京都検定合格めざして!

京都検定受検を口実に、京都のあちこちにいきます。2級は合格しました。v(^^)v

淀 散策 (2) 淀城跡公園

2022年05月09日 07時20分34秒 | 旅行

前回のブログに書いた2つの神社は、淀城跡公園にあります

 

     

 

  淀城っていうと、秀吉が茶々の産所(鶴丸が生まれた)として築いたお城、というイメージがありますが、

  そのお城(淀古城)はここから500mほど北にあり、のちに廃城となりました

 

で、今いる淀城は1623年、2代将軍秀忠の命で築城されました

廃城となっていた伏見城の資材を転用したとのことです

 

現在は本丸の石垣と堀の一部しか残っていません

 

     

 

石垣には工事に携わった大名の刻印がたくさん残っているらしいのですが、残念ながら見つけることはできませんでした 

 

     

 

 

 

石垣の上からはお堀がみえます

 

     

 

 

 

すぐ横を京阪電鉄が通っています 

 

     

 

 

水面近くの黄色い花はコウホネ、水面より上に咲いているのがキショウブ、かな

 

     

 

 

貴重なハスが7月ごろ咲くようですが、コウホネに負けてないか心配です 

 

     

 

 

石垣から降りてくると、公園になかなか立派な休憩所があり、何か「警告」と書いてある

 

     

 

タバコ厳禁かなと近寄ってみると・・・・

 

     

 

野宿厳禁だって 

 

 

 

さて、淀城跡公園をぐるっと一周したので、今度は500mほど離れた納所(のうそ)に向かいます 

桂川のほとりで、このあたりが、淀君のいた淀古城のあったところです

納所は、京と大坂をつなぐ重要な港で、皇室に収める穀類の蔵があったのでそういう地名なんだそう 

江戸時代、朝鮮通信使の上陸地でもあり、上陸用の階段(雁木)がありました

で、ここに「唐人雁木旧趾」の石碑があります

 

     

 

 

すぐ隣にお米屋さんがあるのは、「納所」の名残なのか、偶然なのかはわかりません

気になるけど、何も買わないのにお店に入って「どうなんですか?」と尋ねるほどの強心臓ではないし 

 

     

 

 

ここで、おとーさんがスマホでちゃっと調べると、この石碑の前代(?)が淀城跡公園に移設されたという

(確かに、この石碑はとっても新しいわ)

 

そこで、また公園に戻り、移設後の写真を参考にしながら探しました 

ないよ~ 

社務所のお姉さんにもきいたけど見つからないよ~ 

 

と、二人で探し回った結果、稲葉神社のすみっこに横たわっていました 

 

 

     

 

 

     

 

 

唐の字が横向きになってるのが見えます   

移設後、撤去されたようです  

う~ん、確かにここに「唐人雁木」があったのではないけど、なんかちょっとかわいそうな気がするなあ 

 

 

公園を出て、淀駅に向かう途中、古い道標がありました

 

          

途中で折れちゃったのを修理してあるようです

ここにずっと置いてもらえるといいね 

 

 

駅の入り口に、浸水ステッカーがありました

 

     

もちろん「津波注意」ではなく、「洪水注意」です

「桂川が氾濫すると、4.1mまで浸水します」と書かれています

写真には写っていませんが、地面から4.1mの高さに線がひいてあり、なんとそこまで水がくるという 

 

このあたり、現在の桂川、宇治川、木津川の三川合流地点に近く、昔からさかんに治水が行われてきた場所です

今でも、すごーい大雨が降ったら危ない、ということがわかるステッカーです 

一番安全なのは電車のホームかな、高架だしな、なんて考えながら帰りました

 

 

 

今後、コロナが順調に落ち着いてくれて、また以前のようにあちこちふらふらと歩けるようになりたいなあ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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淀散策 (1) 與杼神社 と 稲葉神社

2022年05月07日 09時55分09秒 | 旅行

なんと、1年以上のご無沙汰です 

このゴールデンウイーク、3年ぶりに制限なしで出かけることができるようになりました

全国の観光地は、お客さんでいっぱいのようです

で、私たちもどっか行こうよ 

ということで、おとーさんと訪れたのは、「淀」

競馬場で有名ですね(現在工事中ですが) 

実はここ、うちからは電車で10分

今までに昔の通学の往復も含め2000回ぐらいは通過してる 

でも、電車を降りて歩いてみたことがない

電車から城跡と神社があるのは見えてるので、そこに行ってみようかなと

 

まあ、ゴールデンウイークじゃなくても、いつでも行けるんですけどね 

 

さて、京阪淀駅から歩いてすぐに、淀城跡

その中にある、與杼神社です

「よど」神社と読みます

バーンと大きな銀杏の木が二本 

 

 

          

 

 

     

注連縄がとっても印象的です 

 

 

すぐそばを流れる桂川の水上運輸の守護神で

960年ごろから存在したようです

もともとはここから少し離れた所に鎮座していましたが、1902年(明治35年)の桂川堤防敷拡幅工事に伴って

淀城本丸跡に移転しました

もとの場所は、今は桂川の川原になっています

 

 

     

拝殿です

1649年に再建、桃山時代の特徴がみられるそうです

国の指定重要文化財です

 

 

 

本殿です

実は本殿も重要文化財に指定されていたのですが、昭和50年に焼失してしまい、これはその5年後に再建されたもの

 

 

3つの鈴はコロナのため鳴らすことができなくなってます 

 

 

 

 

 

 

     

 

 

     

 

 

     

高灯篭です

大阪の豪商 淀屋 が寄進しました

  淀屋って、大阪の中之島を開拓して、そこへ渡るための淀屋橋を築いたんだって

  で、その初代がこのあたりの人だったんだって

  総資産は20億両(約200兆円)だって 

なんか、すごい・・・  

 

ちょっと、話がそれました 

 

 

 

     

1000年ぶりに発見された、與杼神社の基礎石がありました

よく見つかったね・・・

 

 

この與杼神社の隣に、稲葉神社があります

 

 

     

 

 

     

淀藩主稲葉氏が、藩祖の稲葉正成を祀るために、1885年に建立しました

稲葉正成って、関ヶ原で小早川秀秋を寝返らせたことで有名な人

お~、話が大河ドラマのように壮大になっていくぞ 

   

     

江戸時代の様子がよくわかるパネルがありました

 

写真でお分かりのように、ほとんど人がいないんで、ゆっくり見て回れました 

このあと、淀城跡公園を歩きます

 

 

 

 

 

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