(王さんは初代のゴールデングラブ受賞者で、守備でもチームに大きく貢献した)イ・スンヨプが千葉ロッテマリーンズを退団して、読売ジャイアンツに入団するようだ。「若手を伸ばす」と言っていても、結局は相変わらず豊田、野口とFAで大物取り。まあ豊田の獲得は弱点補強という点では正解だが(自前で育てられないという課題は依然として残っている)、すでに中日の首脳陣に見切りをつけられていた野口まで取ったのはどうなのだ . . . 本文を読む
WBCについては、松井や井口の出場辞退やキューバ代表の米入国禁止問題などもあって、取材対象としてのモチベーションが下がっているのは事実だが、それでも各国出場選手の顔ぶれを見ると、特に本選はやはり見たいという気持ちが高まってくる。アメリカ代表の候補選手42人が発表になったが、そのリストを見て、少し私の機嫌もなおった。たとえばデレク・ジーター(ヤンキース)とチッパー・ジョーンズ(ブレーブス)の三遊間が . . . 本文を読む
デニー友利投手の中日ドラゴンズ入団が正式に決定し、入団会見が行なわれた。昨年、もしレッドソックスに昇格したら、Boston S○cksのトランペッターO氏(バークリー音楽院出身)を連れて観戦に行こうと思っていたのだが、残念ながらそれは果たせなかった。ただ、大きな故障もなく、リリーフとして実績もあるので、ドラゴンズでぜひもうひと花もふた花も咲かせてもらいたい。デニーがドラフト1位で当時の横浜大洋ホエ . . . 本文を読む
(そもそも天然芝に見立てるこの塗装じたいが選手やファンを欺いている「象徴」なのではないだろうか?)今日午前のテレビ朝日「サンデープロジェクト」で、プロ野球の人工芝問題が取り上げられていた。プレーヤーの身体に与えるダメージについては、もう言い尽くされている観もあるが、番組では井口資仁、田口壮の両現役メジャーリーガー、筑波大学助教授や、立花龍司氏(元メッツコンディショニングコーチ)の証言や実験も織り交 . . . 本文を読む
「盛者必衰」とは、まさに彼らのためにある言葉なのだろうか。あと一ヶ月もすればキャンプインを迎えるMLBで、将来の殿堂入りもほぼ確実といわれる4人の大物選手、フランク・トーマス(前ホワイトソックス)、マイク・ピアッツァ(前メッツ)、サミー・ソーサ(前オリオールズ)、それにロジャー・クレメンス(前アストロズ)の入団先がまだ決まっていない。このうち、昨年のナ・リーグ最優秀防御率に輝いたクレメンスの場合は . . . 本文を読む
中央、地方、あるいは国際的にも、政治家にはあまり大した人物は見当たらないものだが、東京ディズニーリゾートのある千葉県浦安市の市長もどうやらそうした種族に属する人物のようだ。朝日新聞の10日付夕刊コラム「素粒子」が、前日にTDLで開催された浦安市の成人式を取り上げ、「浦安の新成人。遊園地のネズミ踊りに甘ったれた顔して喜んでるようじゃ、この先思いやられる」と書いたところ、市長閣下はえらくご立腹あそばさ . . . 本文を読む
野村克也という人は、現役時代から球界でも世間でも毀誉褒貶相半ばする人だったが、私は嫌いではない。少なくとも、この人のベースボールに対する考え方を頭に入れておくと、試合が何倍も楽しくなる(ただ、彼が采配を振るっていたチームの試合がすべて面白かったかというと、そういうわけではないが)。昨年小学館から出版された「野村ノート」は、とにかくその内容が抜群に面白く、あっという間に読み終えてしまった。閉口するよ . . . 本文を読む
(殿堂入りを果たした豊田泰光さん。西鉄時代の恩師・三原脩監督のレリーフの前で)新年から気持ちが沈むニュースが続いていたが、今日はそんな気分を吹き飛ばしてくれるすばらしいニュースが飛び込んできた。2006年度の野球殿堂入りが発表され、門田博光氏(元南海ホークス)、高木守道氏(元中日ドラゴンズ)、山田久志氏(元阪急ブレーブス)、川島廣守前コミッショナーとともに、豊田泰光さん(元西鉄ライオンズ)がついに . . . 本文を読む
このたび、公式サイトにまた新しいコーナー「ギャラリー野球場模型の世界」を開設いたしました。以前、私が編集・執筆を担当していた雑誌「野球批評」で、2年前、野球場模型を制作されている今岡善志明さんに取材をお願いしました。大変に精密で、現存の球場ばかりでなく、いまでは写真などでしか見ることのできない球場も見事に再現したその技術に大変驚いたものです。このときの記事では残念ながらモノクロ写真での紹介しかでき . . . 本文を読む
夕方から、近藤貞雄さんのお通夜に参列してまいりました。祭壇に飾られた近藤さんの写真は、パーティーの席でのタキシード姿で、胸には赤いバラが。同じく参列していた元大洋番記者のNさんが「近藤さんらしい写真だね」と思わずつぶやいていました。式が始まる前、控室で近藤さんの奥様にお目にかかりました。取材の電話などをご自宅にかけた際は、たいてい奥様が最初に出られていたので声は存じ上げていたのですが、お目にかかる . . . 本文を読む
(写真=「ごろ寝」よりはマシな「Bud Light」セリグコミッショナーだが……)ワールドベースボールクラシック(WBC)をめぐる雲行きがいよいよ怪しくなってきた。アメリカ政府によるキューバ代表チームの入国拒否に対し、世界のアマチュア野球を統括する国際野球連盟(IBAF)が、もしキューバが参加しなければWBCを国際大会として公認しないと声明を出した。IBFは国際化への対応を怠り続けてきたMLBやN . . . 本文を読む
京都・京田辺市の少年野球「死のしごき事件」で、新しい展開があった。犠牲となった少年の両親が、63歳の総監督を業務上過失致死で京田辺署に告発し、警察も捜査に乗り出したという。夕べの「報道ステーション」でもこのニュースが報じられ、本Blogにもコメントやトラックバックを頂戴した。狭い地域社会やコミュニティーでの出来事ということもあり、ご両親は相当悩んだ末、事件を司直の手にゆだねる決断をされたようだ。そ . . . 本文を読む
私は去る11月9日付の本Blogで、「朝日新聞」の記事に書かれていたプロ野球チームの系譜に関する誤りを指摘しました。この件については朝日の広報に電話を入れ、この件についてさまざまな資料を基に誤りを質したのですが、彼らは自分たちの根拠薄弱な知識にこだわり続け、訂正を行なっていません。まず、また当日のBlogを再掲載します。(11/9)「松竹ロビンス」はベイスターズの「ご先祖?」昨日の朝日新聞(東京) . . . 本文を読む