KISSYのひとりごと

日々感じたこと、ドライブ日記やDVDのレビューなど…徒然なるままに綴っています。

プロジェクトX 「富士山レーダー」

2016-03-16 02:05:42 | 教養・ドキュメンタリー

 「プロジェクトX」は、NHKが2000年3月28日から2005年12月28日まで放送していたドキュメンタリー番組。動画配信サイトの「Gyao!」が新しいサービスを開始するということで、期間限定で「プロジェクトX」のなかから数本を無料配信しています。

 「富士山レーダー」はその中の一本。「プロジェクトX」としては記念すべき第一回放送なのですが、「Gyao!」で配信されているのは、「特選 プロジェクトX〜挑戦者たち〜」として後年、放送されたもの。「膳場貴子アナ推し」の私としては、こっちのほうで良かったかなと^^ いや~膳場アナ若いですねぇ~。

 この「富士山レーダー」の回は、富士山頂に気象レーダーを建設する男たちが描かれています。いまではテレビの天気予報では気象衛星からの画像が取り上げられるのが当たり前ですが、私が子どもの頃は、まだ「富士山レーダー」の画像でした。毎日のように見る天気予報なのですが、いつから「富士山レーダー」から気象衛星に変わったのだろう・・・。

 番組によると平成11年11月に運用を停止したとのこと。以外と最近まで使われていたのですね。実際に使用されていたのは35年間だそうです(番組より)。

 で、この番組の良いところは、この「富士山レーダー」の回ももちろんなのですが、携わった「人」に焦点を当てていることです。今回も実際に「富士山レーダー」の建設に携わった方が番組に登場されています。もちろん亡くなった方はご遺族の「証言」という形で登場することが多いのですが、今回は、番組のなかでも何度も当時の写真で登場していながら、現在のご本人だけでなくご遺族のインタビューすら流されない方がいらっしゃいました。当時の気象計測器課長をつとめた藤原寛人氏です。番組を見ながら「どこかで、見たことがある」と思っていたのですが、作家の新田次郎でした。番組終盤までこういう「ネタ」を隠すやり方は、個人的に大好きですねぇ^^ 

 新田次郎は、この「富士山レーダー」が完成した2年後に気象庁を退職し、作家になったとのこと。新田次郎と言うと、日露戦争を前にして陸軍が行なった雪中行軍訓練を描いた「八甲田山」が思い出されます。私は映画化された作品しかみていませんが、人物に焦点をあてた作品という点では「プロジェクトX」に通ずるところがあるなと感じさせられる作品です。

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