今から66年前の今日、6月23日、日本国内で唯一の地上戦となった沖縄戦が終結した日です。「終結」というと沖縄の人に怒られてしまうかもしれませんね。現実には軍としての組織的抵抗が「終結」した日であり、この日以後も多くの県民の命が奪われていたからです。そして、この日を境に、沖縄は米軍基地の大きな被害にさらされることになるからです。
沖縄県知事選挙では、米軍基地の県内移設反対を掲げた仲井真知事が再選、普天間基地の移設先とされている名護市長選挙では、移設反対の稲嶺市長が誕生。米軍基地の永続化に反対、県内移設反対という県民の声が示されました。
それにも関わらず、今日の式典で挨拶に立った菅首相からは、「沖縄のご負担がアジア太平洋地域の平和と安定につながってきたことについて、率直にお礼の気持ちを表させていただきたい」との発言(日テレNEWS24)。米兵による犯罪や米軍機の事故などで苦しめられてきた県民への謝罪はありませんでした。
米国との間では「辺野古移設」で合意したばかり。「これからも基地を負担していただきますよ」と聞こえたのは私だけでしょうか。
民家の直上を飛行する米軍機(中央)
高速道路の沿道には「流弾に注意!」の看板
※写真はNHK18日放送の「笑う沖縄 百年の物語」より
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