ひと日記

お気に入りのモノ・ヒト・コト・場所について超マイペースで綴ります。

草津よいとこ

2008-07-11 10:04:28 | 散歩


 ♪草津よいとこ~一度はおいで~♪と唄にもある日本で最も有名な温泉の一つ草津温泉。ここはひとつ私も一度は行かねばと思い、先日初めて行ってきました。

 突然スケジュールされた旅行だったため当地についての事前の予備知識が全く無い状態で出かけたのですが、思っていたよりもずっと小さな小さな山間の温泉場にちょっとびっくり。中心街『湯畑』の景観はさながら映画のオープンセットのようで思わず建物の裏側を確認してしまいたくなるほど。

   

 『湯畑』は草津温泉の象徴として町の中心に位置し、毎分4万リットル湧き出るという豊富な温泉を湛え、湯気、硫黄のにおい、流れ落ちる湯の音、足浴・手浴が観光客の五感を楽しませてくれています。7列に並んだの木製の樋の中を温泉が通る仕掛けがあり、樋に溜まった成分は『湯の花』の原料になるそうです。

  

 日没からはあいにくの雷を伴う豪雨!私はシャッターチャンスを得るべく、浴衣がけに下駄をつっかけていそいそと夜の湯畑へ。昼間は観光客でごったがえしていた足湯も独占状態!人っ子ひとりいない温泉場はちょっと幻想的な雰囲気で、宮崎駿の『千と千尋の神隠し』の一場面のようでした笑。

  

 私は温泉についてはあまり詳しくないのですが、草津の湯は恋の病以外は何にでも効くとのこと!やっぱりなんだか体に良さそうな感じでした。そういえば、草津に着いたときにお茶を買うために入った売店の女性店員のお肌が、ドモホルンりンクルのCMに出てくる女性のようにツヤツヤだったことはやはり特筆せねばなりますまい。草津侮りがたしと思わせるに充分なエピソードでした(たまたまだったのかもしれませんが)。

 宿では運良く雨上がりの露天風呂を堪能。空気も澄んで星空が綺麗に見えました。露天風呂は屋外で全裸が許される唯一の場!(笑)その開放感は筆舌に尽くしがたいものがありました。

 短い旅でしたが、草津の人々が草津の湯を愛し、誇りとし、大切にしているんだな(当たり前と言えば当たり前なんですが汗)というオーラが町全体から感じられました。そのオーラも、攻撃的でちょっと辟易してしまうような類のもの(そういう観光地って結構多いです)ではなくて、ふわっと柔らかな感じでしたね。

 ホテルの従業員をはじめ、タクシーの運転手さん、お土産屋の店員さんたちの、笑顔の加減、会話のやり取り・間といった『ゲストとの距離感の取り方』も自然で心地好く、あ~やはり湯治場としての長い歴史が培ってきた自信とゆとりの産物なのかな~小さいけど豊かな町だなという印象を持ちました。『草津よいとこ』・・・看板に偽りなしでした笑。
 
 因みに草津町民憲章は『歩み入る者にやすらぎを、去り行く人にしあわせを』



 

 

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