倒れて入院中だという事だった。ビックリした。
でも一命は取り留めたし、今は意識もハッキリしてるからもう直ぐ退院するよ、
という話だったので安心したのを覚えている。

生涯独身を貫いた叔父は、脳梗塞で倒れて体が不自由になってからは
近所に住む連れ合いを亡くして一人暮らしをしている長姉の叔母の所に身を寄せて、
叔母の世話になっていたそうだ。
父方は6人兄弟、長兄(死亡)、次男(父:死亡)、長姉、中姉、下姉(死亡)、
そしてヒロシ叔父が末っ子という兄弟構成だった。

聞くとその後、叔父は何度も脳梗塞を起こしては倒れて救急車で運ばれて
入退院を繰り返していたそうだ。
そして10日前に退院し、叔母の所で世話になっていたが、昨日の朝叔母が朝食を
作ってヒロシ叔父を起こしに行くと、既に亡くなっていたそうだ。
医者の話では明け方頃に眠ったまま逝っただろうという事だ。

叔父は享年59歳だった。
まだたったの59歳の人間が、寝ている間に自然死してしまうものなのか・・・

叔父に最後に会ったのは、父の3回忌の時だった。
あの頃はまだ凄く元気で恰幅も良く、うちのママの事を随分心配してくれたりした。
その後倒れて、7回忌の時はもう移動が困難な程だと言うので会えなかった。
久し振りに見た・・・棺に入った叔父は、あの頃の恰幅の良さはどこに行ったのか?
痩せてスッキリした顔立ちになっていた。
亡くなった父の顔と、とても良く似ていた。
今にもパチッと目を覚まして「何だよお前ら。人が気持ちよく寝てんのに~」
と言い出しそうな表情をしていた。

6人もいた父の兄弟は遂に叔母2人だけになってしまった。
叔母達に「まさかヒロシ叔父さんが逝っちゃうとは思ってもみなかった」と言うと
「もうねぇ、うちはまずアンタのパパから逝ったでしょ。順番グチャグチャよね」
と苦笑しながら「本当に寂しいわね」と言いポロリと涙をこぼした。

以前この日記に「私の家系は父方も母方も75歳以上生きた人がいない、早世家系だ」
と書いた事があるが、まさか59歳とは・・・

本当に、私も歳を取ったという事か。


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自分も歳を取ったんだなぁ~と思った事(小ネタ)

2008年12月01日 | 駄ネタ
喪中ハガキが届いた。
土曜日にも届いてた。
その前の日も、その前の日も、ここんとこ頻繁に喪中ハガキが届く。
今年は既に10枚以上喪中ハガキが届いているんじゃないか?

喪中ハガキの量が増えると・・・自分も歳を取ったんだなぁ、とつくづく思う。
今はまだほとんどが「親・祖父母が亡くなった」という喪中ハガキだが、
中には「長男○○(享年3歳)」みたいなハガキが届く事があって、胸が塞がれる。
その内、親や祖父母ではなく、友達ご本人の喪中ハガキが届く日が来るのではないかと
何だか心がザワザワしますよ。
・・・ああ、本当に自分も歳を取ったんだなぁ、と。

そう思っていたら、こんなニュースが。

【樋口宗孝さん死去=ロックバンド「ラウドネス」のドラマー】
樋口 宗孝さん(ロックバンド「ラウドネス」のドラマー、音楽プロデューサー)
30日午前10時44分、肝細胞がんのため大阪市の病院で死去、49歳。
奈良市出身。葬儀は親族のみで行い、後日お別れの会を開く。喪主は父孝次(こうじ)氏。
77年にアイドル的人気を集めたロックバンドのレイジーでデビュー。
81年に結成したラウドネスでは、海外でも活躍した。94年に脱退したが、2000年に復帰。
今年3月に肝細胞がんが発見され、活動を停止して闘病生活を送っていた。


高校の頃バンドブームで、友達が何人もコピーバンドをやってた。
その中でもラウドネスはとりわけ人気の高かったバンドだった。
(他には44MAGNUM、子供ばんど、RCサクセション等も人気が高かった)
個人的には当時は洋楽好きで日本のハードロックにもポップスにも興味がなかったので
「ふーん」程度だったが、友達がやってるバンドがライブをすると聞けばとりあえずは
見に行って声援を送るのが人情。よく通ったものだ。
だからラウドネスには興味がなくても曲は馴染み深い。

自分も一時期とはいえ聞き慣れたバンドのメンバーが49歳という若さで亡くなったと知ると
心穏やかではいられない。
「もう自分だっていつ死んでもおかしくない年齢なんだな」
・・・そんな風に考えて、何だか複雑な気分になるのだ。




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