ホメオパス片上敦子’blog

自然療法【ホメオパシー】愛好者さまへ

巨大尿管症、発達障害の改善症例です

2011-10-19 17:46:33 | 学術大会・症例発表
今日は、2011年国際カンファレンスで展時発表した
「ソトス症候群の巨大尿管症が1年間で24㎜→7㎜に縮小改善」
という症例をご紹介します。

*このブログで使用されている文章や写真等を無断で複写、
転用、転載、リンクすることを堅く禁じます。
☆著作権と著作権法について
http://www.tohoho-web.com/wwwcopy.htm





この症例は、ちょっと難しい疾病なので、内容を簡単
に要約しますね。


ソトス症候群は、一部染色体異常の先天異常症候群。
心臓や腎臓などの臓器疾患の合併症が多いと言われてい
ます。

彼女(当時5歳)は心臓疾患;心房中隔欠損症(右心房と
左心房の間の仕切りに穴が開いた状態)と動脈管開存症
(生まれて肺呼吸になると閉じるはずの血管の動脈管が開
いたままだったので1歳のときにチタンクリップで動脈管
を止める手術をした)や水腎症;巨大尿管症の症状があり、
それらはソトス症候群の合併症の一つと医師から説明を受
けていました。

また、ソトス症候群は、癇癪や知的発達、運動発達に遅延が
みられることが多く、巨大尿管症以外にもそれらの改善も
主訴にありました。


巨大尿管症は事態が深刻で、右側の尿管のみですが、2010年
6月15日時点で24㎜ありました。

正常値は、個人差はありますが、大人で平均5~7㎜、子供で
3~5㎜。
このままだと腎臓に負担がかかるために手術を勧められ、2010
年秋の再検査で改善が見られない場合は手術の予定でした。




しかし、2010年11月の検査で24㎜→15㎜と縮小し、手術
を回避でき、その後の2011年6月の検査では7㎜まで縮小改
善しました。


約1年間で、24㎜→7㎜と合計17㎜も縮小し、形も正常に
近づいたそうです。泌尿器科の担当医師が「自然治癒は世界的
事例でも15㎜まで」と驚いていたということでした。



巨大尿管症のほかに、運動機能や知能の発達障害、癇癪なども
著しい改善がみられた症例ですので、発達障害等に興味のある
方は、詳しくは下記のPPTを読んで見てください。















以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。


高機能自閉症が改善した症例です

2011-10-17 20:38:10 | 学術大会・症例発表
今日は、2011年10月8、9,10日の国際カンファレンスで
発表した症例を掲載したいと思います。

*このブログで使用されている文章や写真等を無断で複写、
転用、転載、リンクすることを堅く禁じます。
☆著作権と著作権法について
http://www.tohoho-web.com/wwwcopy.htm

まずは口演発表したほうの

「自閉症で通う特別支援学級から、一般中学を受験して第一志望校に合格」

するほどに自閉の症状が改善したケースです。

口演発表では、PPTを大きなプロジェクターで映し、
大まかな内容をお伝えしながら、口演しました。



こちらにPPTの内容を貼り付けて、説明をしたいと思います。

*PPT:0




「彼は小学1年生;6歳のときに、高機能自閉症と診断され、
はじめは普通級に通っていましたがしだい普通級での学習が
難しくなり、小学3年生のときに特別支援学級に移りました。

こちらは、彼が小学5年生;10歳で、初めて健康相談会にい
らしたときの主な症状になります」


*PPT:1




次は彼のタイムラインです。


*PPT:2




「青い文字がワクチン接種歴です。
彼は生まれてから3歳までの間に13本のワクチンを接種し
ていることがわかります。

ワクチンを接種するたびに高熱を出したそうですが、毎回解
熱剤を使用して熱を抑えたということでした。
彼の自閉傾向が現れたのは、幼稚園に入学した3歳からです」

「そして、自閉症と診断される 6歳までの間に、頭を強く打
つ事故に3回あっています。
赤い文字が事故やケガの表記です。

10歳になって学校や家での行動がさらに落ち着きがなくなっ
てしまい、児童精神科を受診して投薬治療を受けましたが、
「ぼんやりしすぎていやだ」という本人の希望で投薬を中断し、
ホメオパシーの相談会にいらっしゃいました」



「健康相談会は、2009年の8月25日~2010年
9月21日の間に全部で8回行っています。
こちらは、全8回の相談会で常時お出ししていた主要なレメ
ディーとそれらの選択理由です」


*PPT:3




「ここで重要なのはHydrogen(ハイドロジェン)
水素のレメディーです。

彼は身長140cmで体重41Kgとぽっちゃり太め、記憶力
が不足し、上の空で心ここにあらずな状態で、いつもイライラ
と怒っていて不満足なかんじでした。

これらはHydrgenoid 水素体質の特長を現しています。
水素体質=Sycoticマヤズムであり、Sycoticの主要レ
メディーはThujです」  

「Thujは、ワクチンの影響によるさまざまな症状を軽減す
るレメディーとして知られていますから、彼の水素体質を立ち
上げたのはワクチンではないかと考えました。

そこでコミュニケーション能力不足や言語発達遅延、協調性、
集団行動、運動機能発達遅延の改善には、由井会長の開発さ
れたワクチンの影響を軽減する、マザーティンクチャーの
Mt/Thuj-Vom5、Mt/Hyper-Str、Mt/Alfalfa-Autを常時にとっ
ていただきました。

これら3本のマザーティンクチャーに関しては、全8回の相談
会の間、かかさず毎日お取りいただいています。
そのほか、このような介入レメディー、マヤズムなども常時お
取りいただいています」


次はこれらのレメディーをどのような形で取っていただいたの
か、ということを4回目の相談会のレメディーを例にとってご
紹介します。


*PPT:4




「実はこの4回目の相談会のレメディーが、その後の症状を大
きく改善するきっかけとなりました。

というのは、事故・ケガに関して初回相談会のときに聞いたの
は、6歳時に自転車と衝突して頭をコンクリートに打ち、出血
してたんこぶができた事件だけでした」

「ところがその後、相談会を重ねるごとに生後11ヶ月のときに
車の座席に赤ちゃんだった彼をおいて母親が運転していたときに
柱に衝突し、その衝撃で座席から足元へ赤ちゃんが落ち、全身
を打撲していたことや、3歳のときに幼稚園の遊具から落ちて頭
を打ったことなどをお母様が思い出しました。

そこで事故やケガによって頭部を損傷したことも症状の大きな原
因ではないかと思い、そのような肉体的、精神的ショックを解
消するレメディーとしてAcon10Mを3日間 、Op10Mを3日間、
Arn10Mを3日間、夜寝る前に順番にとっていただきました」

「Acon、Op、Arnは、夜寝る前に、順番に砂糖玉の粒でとって
いただいています。
そして、発達遅延の改善を促すメインのレメディーとしては、毎日
かかさず、マザーティンクチャーのMt/Thuj-Vom5,Mt/Alfalfa-Aut,
Mt/Hyper-Strを、1日9~10滴を目安にお取りいただきました」

「介入レメディーとマヤズムレメディーは、週に1回を目安にとっ
ていただきました。
そして重要な水素体質の改善には、Hydrogen200c 1びんをAcon、
Op、ARNのあとに粒で毎晩お取りいただきました」

次はこれらのレメディーによってどのような好転反応があった
のかという紹介です。


*PPT:5




相談会後毎回のように発熱があり、また湿疹や下痢など
の症状もあったことがうかがえます。

6回目のところに、「水様の下痢が頻繁にあったが、それ
によって特に体調は悪くはない」とあります。このよう
に一般的に考えるとかなりしんどいのではと思われる症状
でも、実際受験勉強に集中できているわけですから、本人
は意外に気分よく過ごしているというのが好転反応の特長
といえると思います。


次は、好転反応後の症状の改善経過です。


*PPT:6-1




「このように1回目、2回目、3回目と相談会をへるごと
に少しずつ改善は見られていました。

特にはじめの相談会では、誰も話しかけていないのに、無
意識に「うん、うん」と小さい声で始終言っていましたが、
それがまったくなくなりました。

そしてどもりや早口がなくなり、とてもスムーズに話せる
ようになりました」

「しかし、さきほどの事故やけがのショックを取り除く、
4回目のレメディーのあとに大きく改善が見られました。

相談会4回目:2009年12月18日の経過では、
学校から連絡帳で、先生から集中力が上がったといわれ、
学力維持のために行っていた塾からは、最近集中力が上
がったので集団のクラスに移っても大丈夫だといわれ、
個人指導クラスから集団クラスに移行できました。

ひとめ見ただけでイメージが変わり、相談会の間も終始落ち
着いて座っていられましたし、質問には「~です」ときちん
と答えられるようになりました。

かつ舌もよく、早口やどもる様子もなくなり、しっかり話そ
うという様子が伝わってきます。

さらに自分からスイミングスクールに通いたいといって、通
い始め、体重が3kgも落ちて見た目もスリムになり、少年
らしくなっていました」


*PPT:6-2






「さらに相談会5回目:2010年2月3日後の経過では、
今までは難しい問題、苦手な問題にぶつかると、すぐにプリ
ントをぐちゃぐちゃポイッと捨てていましたが、今はじっく
りと考え、トライできるようになりました。

塾では去年の11月まで週1回の個人指導クラスから、中学
受験の集団クラスに移り、週1日だったのが、週に4日も通
って勉強を頑張れるようになり、スイミングにも順調に通い、
また体重が落ちましたということでした」

「そして相談会6回目:2010年3月12日後の経過で注
目すべきは、運動会で集団行動である「組み体操」がきちん
とできたことです。

「組み体操は大の苦手で、5年生のときはできないとくじけ
ていたのですごい進歩。
筋力やバランス力、集中力、協調性が試される組体操を最後
までしっかりできたことが親としてとても誇らしかった」と
報告を受けました。

「相談会7回目:2010年6月14日後の経過では、
3年ぶりに知能検査をしたら、IQが120と飛躍的に上がっ
ていました。

小学3年生以来、テストに集中できないため、検査を受けるこ
とができない状態だったので、飛躍的進歩といえると思います。
志望校を受験できそうだと報告を受けました。

また、O脚で歩き方がぎこちなかったのに、しっかり歩けるよ
うになっていた、ということから運動機能の改善も見られまし
た。このことから骨や筋肉の発育が正常化したと考えられます」


「そして彼は相談会当初から、大きな体の割りに声のトーンが
とても高いのが特徴だったのですが、年齢相応の男の子らしい
声に変化していて驚きました。

7回目にお出したPitu-Gl(ピチュータリグラント)脳下垂体のレ
メディーが、よかったのではないかと思っています。

最後の相談会8回目:2010年9月21日後の経過ですが、
受験に備えて夜遅くまで勉強を頑張り、この後、第一志望校に
合格して現在中学生活を送っていらっしゃいます」

「これら全8回の改善の結果から考察すると、
彼の場合は、ワクチン接種のたびに高熱を出したが、それを解熱
剤を使用して何度も抑えたことにより水素体質になったことと、
ケガや事故による頭部の損傷という2つが、自閉といわれる症状
の大きな原因ではないだろうかと思われます」



「最後に彼のお母様からいただきました、現在の様子をまとめと
してご紹介します」


*PPT:7


以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。




ブログの紹介です☆

2011-10-15 20:07:08 | お知らせ
こんばんは。
今日は、片桐ホメオパスのブログをご紹介しま~す!

前回の記事でご紹介した、大先輩ホメオパスです。
東京センターで所長を務められたあと、
現在は杉並方南町でセンターを運営されています。

由井先生の方腕として、現在もCHHomで
講師を務められ、学生の間でも評判のホメオパスです。

私も学生時代、とってもお世話になりました☆

杉並区近隣の方、すばらしいホメオパスが在住していてラッキーですよ~


こちらが先生のブログです。
http://ameblo.jp/homoeopathy-wk/

今週末に、カンファレンスで紹介した症例の記事をアップしたいと思っていますが
できるかな・・・
今週、土日はアニマルホメオパスコースの授業なんですよ~



2011年国際カンファレンス終了しました

2011-10-11 23:13:12 | 学術大会・症例発表
みなさま、おひさしゅ~ござます。
かれこれ、4カ月ぶり?でしょうか~(^^;)

何人かクライアント様から、
「ブログの更新が最近ないんですが、何かあったんですか?」
とご心配までいただいたんですが・・・

いえ、いえ(><;)ごめんなさい、
単純に忙しくて更新できずm(><)m

7月8月もおかげさまで相談会がいっぱいで
また新記録更新!(夏休み1日しかとれなかったけど・・・)
本当にありがとうございます。

また今年はアニマルホメオパスの資格取得コースに
通い出したので、月1回の土日は学校に~

しかもそんな中、10月8,9,10で行われた国際カンファレンス
の発表で症例発表することになったので、その資料づくりに
追われていました。

でもやっと昨日でカンファレンスも無事終了!!

私もなんとか無事に発表を終えることができました☆

私の発表の様子と内容は、今週末にでもアップしたいと思います。

今回は症例2つ発表しました。

とりあえずタイトルだけ先に☆
1つは口演発表で
「自閉症で通う特別支援学級から、一般中学を受験して第一志望校に合格」

もうひとつは、ポスター発表で
「ソトス症候群の巨大尿管症が1年間で24㎜から7㎜に縮小改善」
というケースです。↓






片桐先生、いろいろお世話になりました~
ホメオパス10年目の片桐先生は、私の大先輩です。
東京センターの所長を長年務められたのち、
現在は杉並区でご自分のセンターを運営されています。

3日目に発達障害のケースを発表されました☆

↓日本ホメオパシー医学協会のカンファレンス最新情報はこちらでのぞいてください。

http://www.jphma.org/congress2011/index.html