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「100・200・300 トータルスラッガーズリスト MLB万能強打者列伝」刊行しました

2011年05月23日 | Baseball/MLB

 お待たせいたしました。野球書籍自主出版プロジェクトとして刊行を告知しておりました拙著「100・200・300 トータルスラッガーズリスト~メジャーリーグ万能強打者列伝」、ようやく完成・発売にこぎつけました。

 MLBで過去に1シーズンで「100打点・200安打・打率.300以上」を同時達成した強打者たちの全リストを調査し、彼らにまつわるさまざまな記録やエピソードを紹介し、さらにはMLBよりも試合数の少ないNPBで「相当成績」を残した選手も調べ上げました。内容は下記のとおりです。

プロローグ──「最強の万能強打者」を決める物差しとは?      
1. 日本人打者の最接近──松井秀喜の2005年シーズン     
2. 誰も報じなかったNPB史上初の偉業──アレックス・ラミレスの2007年シーズン 
3. 「100・200・300」の概念を伝えた「Mr. Dodger」スティーヴ・ガーヴィー       
4. メジャーリーグの歴代「100・200・300」達成者全リスト&ランキング 
◎「100・200・300」と三冠王・MVP同時獲得者/最年長・最年少達成プレーヤー     
◎ポジション別/打席別達成者数──意外に少ないスイッチヒッター      
◎ディケード(年代)別達成者一覧         
◎全達成者の過半数を占める年代は?/アフリカ系・有色人種系選手の台頭       
5.  「100・200・300クラブ」“エリート会員”たちの横顔(1)     
◎史上唯一、メジャー初年度から2年連続で達成したジョー・ディマジオ        
◎シューレス・ジョーの悲しき“最後の勲章”          
◎捕手で事実上の“オンリー・ワン”──1997年のマイク・ピアッツァ        
◎1970年のジョー・トーリは捕手? 三塁手?         
◎“偉大なるニアミス”──テッド・シモンズとイバン・ロドリゲス         
6.  球団別「100・200・300」達成者リスト      
◎歴代シーズン塁打数上位ランク者と「100・200・300」の相関関係      
◎73年ぶりにPhillies からの“入会者”となったチェイス・アトリー 
◎Giantsの「100・200・300」は“We Left Our Heart in New York City”?     
◎「打撃が伝統」TigersとRed Soxは対照的な数字に       
◎「会員ゼロ」4チームの“ニアミス”選手たち     
◎2球団で3回“ニアミス”、史上19人目の大記録も僅差で逃した選手は?
◎Raysから初の入会なるか? 期待が集まるロンゴリア
7. 「100・200・300クラブ」“エリート会員”たちの横顔(2)──驚異の数字、史上8回達成のルー・ゲーリッグ     
◎ルースの無期限出場停止処分とゲーリッグの台頭       
◎「60回走者なし」で打席に入っても174打点の勝負強さ         
◎ア・リーグ記録の184打点とYankees史上初の三冠王
◎偉大なる選手生活、突然の終焉     
8.  連続試合出場記録保持者が証明する「100・200・300」に必要な“Durability(耐久性)”    
◎連続試合出場上位8名中6名がクリア        
◎故障欠場がもっとも影響する「200安打」         
◎「100・200・300」達成者の全試合出場回数・比率と試合出場率
9. 「100・200・300クラブ」“エリート会員”たちの横顔(3)  
◎フルタイムの指名打者で唯一の達成例 ポール・モリター  
◎1シーズン2球団にまたがっての「100・200・300」達成もあった       
10. 「最後の4割打者」ウィリアムズ“最恐”ゆえに戴冠ならず──ビッグネームの「100・200・300」未達成者リスト   
◎驚異的な四球の数がウィリアムズの「100・200・300」を阻んだ       
◎ウィリー・メイズが果たせなかった「スリーカード」         
◎マントル、スナイダー、サンドバーグ、ボンズ、グリフィー─未達成のビッグネームたち   
◎100打点&200安打のツーペアによる“ニアミス”        
11. 日本プロ野球史上「100・200・300」相当成績の打者を探せ!     
◎「日米試合数調整値」で割り出した「NPBスリーカード達成者リスト」       
◎戦争でのキャリア中断が惜しまれる川上と藤村の「相当成績」       
◎ブーマーがNPB最多の5回──ハイレベルだった80年代の外国人選手たち      
12.T・ウィリアムズ、ON、松井秀喜の「100・200・300相当」を証明する代替カテゴリー「四球率調整加算安打数」の適用 
◎「四球数調整加算安打数」を利用して「100・200・300」相当成績を割り出す 
◎四球率を安打数に換算すれば、ウィリアムズは「100・200・300」9回!                  
◎「ボール」と「ヒットにできない球」──ウィリアムズとボンズ、「中身」の違いとは?
◎歴代4割バッターと「100・200・300」      
◎「四球率調整加算安打数」で大幅に増えたベーブ・ルースの「スリーカード」 
◎2000年からのMLB「ニアミス」選手たちに「調整加算安打数」をあてはめると
◎2000・01年の「スリーカード」相当成績者リストに落ちるある“影”
◎大下、山内、中西は「四球率調整加算安打数」で救済できるか?
◎松井秀喜、巨人時代の「100・200・300」相当&ニアミスシーズン
◎「調整加算安打数」で「100・200・300」相当に届いた戦中・戦後のMLB三冠王たち
◎NPBの戦後三冠王たちに「四球率調整加算安打数」を適用すると
13.「四球率調整加算安打数」が証明した全盛期ONの超絶成績
14.「100・200・300」日本人打者の可能性とMLB・NPBの有力候補たち
◎松井秀喜とイチローにまだ可能性はあるか?
◎MLBの達成有力候補者たち
◎ラミレスに続くNPB達成者は誰か?
15. 巻末付録~防御率1点台・被打率2割以下、300奪三振以上
━━投手版「100・200・300」は日米ともにもはや”絶滅危惧種”か? 
◎投手版「100・200・300」の基準
◎年間300Kクラブからの「脱落者」──ライアンも江夏も及ばず
◎半世紀のブランクがあったMLBの「投手版100・200・300」
◎MLBに「Pitcher’s Era」をよみがえらせたコーファックス
◎球史に残る存在感を示した90年代後半のマルティネス
◎春秋合算の「特例」でも傑出している1937年の沢村栄治
◎「100・200・300」が証明する驚異的な金田・稲尾の全盛期
◎「神様・仏様」を凌駕した1959年の杉浦/「無冠の帝王」梶本の栄光
◎新人投手唯一の達成者・権藤博

A5版/全238ページ 定価2500円(税/送料込)

ご購入者でメールアドレスをご登録いただいた方には、PDFによる「アップデート版」を毎シーズン終了後、無料でお送りいたします。

本書は「オンデマンド印刷(注文受注生産)」ですので、入金確認後から配送まで1週間程度のお時間をいただきます。

お求めは下記の「ココデ出版」販売サイトからお願いいたします。
(ココデ出版ストア)
http://shop.opsco.jp/category/select/pid/8802/

なお、「野球文化學會」「アメリカ野球學會(SABR)東京支部」会員の皆さまへは割引を行ないますので、下記のアドレスへお問い合わせ・お申し込みをお願いいたします。
販売をご希望の書店様も同アドレスからお問い合わせをお願いいたします。
scoreboardnostalgia@gmail.com

また本著は法に定められた国立国会図書館への寄贈、野球文化発展に寄与している野球体育博物館図書室と米野球殿堂博物館図書館以外、利益・事業・著作権保護のため、原則として公立・私立を問わず図書館への販売・寄贈は行ないません。

すでにお申し込みをいただいた方へは、今週から逐次発送いたします(お申し込みいただいた際にご送金いただいた代金でけっこうです)ので、いましばらくのご猶予をお願いいたします。

刊行予告から半年以上経ってからの発売となってしまいましたが、ひとりでも多くの野球を愛する皆様にご一読いただければ望外の喜びです。よろしくお願いいたします。

 

 



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