とうとう最後の第1トンネルへやってきました
なんと長さ2436メートル、当時日本最長のトンネルです
ガイドさんが「入ってから出るまで約10分かかります」
ええっ、そんなに?
閉所恐怖症の人にとってはちょっときついかも、と、ちらっと思いました
さて、このトンネルは、山の両側からだけでなく、山の上から2本の竪坑を掘り、そこからも左右に掘り進むという方法がとられました
トンネルの天井の竪坑跡からは、現在も地下水がザーザー降ってきています
船の屋根が透明なので、確かに見えましたよ
あっという間ではありましたけど
水路の壁はこんな具合なのですが
ここにこんな風に画面が映し出され
疏水工事のわかりやすい説明を見ることができました
またガイドさんの解説もおもしろく、10分間はあっという間に過ぎてしまいました
で、とうとう大津の乗下船場に到着
ここは桜の名所だそうで、満開時はライトアップされるらしいです
もう一艘の船、へいせい号です
私たちの乗ってきためいじ号と同じ大きさです
で、この2艘の船はすれ違うことはできず、少し時間をあけて同じ方向へ進みます
効率は悪いです・・・仕方ないですが・・・
さて、今出てきた第1トンネルの東口です
扁額は「気象萬千」(きしょうばんせん(様々に変化する風光はすばらしい))・・・伊藤博文
その扁額の上に、この疏水工事を23歳で指揮した田邉朔郎をたたえた刻印があります
トンネルにある分厚い扉、これは大洪水にそなえたもので、明治29年の琵琶湖大洪水の経験からつけられました
しかし、その後そこまで水位の上がることはなく
この扉は取り付けられてから120年以上、一度も閉じられたことがありません
最後に、大津閘門を見学
石とレンガで造られた本格的なもので、水位を変えることにより船を行き来させることができます
だいぶ前から予約して楽しみに待っていた疏水船の旅は、これでおわりです
楽しく貴重な体験となりました
とても段取りが良く、ガイドさんの説明も素晴らしく、よく準備されたものだと思いました
さて、せっかく大津まで来たのだから、少し足を延ばします
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