新年一本目の「2012」が失敗だったので、お口直し(?)に、「アパートの鍵貸します」(1960年)を観ました。
私がビリー・ワイルダー監督と主演のジャック・レモンを好きなっただけでなく“映画好き”にもしてくれた作品です。
上司の情事の場所に自分のアパートの部屋を貸す青年・バクスター(レモン)が主人公。「アパートの鍵」を貸す変わりに彼が手にしたのは「昇進」でした。あるとき部長が「鍵」の存在を知り、バクスターは異例の昇進を手にします。
ストーリーとしてはありきたりなのかもしれませんが、割れたコンパクトやシャンパンのコルクを抜く音など、小道具の使い方がうまいなぁと感じさせられた作品です。
さて、このバクスターが恋心を抱いているのがエレベーター・ガールのフラン(シャーリー・マクレーン)。大女優ですが、当時まだ26歳。初々しい演技に私も虜になりました。この二人がどうなるかは、本編をみてご確認ください。
ところで、映画の後半に年越しのシーンが出てくるのですが、流れているのは「蛍の光」。そこで思い出したのが「哀愁」(マーヴィン・ルロイ監督、1940年)です。ロバート・テイラーとヴィヴィアン・リーが踊るシーンのバックにも「蛍の光」が流れていました。こちらも大好きな作品のひとつ。早速借りてこよう^^
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