『いいちこ』ではありません笑。
イタリア・フィレンツェに現存する世界最古の薬局『サンタ・マリア・ノヴェッラ』のオー・デ・コロン『王妃の水(Acqua della regina)』です。
爽やかな柑橘系の香りは特に今の季節にはピッタリで、南イタリアの青空、海、風を勝手に感じ一人ほくそえんでいます(不気味ですが汗)。
『サンタ・マリア・ノヴェッラ』についての薀蓄はそのHPにお譲りするとしますが、およそ800年前のドミニコ系修道士が『救済』を目的としたのが始まりとされている薬局ですので、その生み出す香りは『癒し』に満ち、間違っても自他を不快にさせるようなことはありません。
香水は大好きで今までいろいろ試してきましたが、今はこのサンタ・マリア・ノヴェッラの香りにとどめを刺すようになりました。最近は他のブランド系の香水の香りがきつく、不自然なものに感じられるようになってしまい使えなくなってきてしまいました。なんと罪作りな香りなのでしょうサンタ・マリア・ノヴェッラ!
厳選された良質な天然原料を、余計なものは加えず必要な手間は充分に掛け、自然の香りを自然な姿のまま身に纏わせる。言葉にすればそれだけのことですがそれが如何に難しいことか・・・世に数多ある不自然で歪な紛い物の存在がその証左でもあるのかもしれません。ちなみにレシピは当時のまま現在まで受け継がれているそうです。イタリア文化の一端を垣間見る思いです。
『サンタ・マリア・ノヴェッラ』のオー・デ・コロンは他にもたくさん種類があるようなので少しづつ試してお気に入りを増やせたら良いなと思っているところです。
サンタ・マリア・ノヴェッラのHPです→http://www.santamarianovella.jp/