
十日町から小出にでると、気温は35℃だった。汗がにじんでとまらない。六十里越えで福島県只見町にむかう。山越えのルートにはススキが群生していたが、30℃以上のきびしい気温がつづいた。

国道沿いにJRの只見線がはしっている。電車が来ないだろうかと期待したが、残念ながら出会いはなかった。六十里越えトンネルをぬけて福島にはいると田子倉湖が見えてくる。

前回も感じたが湖のながめがダイナミックだ。ただガードレールがすき間のあいたコンクリート・ブロックなのが怖かった。

真っ暗なトンネルの連続する道をすすんで湖畔についた。

ダムの堰堤をあるくことができる。

田子倉ダムである。

下流には発電施設が見えた。

16時前に奥会津ただみの森キャンプ場に到着した。ここは以前は青少年旅行村だったが、リニューアルしたそうだ。バイク・ソロ・キャンプは900円である。因みに2018年は700円だった。

管理棟のすぐ横にはライダーが集まっている。

人のいるところは避けて、オートキャンプ・サイト、Dサイトの奥のだれもいない場所にテントをたてる。キャンプ場は情報どおり空いていた。

温泉のひとっぷろ・まち湯にゆくと、工事中のため今日は女性風呂だけの営業とのこと。バイクで15分ほど走ると他の湯もあるのだが、空の雲が不穏なのでキャンプ場のシャワーを利用することにした。15分で100円である。今日は暑くて汗をかいたからサッパリした。

スーパーのブイチェーンで買物をする。

テントに帰ってくると、目の前にテントをたてられてしまっていた。今日は空いているから、キャンパーは間隔をあけて設営しているのが、わからないのだろうか。かなりガッカリしてしまった。これではお互いに丸見えである。それがわからないのかな。

しかたがないのでバイクで目隠しをすることにする。

これでマシになったが、ほんとうに空気の読めない奴だ。

こんな配置である。

目の前に張られなければ、隣は中央の茶色のテントだったのである。

気をとりなおして馬刺しで飲みはじめる。

今回はししとうとニンニクを用意した。ステーキの付け合せにするためである。

ビールを飲み干すと会津の地酒にする。雨がパラパラと落ちてきたがすぐに止んでくれた。

ししとうとニンニクから焼いてゆく。

ここにステーキをオン!

よい感じに焼けてきた。

牛肉をまな板の上でカットする。食べてみるとこれはいける。肉はもちろんピリ辛のししとうもいいし、なによりもニンニクが美味しい。

そこでニンニクを大量に追加する。レアのステーキといっしょにあぶってたべると最高だ。味つけは塩コショーに焼肉のタレである。

熱々のステーキとニンニクを頬張り、焼酎の水割りをぐびりとやる。これがキャンプの醍醐味だ。蚊取り線香を忘れたので、虫が寄ってくるのが玉に瑕だが、気にしないことにした。むかいのキャンパーは40くらいの夫婦だった。なんとも間の悪い人間である。暗くなってからもどってきたから、互いに見えづらいのが救いだ。ふたりでぼそぼそと話している。食事もしているようだ。ステーキを平らげるとテントに入って飲みなおすことにした。
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