京都検定合格めざして!

京都検定受検を口実に、京都のあちこちにいきます。2級は合格しました。v(^^)v

手焼き八ツ橋の 手づくり体験 してきました!

2016年10月27日 09時11分49秒 | 旅行
京都にはいろんな体験ができる場所があります 

私の今までの体験は・・・織物や友禅染、それから先日の纐纈染などなど

金閣寺で写経をしたこともあります

おっと、写経は「体験」と言っていいのかな・・・


で、今回は「手焼き八ツ橋」に挑戦してみました

実は焼いてない八ツ橋(いわゆる「おたべ」)の手作り体験ができるところもあるのですが

でも、あれはすぐ食べないで持って帰るとぐちゃぐちゃになりそうだし、それに難しそうだし・・・

焼いてあるのは持って帰って家族に自慢できるしな←これ、重要 



ということで、やってきたのは井筒八ツ橋の京極一番街

場所は四条寺町ちょっと上がったとこ

そんで、つきあってくれた(というか、巻き込んだ)人は、千葉から来た 従姉妹 

   彼女とは5年前一緒に祇園を歩いてた時、黒豚に遭遇しました

今回は、彼女の京都観光に、私の行きたい所を組み込んでもらったというわけ



さて、八つ橋体験ですが、初めに衣装を羽織り、髪の毛が落ちないようキャップをかぶり、布の手袋をします



まず、お店の方がお手本を見せてくれます


     


用意されている生地を、大きなホットプレートみたいなものの上で押し木でおさえながら両面焼きます

ひっくり返すところがちょっと難しい


     



焼けたら、鉄の棒で押さえてカーブをつけます


     



この形がお琴の形に似ていて

お琴→八橋検校(お琴の名人)→八ツ橋 という流れで、この名前がついた、という説明もありました


さてさて、次に自分たちで焼くのですが、手順を全く覚えられない私は、まず従姉妹にやってもらって、もいちど手順を確認しようと思う 

う~ん、従姉妹はなかなかじょうずだ  

器用やなあ・・・ 手順もしっかり覚えてるしな・・・


で、次に私ですが、結局従姉妹にききながら、やっとこさっとこできました

まあいいでしょう、食べたら同じです 



自分で焼いたのが16枚、それにお店の商品16枚足してもらって、こんな缶に入れてもらいました

缶には手書きラベルを貼りつけます


          



パンフレットによると、昔この八ツ橋を焼いていた女性たち、一日に4000枚(20キロ)も焼いたそうです

ほんまか~~~~?!

16枚でもアップアップやで・・・


というわけで、楽しく過ごした45分でした

今回はその他に、”永楽屋”と”鳩居堂”で買い物をし、”田ごと”でお昼ご飯という、「正統派の京都観光」でした  

突然「体験」につき合わされた従姉妹はびっくりやったかもしれないけど、おもしろかったよね!!! 

また次もなんか珍しいことしようね!!! 

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室町界隈(その5)膏薬辻子(こうやくの ずし)と 杉本家住宅

2016年10月04日 09時31分58秒 | 旅行
今回の京都歩きも、そろそろ終わりに近づいてきました

新町と西洞院の間、四条通から綾小路通までの細道を、膏薬辻子といいます


     




この道は京都検定のテキストで「屈曲している」ことは知っていたんですが、実際どうなってるのかイメージがわきませんでした

行ってみて、なるほど、テキストのままや、とわかりました 

四条通から南に下り 


     


ちょこっと西に曲がり


     



また南に進むと綾小路に出る道です


     
  


ここには空也上人が建てた「空也供養の道場」があり、それがなまって「膏薬」になったらしい・・・

きれいにしてあって、雰囲気の良い道でした




そこからすぐのとこ、今日最後の目的地、杉本家住宅です

実は、最近テレビで見たので、行ってみたくなったのです 


     


江戸時代の呉服商の本家で、蛤御門の変の大火「どんど焼け」で焼失してしまいましたが、明治3年に再建されました

表通りに面した店棟、奥の母屋棟、それを玄関棟でつなぐという表屋造りになっており、国の重要文化財に指定されています


ここは、一般公開の日が限られていますが、ちゃんと調べて行ったので見学できました

それからそれから素足はだめで、靴下着用です 

(持ってなかったら、受付で買うことになります)

中の写真は、デジカメ不可、ただし携帯やスマホはOK

で、私はいまだにガラケーなので、細長いぼやけた写真しか撮れませんでした


     




入ってすぐのお台所、かまどが並んでいます

こりゃあ、ドラマの世界だな


     





大座敷です

パンフレットによると「書院造にも似た格調高い空間とそこにみられる深い陰影の美しさ」とありますが、この写真みたいなことやろか


     





仏間庭には、敷き詰められた滑り石の上に水盤

水盤のふちにはカニ、下にもカニ


         



そういえば、七条のわらじやさんでも、水盤にカニがいたなあ


この滑り石は、年2回一つずつ洗い清められるんだそうです

大変な手間ですね

まあ、私にはできない・・・


部屋の格子窓のすぐ外を車が通っていったので、建物が道に面していることがよくわかります


     




お庭は国の名勝に指定されています


          


これだけのおうちを維持していくのはほんとに大変でしょう

入場料も維持保存協力金という名目でした



今回の京都歩きはこれでおしまい

狭い範囲でしたが、いろんなものを見ることができました

一番印象に残ったのは、スカーフを染めたことかな(いっぱい見てきて、結局それかい)←おとーさんからのつっこみ

京都にはいろんな体験ができるところがあるので、またあれこれ作ってみたいなあ





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室町界隈(その4)歴史の中で消えたもの

2016年10月04日 09時06分19秒 | 旅行
紫織庵をでて南へ歩くと、「南蛮寺跡」の石碑がビルの谷間にひっそりとあります






何百人もの信者がいたお寺にしては小さな石碑で、ちょっとびっくり

しかも、三角コーンに囲まれて・・・


南蛮寺がここに建てられたのは1576年、南蛮文化の中心になりました

しかし、1588年、豊臣秀吉の禁教令により破却されました




また、この近くで「本能寺跡」の石碑を2つ見つけました







現在本能寺は寺町御池にあり、そちらは何度か行ったことがあるんですが
1582年に織田信長が明智光秀に襲われたこの地には、初めて来ました


ここに来ると、南蛮寺と本能寺が100メートルほどしか離れていないことがわかります

で、本能寺と南蛮寺が秘密の抜け穴でつながってて、本能寺の変の際に信長はそこから逃げたので、死体が見つからなかったのだという説まであるそうな

う~ん、たしかにほんとかもと思わせるほど、この2つのお寺は近いですよ


本能寺跡のすぐ西には、空也堂があります





939年、空也上人が三条櫛笥(くしげ)に道場を開創、しかし応仁の乱で焼失し、江戸時代に再建されたのがこの空也堂です



空也上人は疫病で荒廃した平安の都で、「南無阿弥陀仏」と唱えることにより救われると説きました

衛生についてなにも知られなかった時代、いったん伝染病がひろまると手のつけようがなかったでしょう

まあ、念仏を唱えて病気がなおったわけではないでしょうが、他に救われるすべがなかったのでしょうね・・・

様々な病気が治るようになった現代でも、病は気からとか、鰯の頭も信心から、とか

あれ、ちょっと違うかな


さて、続いて、四条通を渡って、中京区から下京区に入ります










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室町界隈(その3) 紫織庵(しおりあん)

2016年10月04日 08時24分18秒 | 旅行
大西清右衛門美術館をでて、徒歩すぐのところ、「京のじゅばん&町家の美術館 紫織庵」です

実はここも要予約だったんですが、何にもいわなくても入れてもらえました

ありがとうございます


紫織庵は京都の伝統的な「大塀造」建築の代表例です

  大塀造(だいべいづくり)というのは、裕福な商人が住宅専用に建てた塀付きの町家で、建物が表通りに面していないという特徴があります

洋館部分は武田五一の設計によるもの

近世京町家の貴重な歴史資料で、現在、京都市指定有形文化財に指定されています




広縁のガラスはすべて建築当初の手作りの「波打ちガラス」

手作りのガラスなので、ゆらいで見えます

今まで1枚も割れてないが、もし割れても新しく作ることができないので、絶対触らないでとのこと

そら、近寄るのもこわいなあ 

ちょっと離れて、お庭を撮影


          




こちらが1階の洋間


          




そして、座敷


     




欄間は竹内栖鳳による「東山三十六峰」


          




二階にも洋間のサロン


     




二階には大正から昭和初期の華やかな長襦袢が多数展示されています

図柄が面白く、例えば「赤いカラス」、「ミッキーマウス」(著作権の問題ですぐにやめたらしい)、「世界地図」(樺太南部や台湾も日本)などなど 

そして、この二階の廊下から突き出した渡り廊下のようなものは、「鉾見台」


     




ここは一階洋間の屋上になり、このおうちの人が祇園祭の山鉾巡行を見ることができるんだそうです

最高に贅沢な見物席ですね 




思い返してみると、学生時代に河原町の喫茶店の2階から、おとーさんと一緒に山鉾巡行を見たような記憶がある(ような気がする)

ただ、窓際の席ではなかったので、あんまり見えなかった・・・・

それから、今から10年ほど前、烏丸丸太町のマクドの2階から、やっぱりおとーさんと一緒に時代祭りを見たことがある

うん、これはよく見えた

お祭りじゃないけど、学生時代に大文字の送り火を、おとーさんと一緒に(しつこくてすいません)大学の屋上から見たこともある

きっと今は屋上に上がるのは禁止だろうなあ



なんかね、話はどんどんそれていきますが、学生時代の人と結婚していなければ、こういう話題はきっとブログに書けなかったでしょうね

ひんしゅくものだもんね(たぶん)


さて、室町には歴史を感じさせるものが他にもいっぱいあります

それを探しながら歩いていきます







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室町界隈(その2)大西清右衛門美術館

2016年10月04日 08時08分20秒 | 旅行
できたてのスカーフ巻いて、南へ歩きます  


三条釜座通りに大西清右衛門美術館があります


     



このあたりは、なんと平安初期から鋳物の町でした

現在の町名も釜座町 


     


大西家というのは千家十職の釜師で、400年間茶の湯釜の伝統と技を守り続けています

初代は古田織部や織田有楽斎の釜をつくったという・・・・う~ん、京都検定の時に覚えたなあ・・・


この美術館には、歴代の手になる茶の湯釜を中心に展示されていて、

今、「釜からみた侘び」という企画展をやってます


     


絶対に何もわかんないだろうなあ 

でも、ほんとにわかんないかどうか見てみないとわかんないよなあ 

という、わけわかんない理由で、入ってみました



7階にお茶室、三階に釜の展示があり、釜については1つずつ詳しい解説がかいてあります

でもやっぱり難しいなあ 

釜について、ちょっとは勉強してから来ないともったいないなあ

写真不可で、こういう感想しか載せられないのが心苦しい・・・

今度来るときは、よくわかってる人と一緒に来るべきやなあ


ただ、お茶室の前にあるお庭は、7階とは思えない、気持ちの落ち着く雰囲気がありました 


さて、このあと新町通りを下ります


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室町界隈(その1)京都絞り工芸館

2016年10月02日 22時22分38秒 | 旅行
9月に入って、雨ばっかりでしたが 

やっと晴れたので、ひっさしぶりに京都歩きに出かけます 

今日は一人で室町界隈を歩きます

地図上でいうと、堀川通と烏丸通、御池通と綾小路通の間、ほぼ1㎞四方の中をうろうろです

このあたりは、着物関係のお店の多い場所です 

私の友達のきょうこちゃんも、室町の帯屋さんにお勤めです


地下鉄東西線を二条城前で降り、ちょっと歩いて、京都絞り工芸館へ

ここはネットで見つけたところで、染色の体験ができます

ホントは予約が必要なんですが、だめもとで飛び込むと、ラッキーなことにOKでした 


スカーフコースを選び、スタッフの方がマンツーマンで丁寧に教えてくださいます

いろんなスカーフが展示されていますが、今回の体験は夾纈(きょうけち)染めです


     



ぬらしたスカーフの布をたたみ、木型で挟んで染めます


     


     


     




その板を外して、また違う木型で挟んで、異なる色で染めると、出来上がり 


     


     


広げると、こうなります


     


なかなかいいやん 

不器用な私でもこんなんできるんや!!と感動です

布のたたみ方や、色・木型はすべて自分できめるので、「わたしオリジナル」っていう気がします 




乾かしてもらっている間、2階の美術館を案内していただきました

絞りのいろいろな作品が展示してあり、全くの素人の私にも興味深いものでした

「どんどん着物を着てくださいね」と言われましが、ほんまにそやなあ~~

絞りの日傘やバッグも売っていて、大変な人気なんだそうです

しかも、デパートで買うよりずっと安いらしい・・・

関心のある方はどうぞ行ってみて 



そうそう、私の次に外国人カップルがお客さんにきてました

こういう染色はアジア諸国では似たものがあるけど、西洋のものとは違っており、そのため西洋人のお客さんが案外多いんだそうです

いろいろ勉強になるねえ


乾いたスカーフを受け取り、ここから南へ歩いていきます 


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