新型コロナ・ウィルスによる緊急事態宣言が解除され、県をまたいだ移動ができるようになった。となると冬にスキーにいっている群馬県にまずでかけたい。スキー・シーズンにはゆけなかった、気になるスポットがあるのだ。まず立ち寄ったのは渡良瀬渓谷鉄道の大間々駅である。
駅を見学していると電車がやってきた。渡良瀬渓谷鉄道は『わ鉄』の愛称があるようだ。
レトロな電車もあった。電車ではなくてディーゼルかもしれない。
アジサイと円空仏があると案内がでていたので、大間々駅近くの松源寺にもいってみた。
アジサイが見事だ。
円空仏を拝観している人はいなかった。ひとりで静かに仏さまの前に座らせていただいた。
薗原湖をぬけて片品村の鎌田にやってきた。昼時なので食堂を物色しながら走ってきたが、いまひとつ決めきれない。そこで最近キャンプで人気のひろしが、テレビ番組で丸沼に野営したときに利用したスーパーに入ってみることにする。スーパーいのうえである。
番組でひろしが買ったのは海苔弁当だった。その弁当と珍しい鯉の洗い、鮭のおにぎりを買った。これを道の駅・片品でたべることにする。
鯉の洗いはひさしぶりだ。サッパリとした鯉が酢味噌によくあう。洗いは見事なほど薄く、均一に切られているから、機械をつかっているのかもしれない。弁当はごはんがぎっしりと詰められていて、おにぎりはいらないほどだった。
道の駅には名水があるからこれを食事の供とした。
スキーのホーム・グラウンドの尾瀬岩鞍にいってみた。キャンプ場がオープンしたとのことだが誰もいない。今シーズンのスキーは新型コロナ・ウィルスの影響で強制終了してしまったから、不完全燃焼で割り切れないものがあったのだが、ここに来て気持ちに区切りがついた。因みにキャンプ場は入場料がひとり2000円でテント一張り1000円。タープも1000円である。トイレは隣接するホテルが使えて、温泉もホテルにあるが、設備がととのっているのが好きな人むけだろう。
平川に南下して県道64号線に入ると天王桜の案内があった。
天王桜は以前からたずねたいと思っていた。桜はオオヤマザクラとのこと。たいへんな巨木だ。
桜を見上げる。根元には古い石の祠があった。
花が咲いたら、それは見事なことだろう。いつかその時期に来たいと思う。ここは駐車場がないのでご注意を。
背峯峠のトンネルをこえてゆく。深い森林帯だ。
薄根川が横を流れている。
淵と落ち込みがつづくよい場所があったので、沢をのぞいてみた。山女や岩魚がいそうだった。
道の駅・川場田園プラザまでゆくと望郷ラインにはいって白沢にむかう。途中に沼田の河岸段丘を見下ろせる展望台があった。
沼田、前橋をすぎて伊勢崎にはいると女堀の花菖蒲園の案内がでていた。
前からどんなところなのか気になっていたところだ。ここは中世に農業用水路を整備しようとしたが、途中で工事を断念したもので、今は花菖蒲を植えているのだそうだ。菖蒲は盛りをすぎていたがそれでも見事だった。そして群馬の人はマスクをしていない。私ひとりだけがマスクをつけていた。
女堀の前には原っぱがあった。何にも使われていない土地はまず見ないから、新鮮な印象をうけた。
いつも通過しているだけの伊勢崎の町にいってみた。観覧車のあるレトロな遊園地の横をとおって駅前につくと、駅のまわりには何もない。伊勢崎はロード・サイドにお店がならんでいるようだ。
埼玉県上尾市で給油をした。お金を3000円いれると料金は1200円ほど。しかしお釣りが1000円しか返ってこない。小銭がでてこないのだ。店員をよんで調べてもらうと、機械を再起動してもお釣りはでてこないし、機械は小銭まで支払ったと記録されていると言う。ほんとうに出てこなかったんですか? と失礼なことを言われて、本当だから言っているんだろ、とこちらも声を荒げる。3回もほんとうですか、と言われて、小銭をレジから出してもらったが、その後で機械の電源を落としたら、チャリン、と小銭が機械からでてきた。だからほんとうだっただろう、こちらに落ち度はなにもないんだよ、と言うと、申しわけありませんでした、となった。最後にちょっと気分の悪いツーリングだった。
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