今日は、2011年国際カンファレンスで展時発表した
「ソトス症候群の巨大尿管症が1年間で24㎜→7㎜に縮小改善」
という症例をご紹介します。
*このブログで使用されている文章や写真等を無断で複写、
転用、転載、リンクすることを堅く禁じます。
☆著作権と著作権法について
http://www.tohoho-web.com/wwwcopy.htm
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/3d/5799666afc6e97fce90ed6b708beccef.jpg)
この症例は、ちょっと難しい疾病なので、内容を簡単
に要約しますね。
ソトス症候群は、一部染色体異常の先天異常症候群。
心臓や腎臓などの臓器疾患の合併症が多いと言われてい
ます。
彼女(当時5歳)は心臓疾患;心房中隔欠損症(右心房と
左心房の間の仕切りに穴が開いた状態)と動脈管開存症
(生まれて肺呼吸になると閉じるはずの血管の動脈管が開
いたままだったので1歳のときにチタンクリップで動脈管
を止める手術をした)や水腎症;巨大尿管症の症状があり、
それらはソトス症候群の合併症の一つと医師から説明を受
けていました。
また、ソトス症候群は、癇癪や知的発達、運動発達に遅延が
みられることが多く、巨大尿管症以外にもそれらの改善も
主訴にありました。
巨大尿管症は事態が深刻で、右側の尿管のみですが、2010年
6月15日時点で24㎜ありました。
正常値は、個人差はありますが、大人で平均5~7㎜、子供で
3~5㎜。
このままだと腎臓に負担がかかるために手術を勧められ、2010
年秋の再検査で改善が見られない場合は手術の予定でした。
しかし、2010年11月の検査で24㎜→15㎜と縮小し、手術
を回避でき、その後の2011年6月の検査では7㎜まで縮小改
善しました。
約1年間で、24㎜→7㎜と合計17㎜も縮小し、形も正常に
近づいたそうです。泌尿器科の担当医師が「自然治癒は世界的
事例でも15㎜まで」と驚いていたということでした。
巨大尿管症のほかに、運動機能や知能の発達障害、癇癪なども
著しい改善がみられた症例ですので、発達障害等に興味のある
方は、詳しくは下記のPPTを読んで見てください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/16/e5c9647f8fcf0c49c5dc4f1bf19d93a9.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/a8/6b7a3758379ee4e357a13138d9e1072a.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/8e/74c230ad3934a1570751d16d8b24c617.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/30/9ac0d8f4f741d15f7092b5d232775425.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/e6/2d3c5476645e0cfdbd7a1f848cd02ffc.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/da/1d53f8175b536486b51cf3a982ba970e.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/c4/0bdf5be21bcf848524f45fdad11e6b39.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/54/d1971ba14b50581d9e874215faffa6a0.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/53/324870b38bacd913af9015000a2072ca.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/a5/f2416eda89e09424a04a2913b6c0c3c6.png)
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
「ソトス症候群の巨大尿管症が1年間で24㎜→7㎜に縮小改善」
という症例をご紹介します。
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☆著作権と著作権法について
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この症例は、ちょっと難しい疾病なので、内容を簡単
に要約しますね。
ソトス症候群は、一部染色体異常の先天異常症候群。
心臓や腎臓などの臓器疾患の合併症が多いと言われてい
ます。
彼女(当時5歳)は心臓疾患;心房中隔欠損症(右心房と
左心房の間の仕切りに穴が開いた状態)と動脈管開存症
(生まれて肺呼吸になると閉じるはずの血管の動脈管が開
いたままだったので1歳のときにチタンクリップで動脈管
を止める手術をした)や水腎症;巨大尿管症の症状があり、
それらはソトス症候群の合併症の一つと医師から説明を受
けていました。
また、ソトス症候群は、癇癪や知的発達、運動発達に遅延が
みられることが多く、巨大尿管症以外にもそれらの改善も
主訴にありました。
巨大尿管症は事態が深刻で、右側の尿管のみですが、2010年
6月15日時点で24㎜ありました。
正常値は、個人差はありますが、大人で平均5~7㎜、子供で
3~5㎜。
このままだと腎臓に負担がかかるために手術を勧められ、2010
年秋の再検査で改善が見られない場合は手術の予定でした。
しかし、2010年11月の検査で24㎜→15㎜と縮小し、手術
を回避でき、その後の2011年6月の検査では7㎜まで縮小改
善しました。
約1年間で、24㎜→7㎜と合計17㎜も縮小し、形も正常に
近づいたそうです。泌尿器科の担当医師が「自然治癒は世界的
事例でも15㎜まで」と驚いていたということでした。
巨大尿管症のほかに、運動機能や知能の発達障害、癇癪なども
著しい改善がみられた症例ですので、発達障害等に興味のある
方は、詳しくは下記のPPTを読んで見てください。
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以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。