シルバーのマンション暮らし

傘寿も過ぎました

代用食

2011-02-22 | 日々の出来事
食料難の終戦後代用食でもお腹一杯食べられるのは有り難い事だった
こんな言葉を知っているのは恐らく私のような昭和1桁以前の
人だけと思われる

昨年秋遅くになって昔のお隣さんやお友達から頂いたジャガイモが
春の気配を感じてか芽を出し始めた早く食べなければ美味しく
無くなるので久しぶりにいも団子を作りホットプレートで焼き
砂糖醤油を絡めて食べた昔風に言うと代用食毎日食べた懐かしい味。





最近北海道の観光地ではいも団子ががおおはやりで揚げたり焼いた
り名前もいも餅などと気取った名前で売られている
このいも餅なるもの茹でた馬鈴薯をつぶし澱粉を混ぜて
よく捏ねて出来上がる、至ってシンプルなものだが
私の子供の頃はとに角よく食べさせられた。

今時のいも団子のお汁はだしをとり鶏肉をいれシイタケや
葱など色んな具をいれ1度湯がいた団子を入れて
お澄ましように醤油仕立てで手間も材料もかける

団子汁を食べた若い人はこんな美味しい物を昔の人は
何時も食べて贅沢だった等といっているのを聞いた事があるが

その昔は味噌汁の中に団子をそのまま入れるのでお汁は
団子がとろけてどろどろ

今時はその昔風の団子汁など見たことも無い
飽食の時代どんな美味しい物もお金さへ出せばなんでも食べられる
今の子供さんは幸せな反面食物のあり難さを知らないだろう

昔のような食糧難などは無いだろうがそんな事が起こったとき
生き延びる事が出来るかどうか。