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2009四国・中国ツーリング2日目

2010年03月30日 21時48分29秒 | 2009四国・中国ツーリング
日本一長い剣山林道を走破した1日。

5時30分に起床した。

キャンプの朝の常食、インスタント・ラーメンを食して出発の準備をする。
7時に出発しようとすると、サイトの奥から黒と銀のビッグオフが走り出してきた。
最新のBMW・R1200GSだ。
GSはテントを張ったままの空荷だった。

GSのすぐ後から走りだす。
行く先は私と同じ剣山林道だろうと思う。
その剣山林道入口の魚屋橋につくと、GSだけでなく、ホンダ・バラデロも止まっていた。

GS氏は昨日もここを走っていて、今日は往復するつもりとのこと。
バラデロ氏は初めてなのだそうだ。
私は昨年も来ているが、土砂崩れのため三分の一ほどしか走破していないと語った。

GS、私、バラデロの順で走りだす。
9キロほど舗装路で、7時25分にダートに突入した。
とたんにGSはスタンディングで走りだす。
しかしペースはゆっくりで私と同じくらいだ。
バラデロはと見ると、一気に遅れていき、すぐに見えなくなってしまった。
しばらくGSといっしょに走るが、その後は私が前になったり、GSが先行したりを繰り返すことになった。
バラデロ氏はダートはあまり走ったことがないようで、すぐに引き返してしまったようだ。

林道はおおむねフラットで走りやすいが、
一部に急坂や拳大の石がゴロゴロしている路面もある。

旭松峠、雲走山登山口をすぎると一度舗装路にでて、フォガスの森につづくゲートで林道に戻る。
フォガスの森には8時25分についた。
ここはバンガローとキャンプ場のある施設だ。
休憩しようとするとGSもとまっていた。
GS氏はこの林道を走るためだけに、四国に来ているのだそうだ。
GWにもここに来ているとのこと。
剣山林道に惚れ込んでいるようだ。
そして、この先の徳島のへそと、風の広場がいいんですよ、と呟いていた。

その徳島のへそはすぐ先だった。
徳島のへそは断崖の上の景色の開けたところで、GS氏は景色を眺めやっていた。
剣山林道を走るだけで休日を過ごし、ひとりで山なみを眺めているGS氏は、ロマンチストなのだろう。
私だってそうだが、絶景を何分も見ていられない、せっかちでもあるから先発する。

剣山林道はこの先が長い。
谷側は断崖絶壁でガードレールがなく、山側は土砂が崩れてきているもろい斜面が多い。
そんな同じような風景のなかを延々と走っていくのだ。

剣山登山口の山の家には10時10分に着いた。
この先は下りとなり、11時に国道にでたから、剣山林道は3時間30分で走破したことになる。
剣山林道はほんとうに長い。
はじめはダートを走るのが楽しくて、最高だ、来てよかった、と思って走っていたのだが、
フォガスの森の先はもう飽きてしまって、ただただ惰性で走行するほど長かった。

土佐を目指して南下する。
本当は北に行きたいのだが、道がないので、
土佐の手前の南国市まで行って、高知道にのるしかないのだ。

山の中に突然あらわれる、アンパンマン・ミュージアムに驚いてすすむが、
そろそろ食事をしたいのに、何にもない。
それでもなんとかみつけた、レストラン岡豊城でカツオのたたきなどを堪能した。

料理は黒潮御膳2100円也。

高知道で四国を南から北へ一気に横断する。
高知道は四国の山岳地帯を突き抜けていくので標高が高く、風が強かった

川之江JCTで松山道に入り、新居浜ICで高速をおりた。
江戸時代から昭和まで採掘された、世界的に有名な別子銅山跡を見学したいと思っていたので、道の駅マイントピア別子にむかう。
そのマイントピアでは砂金獲り体験と銅山見学をした。
目的の銅山は見るべき価値のないものだったが、砂金獲りが意外にも夢中になるほど面白かった。

次はしまなみ海道に行くつもりだが、もう時間は遅い。
そろそろ泊まるところを決める時間だ。
候補地はふたつ。
今治の手前にある東予市のキャンプ場か、今治の先にある、大角鼻キャンプ場か。
悩んだがせっかちな私はまたしても遠くの大角鼻を選び、夕闇迫る中、急いで走っていくことになった。

日没は18時かと思って焦っていったのだが、キャンプ場についたのは17時55分だった。
なんとか日のあるうちに到着することができた。
大角鼻キャンプ場は、海に面した景色の良い、しかも無料のすばらしいところだった。
眼の前には瀬戸内の海がひろがり、しまなみの島々が散らばって、
彼方には明日わたっていく予定の、来島海峡大橋が見えるのだ。
しばし見つめしまうほど美しいところだった。

夕食はスパゲティー・カルボナーラ。
と言ってもレトルトのソースを温めるだけだ。
それに昨夜食べ切れなかったパン。
食事をしながら酒を飲み、ライトアップされている来島海峡大橋を見つつ、夜をすごした。

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