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2021福島トランポ林道ツーリング1

2021年05月15日 10時59分10秒 | ツーリング東北


2021年のGWの直前に、東京都にコロナの緊急事態宣言がまたでた。神奈川・埼玉・千葉の都内に隣接する地域には蔓延防止対策がだされている。外出の自粛、我慢のGWが叫ばれているが、ひとりで車ででかけ、日中は単独で山の中の林道をバイクで走り、夜は車中泊をするならば、コロナに感染する確率はほぼないと思う。コロナをうつすこともだ。そこで茨城・福島にソロで林道トランポ・ツーリングにゆくことにした。



4月29日。木曜日の夜にバイクを車に積み込んで出発した。栃木県の道の駅『きつれがわ』で車中泊をする。道の駅についたのは21時で、夜はもつ煮とサバの竜田揚げ、行者ニンニクのおひたしで一杯である。



2日目。4月30日の朝。5時半に大声で話をしている声で目がさめた。若者かと思ったら、静岡ナンバーのじいさん、ばあさんで、ミニバンで車中泊をしている人だ。車の後ろにテーブルをだして炊飯器で米をたいている。ばあさんの声が大きい。耳が遠いようだ。彼らは夜は静かにしていたから油断をしてしまった。



カップめんの朝食をとり、車内を整理して出発する。



今回のツーリングの相棒はセローである。セローはDR650にくらべて軽いので、トランポへの積載も楽だった。



国道461号線で東の大子にゆき、国道118号線で北上して福島県の道の駅はなわについた。この日は平日なので道の駅は空いていた。



道の駅のいちばん端に車をとめて、北茨城市の花園神社周辺の林道にむかう。気温は15℃だ。走りだすと涼しい。バイクを引き出していると暑かったので、薄着をして出てしまった。



花園神社にゆきたいが、道をまちがえてしまい、県道22号線(北茨城大子線)の『ブラトーさとみ』という里見町の施設のまわりを迷走してしまう。枝垂れ桜は釣り堀の前にたっていたが、ぐるりと回ってまたここにもどってきてしまった。



県道111号線(高萩塙線)を北上する。大金田林道だと思って、七ツ滝柳沢林道に入ったのは、走り出してから2時間もたった11時だった。林道は出だしから急坂がつづく。DRだったら行かないほどの激坂で、一度とまって斜度を見定め、寒いのでカッパを着てまた走りだす。この林道は道がちがうのではないかと疑ったが、誰かが1台だけ走った跡があるのと、軽いセローなのですすんだ。



ゆっくりと慎重にすすむと峠にでたが、通行止めの看板がでていた。しかし完全には閉鎖されていなくて、左が開いている。路面にタイヤの跡をのこしているバイクは先にすすんでいた。



案内看板で七ツ滝柳沢林道と確認できたので、いけるところまですすんでみることにする。



路面は安定している。



しかし雨水が道路をけずったところがあらわれた。



道路は深く掘れて荒れてくる。でもセローならこのくらいは走ってゆけた。DRでは引き返しである。車はもちろん走行できない。



上の場面は右の部分をすすみ、奥で左にわたって乗り切った。



やがて難所にでた。



バイクからおりて、押しもまじえてガレ場を2・3ヵ所こえてゆく。寒かったのが暑くなってくる。通行止めだったのだから、素直にやめればよかったと後悔したりした。



やがて花園神社の奥社についた。私は上の画像の通行止めの奥からやってきたのである。



花園神社の奥社の鳥居。



鳥居の前からやってきた方向を見る。



ここは七ツ滝とよばれる土地で滝のような渓流がながれていた。



山を下って花園神社に到着した。七ツ滝柳沢林道8、3キロを走破したのだ。ここがセローでの初林道となった。



花園神社の駐車場から奥社までは通行止めになっていて、徒歩のみ可と看板に書かれていた。



駐車場から花園神社にあるいてゆく。



花園神社に参拝する。大杉や高野槙のご神木にかこまれた神社だ。



神社におまいりしたあとで花園林道に入る。



林の中を上ってゆく。



2キロで二股があり右の大金田林道にすすむ。道幅は狭くなった。



分岐から1キロほどで通行止めになっていた。今回は素直に引き返すことにする。通行止めの先に無理にすすんでも、よいことはないとわかったからだ。バイクを押し引きしてUターンするが、ここでもセローの軽さが光る。ハンドルの切れ角が大きいのもよい。DRよりもあつかいが断然楽で、林道はセローだよと思うのだった。



二股に引き返してゆく。



分岐点にもどってきた。右が通行止めだった大金田林道で、左に林道の入口がある。大金田にむかう道だ。



しかしこの道はすぐに通行止めとなってしまった。立入り禁止である。これで花園神社周辺の林道探索は終了した。数年前の台風の影響で、全国的に林道が寸断されているが、ここも同様にようだ。



花園神社にもどってゆく。私が路面につけた、タイヤの跡が見ながら走るのは気分がよかった。



ここで茨城ナンバーのランクル・プラドとすれちがった。年配のドライバーが、この道はぬけられるかと聞くので、この先に二股があり、右は3キロで通行止め、左はすぐに立ち入り禁止と教えた。しかしプラドの車幅は道幅とほぼ同じだから、よくここに来るなと思う。ジムニーくらいでないと不安で入ってこれないと思うのだが、林道を走りなれたドライバーは、感覚がちがうのだろうか。2010年にこの付近の林道をはしった記録は『こちらをどうぞ
』。

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2 コメント

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Unknown (1938goo)
2021-05-20 12:06:31
昔の話ですが、塩山北方の金峰山林道がこんな道だった気がします。サニーか何かが走っていて驚きました。サニーはその後どうなったかわかりませんが、四駆でもデフロックが付いていないと厳しいと思います。
清里の牧場近くの林道(獣道?)にTTRで行った時はどんどん先に進んでしまい、後悔したことがありました。道が深いV字型の切れ込み状になり、戻るに戻れなくなってしまいました。
それから危うげなところは先に自分の足で歩くようになりました。マウンテンバイクならなんとでもなるのですが…。
記事を拝見していると、またオフ車に乗りたくなってしまいます。
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Unknown (朗報)
2021-05-20 17:46:18
ナガシマさん、こんにちは。

私も道路が崩壊していると、バイクをおりて歩いて先を見にゆきます。とんでもないところで行き詰まると、バイクのUターンに四苦八苦してしまいますから。

オフロードを走るのは、冒険のような要素があってとても魅力的です。それでやめられません。
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