KISSYのひとりごと

日々感じたこと、ドライブ日記やDVDのレビューなど…徒然なるままに綴っています。

米軍低空飛行訓練の実態

2012-07-22 20:12:57 | 在日米軍問題

 今日付の「しんぶん赤旗」1面をみて愕然としました。1988年6月25日に伊方原発(愛媛県伊方町)直近で米軍普天間基地所属のヘリコプターが墜落したことが報じられていました(→こちら)。

 瀬戸内海方面からきたヘリコプターが伊方原発を超え、原発のすぐ南側の山の斜面に激突、反動で山の反対側へ落下したとのこと。原発側に落下していたら大惨事は免れないような状況です(写真)。

写真左手の建造物が伊方原発

 いったいどのくらいの高度だったのだろう?と、標高がわかるWeb地図で標高を調べてみました。正確な位置関係がわからないので、原発周辺の山の頂を何ヶ所か調べてみると・・・標高150m前後!!。報道によると、この原発の周辺ではこれまでに幾度となく米軍機が墜落もしくは不時着しているとのこと。

 現地で平和活動をしている方からは、「原発は上空から目立つので、訓練の標的にされやすい」という驚くべき証言まで。海兵隊の輸送ヘリですから、訓練の内容はわずかな平地に兵員を強襲上陸させるものでしょう。もちろん原発に強襲上陸をするわけではありませんが、かなりの低空でないと訓練の意味がないので事故機も相当低空を飛んでいたものと思われます。民間機はもちろん自衛隊機がこの高度を飛んだら大問題になる高度です。いかに米軍機が横暴勝手にふるまっているかがわかります。

 ところで、普天間基地にオスプレイが配備されるのに先立って、米国からオスプレイの訓練ルートが明らかにされました。全国で7つのルート。そのうちのひとつは、私の住む長野県上空を通過します。もう何年も前のことですが、長野市(当時は鬼無里村)の奥裾花ダム周辺で米軍機が低空飛行訓練をしていたことがありました。当時新聞記者だった私の先輩は、その現場を取材。ダムを管理している方からも聞き取りをしたそうです。

   「ダムにぶつかると思った」

   「パイロットの顔が見えた」

 先輩が聞いた証言です。米国が発表したオスプレイの訓練ルートとは違いますが、山間の谷筋を低空で飛行し目標を爆撃するという実戦さながらの訓練にはうってつけの場所だったのでしょう。「万万万が一」日本が他国から攻められたとしても、日米共同防衛は水際作戦になるはず。山奥の目標を攻撃する必要性はないはずです。あらためて日本の防衛とは関係のない訓練が日常的に行なわれていることに疑問を感じえません。


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