2023年シーズン15日目のスキーに白馬八方尾根スキー場にいってきた。4月8日の土曜日からすべるつもりだったが、雨のち雪の予報なので、9日の日曜日に滑走することとし、8日の夕方からでかけた。長野の西友で買出しをして、オリンピック道路を白馬にむかうと、美麻から大雪となった。降雪は予報どおりだが、運転していて前がよくみえないほどの降りになった。
サンサンパーク白馬で前泊した。夜は刺身に唐揚げ、ホットドックで一杯である。
急激にひえてきたのでストーブをつけてすごした。2023年シーズン14日目の車中泊。
4月9日。日曜日。サンサンパーク白馬の朝。雪はやんで晴れあがった。これも予報どおりだ。気温は-5℃。
車のフロントガラスは雪でおおわれていた。
道路は凍結していたがこのあとすぐに溶けだした。
八方尾根第3駐車場に到着した。無料の駐車場だ。第3駐車場からゴンドラ駅まであるいて10分ほどかかるようだ。近くにいたスキーヤーにたずねると、10分でつくが、現在強風のためゴンドラはうごいていないとのこと。また、近くのスキー場ににげようとしても、おなじようにリフトはとまっているそうだ。それではあるいてもしかたがないので、車で待機することにした。
先日、日本スキー場開発という会社の株をかった。株主優待がついていて、来シーズンからスキー場の割引券がもらえるのだ。それが八方でつかえるのでやってきたのである。群馬の川場でも使用できるのだが、川場のコースはおもしろくないので、八方のゲレンデをみにきたのだ。
ゴンドラの営業開始は7時半からの予定である。HPをみていたがゴンドラはうごきださない。8時半にゴンドラ駅にむかう無料のシャトル・バスがきたので、これにのることにした。
ゴンドラ駅につくと、たくさんの人がゴンドラの運行開始をまっている。下のゲレンデの雪はとけてしまっているので、ゴンドラで上部にゆかないとすべれないのだ。
9時、10時とまつがゴンドラはうごかない。そこで駐車場まであるいてみることにすると、10分かからずにつくことがわかった。ゴンドラ駅のちかくに有料駐車場もあるのだが(1000円)、道がせまくてわかりにくいから利用しなかったのだ。
ゴンドラ駅にもどると11時からスプリング・フェスティバルがあるとのことで、抽選券をもらった。
兎平の強風がやまないとアナウンスがながれている。ゴンドラはもううごかないかもしれない。そうなったら温泉にでもはいってかえろうとかんがえていた。ちかくのスキー場が営業をはじめたようだが、大混雑しているとまわりの人がいっている。白馬47のようだ。
まっている人の中にJAPANとかかれたウェアーをきている女性たちがいる。日本代表の人かしら。
ユニフォームにはスノー・ジャパンとはいっていた。モーグルの選手のようだ。
11時からスプリング・フェスティバルがはじまり、白馬村のマスコットが希望者と写真をとりだした。
そしてオリンピックやワールド・カップで活躍した、上村愛子選手、渡部暁斗、渡部善斗兄弟のトークショーがはじまった。左が兄の暁斗選手、奥が弟の善斗選手だ。3人とも白馬村の出身で名誉村民とのこと。
トークショーをききながら昼食のおにぎりをたべた。
もうゴンドラはうごかないのではないかと思ったら、12時から運行が開始された。半日なのにリフト券の割引はなく、5500円の春スキーの正規料金だったのは納得がいかないな。遠くからきているから買ったが、不満だった。シニアも65からで私もひさしぶりに大人料金だ。それも割高にかんじるし、ハイシーズンのリフト券代も6500円とたかい。
ゴンドラ・アダムとリフトをのりついで黒菱ゲレンデの上についた。
雪はガリガリである。
まず兎平のフラットなコースで足慣らしをする。
ふたたびリフトで黒菱の上にもどる。ここは長野オリンピックの滑降競技のスタート地点とのこと。リフトは強風でしばしばとまった。怖いほどの烈風で、八方は風で営業できないことがおおいようだ。
黒菱の上が山頂ゲレンデだが植生保護のために閉鎖されていた。
2本目に黒菱ゲレンデのコブ斜面にはいった。雪の状態を確認せずにスタートすると、ガチガチに氷ったコブのあいだに昨夜の雪がつもっていて、しかも新雪なのにかたい。3ターン目か4ターン目に左外足から右足にのりかえようとすると、右スキーが雪にささった。それに気づかずに体をおとしてつぎのターンにはいったので、ささった右足がねじれて板がはずれ、転倒した。急斜面をすべりおちる。
もともと傷めていた右ひざをひねってしまった。痛いのなんの。これは大丈夫かと膝をおさえたが、疼痛はしばらくするとひいていってくれた。
板が上にささっているので急斜面をはいあがってとりにいった。
その後は兎平を右膝のようすをみながらすべる。
黒菱ゲレンデはきびしいので滑走する人がいなくなってしまった。
兎平のコブはゆるんできたので、ここをまわす。日本代表の女性選手たちもここのモーグル・コースで練習していた。当たり前だがものすごくうまいし、スムーズで安定している。
風はおさまった。リフトはアルペンクワッドと黒菱第3ペアリフトの運行ではじまったが、黒菱第2クワッド、スカイライン第2ペアリフトもうごきだした。パノラマのリフトもうごいていたようだ。スカイライン・コースには基礎の人たちがあつまっていた。
シャトルバスの最終が16時なので、15時半にゴンドラで下山した。スキー・スノボ・アプリのスノーウェイによると、リフト乗車14回、滑走14本、滑走距離16、6キロ、最高速35、1キロ、と記録されている。
シャトルバスにはのらずにあるくことにした。下りだから楽だろうとおもったのだが、板がおもい。やはりバスにのればよかった。長野県のスキー場は30年以上前に、志賀高原に草レースにいって以来だった。菅平や野沢温泉にもいったことがあるが、白馬はとおくて、ゆきたくてもゆけないあこがれの地だった。黒菱や兎平もいつかすべってみたいゲレンデだったのだ。そこに来ることができてよかった。
八方尾根には多彩なコースがある。しかも急斜面のロングコースがおおい。今回は下のゲレンデは雪がなくてすべれなかったら、来シーズンにまた来ようとおもう。町や温泉、周辺のスキー場も魅力的だ。ただ風だけが不安要素である。ここまで来てゴンドラがうごかないのはいたすぎるから。