KISSYのひとりごと

日々感じたこと、ドライブ日記やDVDのレビューなど…徒然なるままに綴っています。

ハン・ヒョジュ

2016-02-22 19:59:19 | 韓流映画&ドラマ三昧

 今日は韓国の女優、ハン・ヒョジュの誕生日。彼女ももう29歳なのですね。

 これまで何作も「韓流」映画やドラマを見てきましたが、男優さんにくらべて存在感がある女優さんて、あまり多くない。そんななかでも、私の心を捉えて離さない女優さんがハン・ヒョジュです。彼女を知ったのは「春のワルツ」。ドラマとしては決して成功したという作品ではないようですが、あの笑顔と声にノックアウト^^; 吹き替えの声優さんもよいのだけれど、やっぱり「生声」がサイコーですね。

「春のワルツ」のハン・ヒョジュ(2006,KBS)

 で、振り返ってみると、ハン・ヒョジュの出演している映画やドラマって、あんまり見ていないことに気づきました。さきほどの「春のワルツ」のほかは、主役級だと「トンイ」「華麗なる遺産」・・・。準主役だと「王になった男」「マイ・ボス マイ・ヒーロー2 リターンズ」・・・このくらいしか見ていない。

「トンイ」のハン・ヒョジュ(2010,MBC)

 で、これらの作品を振り返ると、「めちゃくちゃ幸せ」な役って一つもないんですよね。裏返すと、幸せから見放された人生を送るという境遇なんだけれども、いつも前向きにそれを打開してしまうという役が多いような気がします。そこに「惚れた」のかもしれませんが^^ 「春のワルツ」の主役を射止めたときに「シンデレラ・ガール」と呼ばれた個性は、伊達じゃない!!

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ


キング ~Two Hearts

2016-02-01 13:37:07 | 韓流映画&ドラマ三昧

 韓国の俳優、イ・スンギが今日、入隊したとのこと。韓国には徴兵制度があり、19歳~29歳の間に2年間の兵役の義務があるようです。 

 そんなニュースを耳にしたので、イ・スンギが韓国の将校を演じた「キング~Two Hearts」(2012年、MBC)をあらためて視聴しました。全部で20話あるので、とりあえず第1話のみですが・・・。

 「キング」は現在まで韓国に王制が残っているという設定で、イ・スンギが演じるイ・ジェハは韓国国王の弟です。王室とは一線を画したいと気ままな暮らしをしていたチェハですが、世界将校大会(世界の軍人のワールドカップですね)で、韓国のチームリーダーにさせられてしまいます。

 韓国チームはこの「ワールドカップ」に北朝鮮との合同チームで出場することになるのですが、北朝鮮チームのチームリーダーのキム・ハンア(演:ハ・ジウォン)とは「犬猿の仲」だったチェハが次第に彼女に心惹かれていくようすが面白い。そんななかで印象的だったのが、兄の暗殺で国王となったチェハを慰労しようとハンアが画策したシーン。同じくハ・ジウォンが主演していた「シークレット・ガーデン」(2010年、SBS)のパロディには思わず吹き出してしまいました。

 さて、歴史を扱ったドラマをみると、その背景を知りたくなるのが、私の悪い癖。「キング」の舞台裏を想像してみたのは言うまでもありません。

 「Wikipedia」によると、チェハの兄のチェガンは「第3代大韓民国国王」で、兄の死でチェハが「第4代国王」になります。では、初代は誰なのだ?

 ドラマに登場する宮殿のなかには、李氏朝鮮の歴代国王の肖像が掲げられているので、李氏朝鮮の系統の王室だと推測できます(「キング」の王室も李氏ですし)。

 李氏朝鮮最後の国王は、現在ドラマを楽しんでいる「明成皇后」に出てくる高宗です。この高宗のときに大韓帝国と国号を改め、高宗が初代の皇帝になるのですが、その子の純宗の時代に大韓帝国は日本に併合されてしまいます。「キング」では、主人公のチェハの兄と父王がベルリンの壁崩壊を伝えるテレビをみているシーンがでてきます。この父王が第2代国王ですね。大韓帝国第2代皇帝の純宗は1926年に亡くなっているので、「キング」に出てくる韓国王室は戦後に再興された王室なのでしょう(国号も大韓民国ですし)。

 では、だれが初代「大韓民国」国王だったのか(共和制なのに王室が残っているあたりは目をつぶりましょう)。

 「明成皇后」の項にも書きましたが、純宗に子はありませんでした。純宗の皇太子は弟の李垠(英親王)です。「Wikipedia」によると李垠は高宗の第7子で1970年まで存命であったということなので、時間的な辻褄はあいそうです。もちろん、高宗にはそのほかにも男子がありましたし、「初代国王」が高宗の直系でなくても問題はないのですけど、こういう楽しみ方ができるのも「歴史フィクション」ドラマならではですね。

 

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ


明成皇后<その2>~その他のドラマとの関連性

2016-01-26 17:26:39 | 韓流映画&ドラマ三昧

 昨年末から観はじめた「明成皇后」も、もう少しで折り返し地点にさしかかります。世界史でいうと、日朝修好条規(1876年)が結ばれて数年後、といったあたりです。高宗と明成皇后の婚姻(1866年)直前からドラマが始まったので、10年に50回をかけるという大河ドラマ。明成皇后が暗殺されるのが1895年なので、残りの半分で20年を描くことになるのか・・・。

 前半を振り返って、これまでに観た韓国の歴史ドラマとリンクする部分が多々あるなぁと感じています。

 まずは「Dr.JIN」(主演:ソン・スンホン、パク・ミニョン)。このドラマはTBSで放送されていた「JIN-仁」のリメイクですが、主演のソン・スンホンと深く関わる人物(「JIN-仁」で言うところの坂本竜馬か)が、高宗の父、興宣大院君(演:イ・ボムス)。高宗も登場します(即位前なので命福=ミョンボク)ですね。こちらはフランスとの戦争で終わっているので、「明成皇后」の前史ですね(もっともフィクションなので前史とはいえないが・・・)。

 歴史ドラマでいうと、「イ・サン」との関連が深いです。そもそも興宣大院君は、「イ・サン」の主役であった正祖の弟の恩信君の孫ですから、当たり前か。たとえば、「明宗皇后」では、高宗が景慕宮と景ウ宮(字幕のママ=ネットで調べたら徽慶園なのかなぁ?)を訪れるシーンが出てきます。景慕宮はイ・サンの父・思悼世子と母・献敬王后(恵慶宮=ヘギョングン)が祭られている祠堂、景ウ宮は正祖の後宮で純祖の母である綏嬪朴氏が祭られている祠堂です。「イ・サン」ファンにとっては、ちょっと嬉しいシーンでした。

 次に「トンイ」。ドラマでは主役のトンイは英祖(イ・サンの祖父)の母ということになっていますが、低い身分で王を産んだと描かれています。実際に英祖の母の身分は低かったようで、「明成皇后」でも高宗の第一子が宮人であった李氏から生まれたこともあって、この王子を世子(皇太子)とするのかという論議が出てきます。そこで引き合いに出されるのが英祖の母も身分が低かったという話です。これは「トンイ」を先に見ていたから「うんうん^^」と楽しめる一幕でした。

 そして最後は「マイ・プリンセス」。こちらは大学生のソル(演:キム・テヒ)が、実は純宗(高宗の子ですね)の孫だった!!という話が土台にあるラブ・コメなんですが、「明成皇后」に出てくる世子(のちの純宗)には子どもがいなかったとされています。「明成皇后」でも「世子は子ができない病」というようなシーンが出てきます。ところが、「マイ・プリンセス」では、実は純宗には子どもがいたという設定なので、史実とは程遠いドラマなんでしょうが・・・。

 ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ


明成皇后

2015-12-30 23:56:55 | 韓流映画&ドラマ三昧

 今年一番目の「韓流」ドラマは「明成皇后」です。

 昨年末からみていて、まだ20話ほどしかみていないのですが(全体の6分の1か・・・)。

 私はNHKで放送されていた「イサン」をはじめ韓国の歴史ドラマって嫌いじゃないのです。もともと韓国の歴史ってよく知らなかったので、中国の「三国志」を見るようなつもりで見たのがはじまりでした。そんなことからみ始めたのが「イサン」なのです。で、知人の勧めで見始めた「トンイ」にもはまって^^;

 歴史ドラマと言うのは、史実を知っているとより楽しめるものだと思います。「イサン」は歴史ドラマとして楽しんだだけですし、「トンイ」は主演のハン・ヒョジュさんが大好きなので、最後まで見てしまったという感じが否めません。なので、本当の史劇としてたのしめたのかな?という疑問が残る作品でもありました。

 で、今回の「明成皇后」は、すこし違う角度から見てみることにしました。出演している俳優さんというよりは、描かれている時代を中心にみてみよう・・・と思ったのです。(「閔妃」の少女時代を演じていたムン・グニョンには心を奪われてしまいましたがww)

 いちおう歴史に詳しいと自負している私でも「明成皇后」よりも「閔妃」のほうがしっくりきますね。日清戦争直後に日本により暗殺された王妃さまです。「イサン」や「トンイ」でも国王や王妃を暗殺するという話は出てくるのですが、これは朝鮮国内の問題です。「明成皇后」は国内の派閥争いもあるんですが、最終的には日本と日本に近しい朝鮮人に殺されてしまうという歴史があるので、どのように描かれているのかということもふくめて楽しんでいます^^

 


ロスト・メモリーズ

2012-10-26 21:23:25 | 韓流映画&ドラマ三昧

 今から103年前の今日、10月26日は、伊藤博文が哈爾浜駅で安重根(アン・ジュングン)に暗殺された日です。「もし、伊藤博文が暗殺されていなかったら?」という世界を描いたのが、2001年に韓国で製作された「ロスト・メモリーズ」(原題:2009 LOST MEMORIES)です。

 哈爾浜駅で伊藤暗殺に失敗した安重根が射殺されるという衝撃的な場面に続き、その後の歴史が早回しで流れていきます。わずか数分ですが、ここで物語の根底となる「歴史」がしめされます。もちろん飛ばしてみても、ストーリーの面白さは損なわれませんが、ひとつひとつをみると、なかなか興味深い(というか、脚本家の苦労がわかる)エピソードがちりばめられています。

1910年 韓国併合 初代朝鮮総督に伊藤博文
1919年3月1日 パゴダ公園のデモ弾圧
1921年 第2代朝鮮総督に井上が就任
1932年 尹奉吉(ユン・ボンギル)、上海の虹口公園で殺される

 朝鮮総督が史実と違うことをのぞけば、このあたりまでは、概ね戦前の日韓関係を表していますね(ただし上海天長節爆弾事件を起こした尹奉吉は逮捕され日本に送られた後、処刑されています)。ちなみに、歴史上の人物ではない第2代朝鮮総督の井上は物語のキー・マンでもあります。

1936年 日本はアメリカと同盟を結び第二次大戦に参戦
1943年 日本、満州を併合
1945年 ベルリンに原爆投下 第二次大戦 終結する

 当時の日本が米国と同盟を結べる条件は皆無に等しいと思うのですが・・・戦争のドサクサで満州併合までしてしまっているし・・・。いずれにしても、「連合国」として参戦した日本は戦勝国として、引き続き朝鮮統治を続けている・・・という歴史設定のようです。

1988年 名古屋でオリンピック開催
2002年 日本でサッカーW杯開催

 1988年のオリンピック開催地はソウルでしたから、決選投票でソウルに負けた名古屋に開催地が変わっています。日韓共催だったサッカーW杯も当然、日本の単独開催。細かいけれどもニクいですね。サッカーW杯では、韓国の有名なプレイヤー(名前は知らないのですが^^;)が日の丸をつけているという写真も登場します。

 そして、場面は現在(2009年)のソウルへ・・・。もっとも日本の統治が続いているという設定なのでソウルではなく京城ですから、韓国語字幕では「경성」となっています。一方、日本語字幕は「京城(ソウル)」と、わざわざ「ソウル」と明記してあります。日本では京城=ソウルが通用しないんでしょうか? この京城の街並み(おそらく引いた映像はCG、アップは日本で撮影か?)も興味深いです。豊臣秀吉の朝鮮出兵で日本軍を撃退した李舜臣の銅像が豊臣秀吉の銅像になっています。

 さて、物語は、壊滅したと思われた、日本からの分離独立を主張するテロリストの一味が、井上財団(第2代朝鮮総督の井上と関係のある財団)が所蔵する美術品の展示会を襲撃するところからはじまります。襲撃は失敗に終わりますが、ストーリーの進行とともに彼らの本当の目的が明らかになっていきます。

 ところで、物語の性格上、テロリストと彼らを追う捜査官が物語の中軸になるのですが、主役のチャン・ドンゴンをはじめ、警察関係者の多くを韓国人俳優が演じています(というか、韓国映画なので日本人俳優の方が少ないです)。しかし日本語が下手過ぎる(泣)。日本統治下の朝鮮で生まれたのだから日本語を話しているという設定で、あえて日本語で語らせているのでしょうが、「それにしても~」という感じ。韓国公開時にはハングルの字幕がついていたでしょうから、韓国では違和感がなかったと思いますが・・・日本人としては少し残念。DVDでは日本語の吹き替えがありますが、それも韓国語を話している場面だけ。韓国人俳優の日本語台詞は吹き替えなし。おそらく、韓国人俳優が日本語と韓国語を使いわける意味を強調するための手段なのでしょうが、緊張感のある場面でのたどたどしい日本語には興ざめしました。

【ここからネタバレあり。注意】

 さて、伊藤博文暗殺失敗につながる歴史は、作られた歴史でした。伊藤博文は哈爾浜駅で暗殺され、第二次大戦で日本は広島・長崎に原爆を落とされ敗戦、その後、朝鮮半島は日本から独立をした・・・これが本当の歴史だということが明らかになります。伊藤博文の暗殺はどうして失敗したのか。その謎をめぐり、本当の歴史を取り戻そうとする者と、作られた歴史を守ろうとする者のたたかいが始まります。

 そして、1909年10月26日の哈爾浜駅。安重根が待ち構えるホームへ伊藤博文を乗せた列車が到着。

 「そして、みなさん。いよいよ今日のその時がやってまいります」(NHK松平アナ風にw)。


にほんブログ村


映画 ブログランキングへ


韓半島

2012-09-22 22:50:28 | 韓流映画&ドラマ三昧

 2006年公開の韓国映画。名優、アン・ソンギが道理に立って政治をすすめる韓国大統領を好演しています。しかし、「反日」映画という評もあったため、日本では劇場公開されていません(DVDは2011年11月に発売)。

 ドラマは京義線の開通式の式典からはじまります。現実の世界では、京義線は2007年に開通、韓国と北朝鮮の間で貨物列車の運行がはじまりましたが、現在は運行休止となっています。

 さて、南北両首脳が顔をそろえた式典を前に、日本の外務大臣から電話が入ります。「日本は京義線の開通を認めない」と。理由は、日本が「京義線の施設権を永久に得る」とされた100年も前に結ばれた条約。米国と中国も日本政府に同調、韓国政府を非難する声明を発表し、開通式は延期となります。

 それを知った歴史学者のチェ・ミンジェ(チョ・ジェヒョン)は、条約に押された国璽は偽物。本物を見つければ条約が無効であることを証明できると、王の側近が残した文書を手がかりに国璽探しをはじめます。

 そして、ある「事件」をきっかけに、韓国陸軍が日本大使館を包囲。一方、日本海には海上自衛隊が出動、緊張が高まっていきます・・・。

 さて、日韓基本条約(1965年)の、「日韓併合以前に結ばれた条約は無効」というのが、日本政府の公式の立場ですから、物語の前提自体がおかしいですし、「大使館包囲」というだけで海上自衛隊が出動するという展開(しかも先制攻撃も辞さないという設定)には閉口しましたが、ドラマとしては引き込まれました。

 ドラマの中では、閔妃暗殺や日韓併合、さらには高宗の毒殺(毒殺はひとつの説ですが)という過去の歴史がドラマとして挿入されるのですが、100年前の王派と親日派の対立と、「過去の歴史を繰り返してはならない」と考える大統領と、日韓関係を崩したくないという政府首脳の対立が、がオーバーラップして描かれていきます。歴史好きな私としては飽きないつくりになっていました。


にほんブログ村


海外映画 ブログランキングへ


「イ・サン」見るなら「トンイ」を見よ

2011-11-08 21:40:29 | 韓流映画&ドラマ三昧

 私のブログをみた松本の先輩からメールをいただきました。先輩も毎週「イ・サン」を楽しみに見ているそうです。「王様の理詰めが仕事に生かせる」との弁。

 さて、先輩の話によると、先輩の同僚のMさんも「韓国ドラマファン」だとか。Mさん曰く「『イ・サン』見るなら『トンイ』を見なきゃダメだ」とのこと。

 「イ・サン」の舞台は李氏朝鮮。第22代国王・正祖の少年期から青年期、そして国王に即位して以後を描いた「大河ドラマ」です(現在、NHK総合で日曜23時から放送中)。「トンイ」というのは初耳だったので調べてみました。

 こちらも舞台は李氏朝鮮(現在、NHK BSプレミアムで毎週日曜21時から放送中)。「トンイ」の舞台は「イ・サン」より少し前のようです。時の国王は第19代の粛宗。配役をみてみると、「イ・サン」では王様になっている英祖も登場します(まだ子どもですが)。

 主人公は宮廷女官のトンイ。演じている役者さんは・・・ハン・ヒョジュではないですか!! ハン・ヒョジュといえば、「春のワルツ」で主人公のウニョンを演じていた役者さんです。私の好きな女優さんの一人でもあります。それを見逃すどころか知りもしなかったなんて・・・残念無念。吹き替えも「春のワルツ」のときと同じ加藤忍。吹き替え版をみてもイメージが壊れることはなさそうです。

 あ、ウチはBS見られなんだ(泣)。ハン・ヒョジュが出てるならDVD-BOXを購入するか・・・ツ○ヤでレンタルですますか・・・。迷うところです^^;

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村


「僕の世界の中心は君だ。」と「イ・サン」

2011-11-01 22:53:52 | 韓流映画&ドラマ三昧

 映画を観ていて「この役者さん、どこかで見たことがあるなぁ~」と感じたことのある人は少なくないでしょう。それが、どこで見たのかを思い出せないときのもどかしさといったら・・・

 以前、ブログでも紹介した「僕の世界の中心は君だ。」(→こちら)。「世界の中心で、愛をさけぶ」を韓国でリメイクした作品です。主役を演じるチャ・テヒョンさん、ソン・ヘギョさんが好きなので、繰り返し見ている作品のひとつです。おかげで字幕なしでも韓国語を少しは理解できるようになりました。

 この映画で主人公のスホ(チャ・テヒョン)のお爺さんを演じている役者さん、どこかで見たことがある俳優さんだなぁ~と、ずっと考えていたのです。今日、ようやく分かりました。NHKでも放送されている「イ・サン」の王様、英祖を演じるイ・スンジェさんでした。

 考えてみれば、ネットで調べればすぐ分かったのですが、胸のつかえが取れるって気持ちがよいものですね。

 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 さて、このイ・スンジェが李氏朝鮮の第21代国王・英祖を演じている「イ・サン」。主人公は英祖の孫で第22代国王になる「イ・サン」です。そのサンの幼なじみの図画署(トファソ)の茶母を演じているのがハン・ジミン。このハン・ジミンとソン・ヘギョ、意外なつながりがありました。

 NHKで放送されていた「オールイン」(私がソン・ヘギョのファンになった作品です)で、主人公の幼なじみで恋人のスヨンを演じていたのがソン・ヘギョ、その少女期を演じていたのがハン・ジミンでした。

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村


SPY リー・チョルジン

2010-07-09 23:52:01 | 韓流映画&ドラマ三昧

 昨日の「二重スパイ」に続いて、「スパイ物」の韓国映画を紹介します。「SPY リー・チョルジン」(1999年公開)。

 「二重スパイ」がサスペンスタッチで描かれているのに対し、こちらはコメディ・タッチ。北朝鮮工作員のリー・チョルジン(ユ・オソン)も、どこかドジで、憎めない奴です。

 オープニングでは北朝鮮の工作員が、韓国に潜入したというニュースが、次々と流されます。そんななか韓国の海岸に「上陸」したチョルジン。その目的は、韓国で開発された「スーパー豚」のDNAを持ち帰り、食糧難にあえぐ北朝鮮人民を助けること。

 「国家的使命」に燃えるチョルジンですが、いきなりタクシー強盗にあい、拳銃や無線機など、「スパイの7つ道具」を奪われてしまいます。韓国で活動している上司にも「帰れ」といわれる始末。酒に酔って「僕はスパイだ」と言っても警察にも相手にされない。

 それでも任務遂行のためと韓国にとどまるチョルジンです。上司の娘、ファイ(パク・チニ)との掛け合いも、どこか抜けていて、ラブ・ストーリーまで発展しない。そこが、また良いところなのですが。

 それにしてもパク・チニ、可愛いです。以前から、女性の話す朝鮮語って、「癒し系」だなとは感じていましたが、この作品のパク・チニの台詞の一つ一つも、心を和やかにさせてくれます。

 全編を通して、シリアスな場面にも「笑い」を織り交ぜて、観ていて肩のこらない作品でした。ラストで手相をみつめるチョルジンの姿、泣けます。

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ
にほんブログ村

 


二重スパイ

2010-07-08 21:06:08 | 韓流映画&ドラマ三昧

 1967年の今日、7月8日、韓国中央情報部(KCIA)が、在東ドイツの北朝鮮大使館と接触したとして、194人の韓国人を逮捕したと発表、いわゆる「東ベルリン事件」です。

東ベルリン事件については→こちら

事件の再調査についての報道は→「東亜日報」「朝鮮日報

 この事件とはまったく関係がありませんが、南北分断をモチーフにした韓国映画を一本。

 キム・ヒョンジュン監督がメガホンをとった「二重スパイ」(2003年公開)です。日本版トレーラーによれば、「シュリ」「JSA」を超えた「衝撃の問題作」とのこと。主人公の北朝鮮のスパイ、ビョンホを、「シュリ」で主役を演じたハン・ソッキュさんが好演しています。

 オープニングは1974年4月25日の朝鮮人民軍創立記念日の軍事パレード(おそらく実写でしょう)。その実写のなかでハン・ソッキュが行進している映像が流れるのですが、違和感がほとんどない。韓国のCG技術も大したものです。

 物語はビョンホが韓国へ亡命するところから始まります。最初は拷問を受けるビョンホですが、しだいに韓国情報部の中枢へと近づいていきます。

 しかし、ひとりの女スパイ、スミ(コ・ソヨン)の存在が、ビョンホの計画を狂わせていく・・・。ドラマは終盤ですが、この辺りからが、なかなか見ごたえのあるところです。二人の運命はどうなるのか・・・。それは映画でお楽しみください。

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ
にほんブログ村