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2018地震直後にゆく北海道車旅7日目の2

2018年11月11日 14時56分43秒 | 2018北海道車旅


11時すぎに釧路市丹頂鶴自然公園をでた。つづいて阿寒国際鶴センター・グルスにむかうがその前に昼食をとることにする。途中にあったのは釧路の老舗そば店、東家の暖簾わけらしいそば店とセイコマ、セブンイレブンだ。セイコマは地震の直後でも、自家発電や車のバッテリーをつかって営業をつづけていたから道内で賞賛されていた。店内調理のできる利点を生かしてあたたかい料理を提供したのだ。そこでセイコマを利用することにした。

しかしここのセイコマは店員のスキルがまるでなかった。対応がスローだし、カタログ注文をしようとする客の対応ができずに、1台しかないレジが立ち往生してしまう。もう1台が動いたと思ったら、客は順番をまもらずに早い者勝ちでならぶし、2台目のレジの店員も何もいわない。そしてこの店員もレジ打ちが遅いから、よほどセブンイレブンにうつろうかと思ったが、ゴミを捨てさせてもらったので我慢した。セイコマは店員の対応力の差があまりにも大きくて、順番を守るためのフォーク並びもさせないから、幻滅した。

セイコマで買ったものは、左下からキムチ、山菜のきんぴら、なめこ汁、ミルミル、カゴメトマトジュース、ヘルシア緑茶、カツ丼、パウンドチョコレート、ピリ辛ザンギ焼きそば、ハムタマゴサンド。ホットシェフの商品がレンジであたためられないのも不満だ。生あたたかい商品よりも、熱い弁当のほうが美味しいとおもう。



道の駅阿寒丹頂の里についた。ここにグルスがあるのかと思ったら、道路をはさんだむかいだった。それでも道の駅の中をあるくと立ち寄り湯や宿泊施設がある。その受付にゆくと北海道新聞があって、停電について興味深いことが書かれていた。

地震発生で道内の電力供給ができなくなると、北海道電力はまず道東と道北への送電を停止した。地方を切り捨てて大都市の札幌と原発を守ろうとしたのだ。しかしそれもできなくなり、札幌も放棄することになった。それでも原発の冷却だけは死守しようとするも、これもできずにブラックアウトにいたったとのこと(その後の調査で報道機関によって停電の細部についての説明に違いがある。ここではこの時に読んだ北海道新聞の記事に基づいて書いている)。納沙布岬でカニ屋の武内商店のご主人が、停電でカニはすべて死んでしまった、と話していたが、これを読んだらなんだか割り切れない気持ちになった。札幌と原発を守るために、道北と道東は見捨てられたのだから。結局は全道ブラックアウトになってしまったのだから結果はおなじだが、大都会優先の原則が、はからずも白日の下にさらされてしまったのだ。

道の駅のむかいにあるグルスにゆくと、今いる鶴は四羽とのことだから入場しなかった。冬には隣りにある観察センターで丹頂鶴に給餌をするため、たくさんの鶴が見られるそうだ。



釧路市湿原展望台にゆく。



料金はひとり470円だ。しかしこの建物は湿原側にエレベーターがあり釧路湿原が見にくい。展望室が釧路市街をむいているのだが、どうしてこういう設計になったのか理解できなかった。市街地も見えるようにしたかったのだろうか。ここで予約してある室蘭のナイト・クルーズの会社から連絡がきた。現在節電の影響で、白鳥大橋などのライトアップがないが、それでもよいかという確認だ。もちろんそれでも乗船すると答えたが、きちんとした対応をしてもらって気持ちがよくなった。



展望台からサテライト展望台をとおる2、5キロの散策路がある。サテライト展望台にはゆきたいが、なるべく楽に歩きたいので、ボランティア・ガイドの方に聞いて、左まわりでいって、同じルートをもどることにする。こちらだと高低差がなく、片道1100メーターだから、一周するよりも短くなるのである。



木道を30分あるいてサテライト展望台についた。



広大な湿原がひろがっている。有料の展望台よりもここのほうが湿原がよく見えた。しかし湿原の向こう側にある、細岡展望台のほうが川が近くにあって、風景に変化があるから好みだった。

釧路湿原をでて釧路市街にむかう。16時に予約しておいた釧路の東横インにチェック・インし、部屋に荷物をおくと町にでた。



釧路駅にむかうと電力会社の作業車がとまっている。



東北電力の応援部隊だ。電力会社にかぎらず、道内にはいろいろな協力チームがやってきていた。駅から和商市場方向にむかうと、2011年に泊まった、駅前のビジネスホテル・オーシャンがつぶれている。駅のすぐ前で建物が廃墟のようになっているが、釧路市街には廃業したホテルが何件もあって、さびれた印象だった。



17時に和商市場につくが空いていてガラガラだ。営業は18時までだが勝手丼をたべている客はひとりいたかどうか。我々も目的の店があるので何も買わなかった。和商市場はカニや魚は安いが勝手丼は割高だとおもう。



ホテルにもどり車から自転車をだして、歩きと自転車で食事にゆく。釧路は炉端焼き発祥の地だ。その元祖が、炉ばた、という店だが、ここは高いので、煉瓦、という店にいった。フィッシャーマンズ・ワーフのむかいである。



サッポロ・クラシックの生580円と黒ウーロン茶430円でスタートする。お通しはひとり分だけで360円だ。



ネタ・ケース。ホッケがたべたいが、ものすごく大きいし1500円以上するのでやめた。



代わりに750円の柳カレイをえらぶ。家内はサンマ600円だ。ここは客が自分で焼くシステムだった。



じゃがいも焼き560円もチョイス。自分で焼くのは面白いが、面倒でもあり、なんだかキャンプをしているみたいだった。



旬のサンマが焼けた。大根おろし70円をお供とする。



柳カレイも美味い。



ビールと黒ウーロン茶をお替わり。カレイは大きくてたべきれないので家内に手伝ってもらった。



ジャガバター。



ソーセージの盛り合わせ830円も追加。



鍛高譚の水割り540円で〆た。これでお会計は5730円だ。☆5点満点平均3点で3、2点。走行距離126、6キロ。

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