(今季の新人王最有力候補プリンス・フィルダー)
一昨日予告した「MLB観戦おススメプラン」、その1は「ミルウォーキー・ブリュワーズ」です。
ブリュワーズと言えば、特に90年代後半から、メジャーリーグにおける「小規模市場(スモールマーケット)」の悲哀を味わっていたチームの代表格でしたが、その間のドラフト指名や、金満球団からの「課徴金制度(ラグジュアリータックス)」を有利に生かし、着々と補強を進め、昨年あたりからドアマットチーム脱却の兆しを見せ、今季はワイルドカードでのプレーオフ進出も決して夢ではない位置まで上がってきました。
現在はDLに入っているものの大家友和投手をはじめ、クリス・カプアーノ、ベン・シーツらが揃った先発陣に、ナ・リーグ屈指の豪腕クローザーに成長したデレック・ターンボウを擁する投手陣は、中地区でもかなり上位レベルですし、それ以上に82年のア・リーグ(当時)優勝チームを彷彿とさせる打線もなかなか見もの。日本でもプレーしたセシルの息子でもあるプリンス・フィルダーは、今季のナ・リーグ新人王最有力候補であり、カルロス・リー、ブレイディー・クラーク、ジェフ・ジェンキンスの外野トリオ、そして将来のオールスター二遊間も夢ではないリッキー・ウィークスとビル・ホールのキーストンコンビと、なかなかのタレントぞろい。今季は観客動員も好調なようですが、それでもNYやシカゴの人気チームに比べれば、チケットの入手は容易だと思われます。
夏のミルウォーキーは、かつて在籍していた野茂英雄投手が登板して脱水症状を起こしたほどの猛暑に見舞われますが、本拠地のミラーパークは開閉式の天然芝室内球場で、外野には観戦しながら食事を楽しめるレストランなども設けられています。日本からの直行便はありませんが、シカゴからは車でも移動可能な距離なので、カブスやホワイトソックス戦との組み合わせでプランを立ててみるのもいいかもしれません。
名物はもちろんビール。アメリカを代表するブランドである「ミラー」などの工場見学も行なわれています。
|「ミラー」などの工場見学も行なわれています。
ビール好きの私はこれだけでも誘われてしまうな。(でも、やっぱり大家とプリンスがみたい)
さて、世界で一番ビールの美味しい国はどこでしょう。
答え:チェコです。
#チェコのピルセンのビール工場で試飲してみてください。(たまりませんよ)
さて、世界で一番美味しいビールはなんでしょう。
答え:バドワイザー(でも、あのバドワイザーではないですよ)
アメリカには地名にもジョージア(グルジア)、セントピータースバーグ(サンクトペテルブルグ)など、いかにも移民の国らしいネーミングがありますね。
アメリカンビールはお世辞にも味に関しては推奨できないものが多いのですが、それでも(好みは分かれると思いますが)ボストンの「サミュエル・アダムス」とか、クーパースタウンの地ビール「オールド・スラッガー」なんかは、「スーパードライ」なんか作っているメーカーが恥ずかしくなるような素晴らしい味です。