3日目。道の駅大芝高原の朝。5時35分に起床した。
車を駐車場のいちばん奥にとめて7時すぎに出発した。ゴミがたまっているのでコンビニをさがしながら走る。60キロで走行していると後ろから追い上げてきた車に露骨に車間距離をつめられた。長野は速く走る車が多いし、脇道から割り込んでくるタイミングもきわどい。マナーの悪いドライバーの比率が高いとかんじる。
ゴミを処分して駒ヶ根に南下し、陣馬形林道の入口についた。去年もここにきたが、そのときと同じくこの道では陣馬形キャンプ場にはいけないとある。今回は野営場にゆく予定はなく、林道をゆけるところまで走るのが目的だ。
気温は25℃。ジャリの敷いてある幅広のダートをゆく。
暗い森の中をずっとのぼってゆく。
やがて永山につづく分岐についた。ゲートがあるがこの道には入らない。直進する。
ジャリの深いところ、ゴロゴロ石や、小さなクレパスもある。
5キロ地点に廃屋のようなログハウスがあった。
標高があがると松林になる。上りだけでなく下りもあるようになった。
8キロで丁字路にでた。
右が北の沢林道で左が陣馬形線だ。
丁字路の手前には東屋がある。軽トラが1台だけ走った跡があるが、誰にも会わなかった。
右の北の沢林道は、林道ツーリングガイドブックによるとダート部分は1、2キロとのことだが、この地域の未舗装路を走りつぶすことが目的だから、往復することにする。
北の沢林道を1キロ下って舗装路になった地点で引き返す。交通量はほとんどないようだった。
丁字路にもどって陣馬形線をゆくと600メートルで舗装路になる。路上にはサルナシだろうか、木の実が落ちていた。
陣馬形山キャンプ場にゆく分岐を通りすぎて、中組陣馬形林道に南側の入口から入ろうとすると通行止めだった。そこで陣馬形山キャンプ場のある北側から林道にアクセスすることにする。ついでなのでキャンプ・スペースにも立ち寄ってゆくことにした。
陣馬形林道の入口にはキャンプ場にはいけないとあったが、到着することができた。古い看板がそのままになっているのだろうか。その陣馬形キャンプ・スペースは混雑していた。バイクをとめて山頂にあるいてゆく。
頂上からの風景はすばらしい。飯島方向をみる。
駒ヶ根方面。今日は12時から19時まで雷雨の予報がでている。じっさいにそうなるのかわからないので、空をみて行動を決めるつもりだ。
陣馬形山から折草峠にむかうと、こちらも通行止めだった。中組陣馬形林道にゆくことはできないので、つぎの機会をまつことにした。
来た道を引き返し、陣馬形山入口から1キロ下った地点に枝道があった。セローだとこんなところも行ってみたくなる。
入ってみるとすぐに通行止めだった。
飯島方向に下るのだが道をまちがえてしまった。さきほど通過した陣馬形林道と塩の沢林道の丁字路までもどってしまったのだ。ここまで来てしまったら、塩の沢林道をくだって国道にでたほうが早い。
さっき往復した塩の沢林道を下る。
舗装路にでてしばらくすると獣避けのゲートがあった。林道で山から里にくだってゆく。県道18号線から国道153号線に出て、駒ヶ根、伊那と北上する。ここはペースの速いバイパスでセローでは交通の流れに乗るのは苦しい。追い越し車線の車は80キロで走っているので、走行車線を70キロで巡航する。セローはダートでは抜群の性能を発揮するのだが、パワーはないし、ギヤ比が低くてエンジンがすぐに吹けきってしまうのだ。しかし250のセローでこうなのだから、大人気になっているクロス・カブはもっと厳しいのではなかろうか。年をとったらクロス・カブに乗ろうかと考えていたが、やめたほうがよいのかもしれない。
日差しが強くて暑い。太腿がじりじりと焼かれているようだ。伊那から高遠にむかう国道361号線で、老舗の料理屋をみつけて昼食をとることにした。
たのんだのは伊那名物のソースカツ丼1000円である。
この店は当たりだった。品質がよくてボリュームのあるとんかつがのっている。甘辛いソースの味もよく、味噌汁や漬物もよかった。
私が入ったときは空いていたが、後から地元の客が次々とやってきた。
隣りにすわった家族連れは、ここは何をたのんでも美味しいんだよね、と言っていた。うなぎからラーメンまである割烹店だった。